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東京農工大学 新技術説明会

日時:2012年06月29日(金) 10:00~16:40

会場:JST東京別館ホール(東京・市ヶ谷)

参加費:無料

発表内容詳細

  • アグリ・バイオ

1)有機物存在下でも有効な消毒薬の開発

東京農工大学 大学院農学研究院 動物生命科学部門 教授 竹原 一明

新技術の概要

最新技術につき、当日のご紹介となります。

従来技術・競合技術との比較

最新技術につき、当日のご紹介となります。

新技術の特徴

・最新技術につき、当日のご紹介となります。

想定される用途

・食鳥処理場での交差汚染防止
・家畜・家きん飼養農場でのバイオセキュリティ強化
・食品製造工程での消毒

関連情報

・サンプルの提供可能
・展示品あり〔サンプル(500ml程度のビン)〕

  • アグリ・バイオ

2)イヌ毛包幹細胞に富んだ角化細胞を用いた新たなイヌ人工表皮の開発

東京農工大学 大学院農学研究院 動物生命科学部門 准教授 西藤 公司

新技術の概要

マイクロダイセクション法で回収した犬毛包バルジ領域より角化細胞を単離し、犬線維芽細胞を混ぜた人工真皮上で気相界面培養を行ったところ、培養開始より14日以内に犬表皮を再現した人工表皮を作成することに成功した。

従来技術・競合技術との比較

従来の技術ではすでに分化された角化細胞も回収されるため、角化細胞の増殖効率が低いことが問題であった。今回の方法では高増殖能を有する角化細胞を効率よく回収することができ、既報告よりも短期間で人工表皮を作成することが可能となった。

新技術の特徴

・単離した毛包幹細胞を用いた三次元培養皮膚の開発
・創傷治癒を目的としたより短期間での培養表皮シートの開発
・創傷治癒における毛包幹細胞‒ 表皮幹細胞間のクロストークの解明

想定される用途

・犬の創傷治癒を目的とした培養表皮シートの開発
・犬表皮における薬剤輸送機構の解明
・各種薬剤による犬皮膚バリア機構への影響の解析

関連情報

・サンプルの提供可能(応相談)

  • 製造技術

3)閉鎖系栽培室におけるブルーベリー高品質果の連続生産法の開発

東京農工大学 大学院農学研究院 生物生産科学部門 教授 荻原 勲

新技術の概要

閉鎖系栽培室(人工光利用型植物工場)内でブルーベリーを開花、結実させ、その後の適正な環境制御により、高品質の果実を連続的に生産する方法である。

従来技術・競合技術との比較

ブルーベリーの通常栽培では、果実は6月から9月まで収穫されるが、本技術により閉鎖系栽培室の環境を制御することで、二季取りによるオフシーズン出荷および周年出荷が可能となる。

新技術の特徴

・低温庫内の休眠樹を長期に保存する技術
・人工光栽培下における高品質の果実生産技術
・連続開花誘導による連続生産技術

想定される用途

・周年出荷および二季どりによるオフシーズンでの出荷
・果実の高品質連続生産技術
・閉鎖系環境下における果樹および樹木栽培

  • アグリ・バイオ

4)機能性食品因子による生活習慣病予防

東京農工大学 大学院農学研究院 応用生命化学部門 准教授 三浦 豊

新技術の概要

生活習慣病予防を日常摂取する食品由来の因子により達成することを目的とし、培養細胞を用いた実験系と疾病モデル動物を用いた系を組み合わせて、新規食品由来機能性因子を探索する技術である。

従来技術・競合技術との比較

従来技術にも培養細胞、モデル動物を用いた機能性食品因子探索系は存在するが、本技術は両者を組み合わせて用いることで当該因子の消化、吸収、生体利用性を同時に検定することも可能となる技術である。

新技術の特徴

・細胞培養系による食品因子機能探索
・疾病モデル動物を用いた食品因子機能の検定
・機能性食品因子の作用機構解明

想定される用途

・特定保健用食品
・サプリメント

関連情報

・外国出願特許あり

  • アグリ・バイオ

5)強稈・多収性に関わる多面発現性遺伝子を利用した新しい水稲品種の改良

東京農工大学 大学院農学研究院 生物生産科学部門 准教授 大川 泰一郎

新技術の概要

成長点の細胞増殖を促進する多面発現性QTL遺伝子を利用し、イネの稈を太くし籾の数を増やすことによって、強稈性および多収性などの食料生産上、重要な形質を改良しこれまでにない新しいイネ品種の改良に利用する技術である。

従来技術・競合技術との比較

従来のイネ多収性品種の改良は、半矮性遺伝子を利用することによって、短稈化し穂の数を増やす方向で行われてきたが、成長が抑制されバイオマス生産量が低い。さらなるバイオマス生産量および収量のためには、多面発現性遺伝子の利用が有効であり、強稈、高バイオマスで収量性の高い品種を開発できる。

新技術の特徴

・イネ以外のコムギ、トウモロコシ、ソルガムなどの多収性作物の改良への応用
・バイオ燃料用の高バイオマスイネ品種の倒伏抵抗性の増強
・作物の単位面積当たり収量の飛躍的な向上

想定される用途

・飼料用イネ品種の育成
・バイオ燃料用イネ品種の育成
・強稈性コシヒカリの育成

関連情報

・展示品あり(イネの育成品種の乾燥標本)

  • アグリ・バイオ

6)水稲種子の温湯消毒時の高温耐性を向上させる技術

東京農工大学 大学院農学研究院 生物生産科学部門 准教授 金勝 一樹

新技術の概要

水稲種子の温湯消毒は農薬を使用しないクリーンな消毒法であるが、高温耐性の弱い種子には適用しにくい。本技術は、種子の高温耐性を強化し、高温での消毒を可能にするものである。

従来技術・競合技術との比較

本技術は遺伝的改変を経ずに種子の高温耐性を強化するもので、長期間の育種を要せず、既存の品種の優良形質を損ねることもない。また、特別な薬剤も使用しないので、クリーンな温湯消毒の特徴を維持できる。

新技術の特徴

・消費者のニーズにマッチした減農薬栽培の実現が可能になる
・消毒の作業工程の大型化を促進する
・多くの品種の種子の高温耐性を強化できるので、海外の農業現場における温湯消毒法の普及を促進する

想定される用途

・モチ米をはじめとした温湯処理に弱いとされる系統の種子の温湯消毒が可能になる
・厳しい条件での消毒が可能になるので防除効果が向上する
・温湯消毒の処理条件をそれほど厳格に管理しなくても高い発芽率を安定して維持できる

  • 医療・福祉

7)RGBカメラを用いた血管拡張性指標のイメージング

東京農工大学 大学院工学研究院 先端電気電子部門 准教授 西舘 泉

新技術の概要

駆血・解放時に連続撮影した皮膚RGB画像から、光伝搬解析法と重回帰分析に基づき血行動態を推定し、血管の拡張性を表す指標(動脈血流入量、静脈容量、反応性充血)を画像として評価する方法。

従来技術・競合技術との比較

従来法として、ストレンゲージプレチスモグラフがあるが、接触型であるため測定部位が限定され、モーションアーチファクトによる誤差の影響を受けやすい。本方法は血管拡張性を広範囲かつ非接触で評価できる。

新技術の特徴

・低価格な汎用RGBカメラで実現可能
・内視鏡技術や遠隔診断への組み込みが可能
・酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンの動態を個別に評価可能

想定される用途

・生活習慣病に関連する血管内皮機能の簡易評価
・スポーツ科学分野・リハビリテーション等における血管機能評価
・移植皮膚・臓器の予後診断

  • 医療・福祉

8)人間中心知能ロボティクス:動作から学べることは?

東京農工大学 大学院工学研究院 先端機械システム部門 准教授 ベンチャー ジェンチャン

新技術の概要

歩行時のモーションデータ(加速度・姿勢速度)から数式モデルを用いて素早く個人の特定を可能にする技術である。特に、音声・顔認識のような方向依存や指紋認証のように身体を接触することなく離れた距離でも人を正確に識別できることを証明している。また、認識アルゴリズムを導出しており、基本技術としての価値があり、人口知能開発および情報セキュリティ、健康リハビリ分野などへの展開が期待できる。

従来技術・競合技術との比較

この手法は、歩く時の加速度と姿勢変化だけから求めた特徴ベクトルを用いて高速に個人を特定することが可能です。腕の振り方、一歩の長さ等ではなく、より簡単に計測できる部位の変位から計算できる点が特徴です。また、音声・顔認識のような方向依存や指紋認証のように身体を接触することなく離れた距離でも人を識別できることか検証できており、映像情報から個人を特定することも可能となります。

新技術の特徴

・計測環境は幅広い、データ少ない
・10人以上の識別可能
・応用の幅が広い

想定される用途

・人間中心知能システム
・情報セキュリティ
・健康リハビリ

  • デバイス・装置

9)超小型複屈折膜を用いた軸対称偏光子

東京農工大学 大学院工学研究院 先端機械システム部門 准教授 岩見 健太郎

新技術の概要

最新技術につき、当日のご紹介とさせていただきます。

従来技術・競合技術との比較

最新技術につき、当日のご紹介とさせていただきます。

新技術の特徴

・MEMS
・光学
・バイオ

想定される用途

・軸対称偏光子アレイ
・マイクロピンセット等の並列化
・コンビナトリアル化学反応場

  • 製造技術

10)植木鉢ロボット群による太陽光の時間的空間的有効活用

東京農工大学 大学院工学研究院 先端機械システム部門 准教授 水内 郁夫

新技術の概要

最新技術につき、当日のご紹介とさせていただきます。

従来技術・競合技術との比較

最新技術につき、当日のご紹介とさせていただきます。

新技術の特徴

・最新技術につき、当日のご紹介とさせていただきます。

想定される用途

・植物工場における栽培植物の配置最適化
・通路面積分の活用
・太陽の動きに合わせた適応的移動

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

東京農工大学 産官学連携・知的財産センター

TEL:042-388-7175FAX:042-388-7173
Mail:zimcrcアットマークcc.tuat.ac.jp
URL:http://web.tuat.ac.jp/~crc/
新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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