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東京工業大学 新技術説明会

日時:2011年08月02日(火)

会場:科学技術振興機構 JSTホール(東京・市ヶ谷)

参加費:無料

発表内容詳細

  • 材料

1)うろこコラーゲンに固有な緻密化技術および高強度人工骨の開発:早期の骨再生

東京工業大学 大学院理工学研究科 材料工学専攻 助教 吉岡 朋彦

新技術の概要

うろこコラーゲンを線維化・高密度化する技術を開発し、従来のコラーゲン/リン酸カルシウム複合体に比べ強度が飛躍的に高い人工骨を作製した。兎大腿骨の骨皮質・骨髄欠損部を置換すると、欠損部は術後3週で新生骨組織で充填され、その後正常な骨髄が再生して、6週で完全に再生した。

従来技術・競合技術との比較

これまでの豚コラーゲン/リン酸カルシウム複合体に比べ強度を10倍以上に高めることができ、人獣共通感染症の問題もない。臨床で用いられている焼成アパタイト人工骨はほとんど吸収されないが、この人工骨は良好な骨再生誘導能を有すると共に、正常骨に近い生理的骨リモデリングを受ける。

新技術の特徴

・高い機械的強度と生体吸収性を兼備
・体液を吸収してゴム様の弾性と寸法安定性を示す
・骨類似の化学組成を持ち、コラーゲンが生体内と同様に線維化している

想定される用途

・人工骨
・骨再生医療用足場材料
・医療用具部材

  • 材料

2)多分岐型発光性分子を用いた生体アミンの検出・判別

東京工業大学 資源化学研究所 特任准教授 三治 敬信

新技術の概要

本発明は、健康上のリスクあるいは食品の鮮度を示す指標となる生体アミンを、多分岐型蛍光性分子を用いて検出、また観測される蛍光強度を線形判別法によって解析することで判別が可能な手法を提供する。

従来技術・競合技術との比較

生体アミンの検出法として、例えば質量分析計や液体クロマトグラフィー、あるいはアミンを酵素酸化して比色法で検出する方法などがあるが、これらの方法は高価な測定機器や複雑な前処理が必要であり課題があった。本技術は簡易かつ正確な生体アミンの検出法を提供する。

新技術の特徴

・前処理が不要
・高価な測定機器が不必要で、目視で容易に検出可能
・検出感度がよく、正確な生体アミンの判別が可能

想定される用途

・ガンなどの疾病の早期発見
・蛍光プローブ、イメージング
・食品の鮮度検定

関連情報

・サンプルの提供可能

  • 材料

3)ON-OFF応答温度をチューニング可能なミセルを用いた調光素子と薬剤内包粒子

東京工業大学 大学院理工学研究科 有機・高分子物質専攻 助教 山本 拓矢

新技術の概要

疎水部分と親水部分を有する直鎖状両親媒性ブロック共重合体と、同一の化学組成・分子量を有する環状両親媒性ブロック共重合体は、水溶液中で相分離することなく、任意の割合で混合した均一な粒子径の高分子ミセルを生成する。この混合割合を調節することで、ミセルの曇点を任意に変えられる。

従来技術・競合技術との比較

従来、高分子ミセルの熱安定性制御には、両親媒性ブロック共重合体の分子組成の改変や分子量の調製を要した。本発明を用いることにより、分子組成・分子量に手を加えることなく、2種のポリマーを任意の割合で混合するだけで高分子ミセルの熱安定性を制御できる。

新技術の特徴

・ナノオーダーの粒子径を有する均一な高分子ミセル
・感温性を利用したOn-Offスイッチング
・分子組成の改変や分子量の調整を伴わない簡便な特性制御

想定される用途

・感温性を利用した薬剤内包・放出制御用DDSキャリア
・温度応答による自律調光機能を有する資材
・化粧成分用安定化剤

  • 材料

4)購入溶媒をそのまま使えるレジオレギュラーポリチオフェン類の新製造技術

東京工業大学 大学院理工学研究科 有機・高分子物質専攻 助教 東原 知哉

新技術の概要

水やアルコールに対してGrignard試薬よりも低い塩基反応性を示す亜鉛錯体を使用することで、溶媒の脱水を必要とせず、かつポリチオフェン類の頭尾結合様式、分子量及び分子量分布制御を可能にする簡便な新規重合法を開発した。

従来技術・競合技術との比較

Grignard試薬を用いた従来技術では、徹底的な脱水を行っていない溶媒中や水、アルコール存在下での重合によるレジオレギュラーポリチオフェン類の合成は不可能であった。本発明により、1000ppmの水を含む市販エーテル系溶媒中やアルコールを加えた系でも、重合できるようになった。

新技術の特徴

・脱水溶媒を必要としない簡便性
・リビング重合性により一次構造規制可能
・幅広い導電材料に展開可能

想定される用途

・有機ELにおけるホール輸送材料
・有機トランジスタにおけるホール輸送材料
・有機薄膜太陽電池材料におけるホール輸送材料

  • 材料

5)簡便な高分子機能化手法の開発

東京工業大学 グローバルエッジ研究院 テニュア・トラック助教 道信 剛志

新技術の概要

簡単に調整できる前駆体高分子に、非常に高収率(ほぼ100%)で進行する付加反応を2段階連続で実施し、光電子機能性に優れた高分子に導く方法。

従来技術・競合技術との比較

光電子機能性を有する前駆体モノマーを合成し、重合する従来手法と比べて、様々な構造を短期間に作製することができる。

新技術の特徴

・温和な条件下で実施
・精製操作が簡便
・バラエティに富んだ化学構造

想定される用途

・有機色素としての応用
・非線形光学材料としての応用
・有機半導体としての応用

  • 材料

6)金属酸化物ナノ粒子を分散させたイオン液体

東京工業大学 資源化学研究所 准教授 谷口 裕樹

新技術の概要

イオン液体に溶解させた金属化合物をシリカに含浸担持し、空気中で加熱すると金属酸化物ナノ粒子が均一に分散して生成した。この材料は高い酸化触媒能や抗菌活性を有し、揮発性有機化合物を低温で分解できます。

従来技術・競合技術との比較

酸化触媒としては従来にない構造を有しており、ナノサイズ化による表面積向上、ナノ粒子の凝集防止等イオン液体の作用により、金属酸化物ナノ粒子の特長を最大限に活用することができるようになりました。

新技術の特徴

・金属ナノ粒子をイオン液体で安定化
・イオン液体の重合により、ナノ粒子粒径を調整可
・ナノ粒子の触媒活性向上による反応条件の低温化

想定される用途

・揮発性有機溶媒等の低温駆動型酸化分解触媒・空気浄化触媒・有機合成用触媒・脱硫触媒
・抗菌マスク・抗菌塗料
・機能性塗料

関連情報

・サンプルの提供可能

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

東京工業大学 産学連携推進本部

TEL:03-5734-2445FAX:03-5734-2482
Mail:sangakuアットマークsangaku.titech.ac.jp
URL:http://www.sangaku.titech.ac.jp/index.html
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TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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