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四国産学官連携イノベーション共同推進機構 新技術説明会

日時:2014年02月25日(火)

会場:JST東京別館ホール(東京・市ヶ谷)

参加費:無料

発表内容詳細

  • 製造技術

1)硬脆材料への高品位小径貫通穴加工を目的とした電着工具の開発

徳島大学 大学院ソシオテクノサイエンス研究部 先進物質材料部門 講師 溝渕 啓

新技術の概要

硬脆材料に高品位な小径貫通穴を加工できるダイヤモンド電着工具である。穿孔部の形状によって、穴縁の欠けや切りくずの詰まりなどの問題を解決した。また、アスペクト比10以上の穴や斜め穴の加工が可能である。

従来技術・競合技術との比較

欠け防止のための捨て板や切りくず排出のための工作機械の改造を必要としない。工具のみの使用により、小径で、穴深さの深い穴や斜め穴を高品位に加工できる。

新技術の特徴

・高品位な小径穴加工が可能
・あて板や捨て板の類いが不要
・工具への切りくず付着が少ない

想定される用途

・スマートフォンやタブレット端末等のディスプレイパネルへの穴あけ
・医療用機器部品への穴あけ
・光学機器や小型精密機器などの部品への穴あけ

関連情報

・サンプルの提供可能
・展示品あり(成果物および開発工具の展示)

  • 製造技術

2)圧縮だけでなく、曲げの衝撃吸収材として使用できる均質かつ高信頼性の超軽量ポーラス金属

香川大学 工学部 知能機械システム工学科 准教授 吉村 英徳

新技術の概要

自動車等輸送機器の燃費向上および衝突安全性向上のための超軽量ポーラス金属材料として、プレス加工によって均質な中空金属球を成形し、それを固化した新成形体を開発した。圧縮だけでなく、曲げ吸収部材にも適用できるボールチェーン状の球群が特徴である。

従来技術・競合技術との比較

従来のポーラス金属は、気孔形状・サイズにばらつきがあって不均質であり、粉末冶金法や溶湯発泡法により作られているがコスト面で課題があり、引張り・曲げ変形に脆弱であって曲げ衝撃吸収部材に適用できないが、金型によるプレスで均一でかつ比較的安価に作ったボールチェーン型の中空球を固化することで解決した。

新技術の特徴

・気孔が均一である超軽量のポーラス金属
・数mm~10数mm程度のオープン気孔
・良好な圧縮および引張り、曲げの衝撃吸収性

想定される用途

・衝撃吸収部材
・剛性材

関連情報

・展示品あり

  • 材料

3)積層ナノ薄膜を用いたリアルタイム発光性酸素センサ

愛媛大学 大学院理工学研究科 環境機能科学専攻 教授 佐藤 久子

新技術の概要

両親媒性イリジウム錯体と粘土鉱物ナノシートとのハイブリッドラングミュア・ブロジェット(LB)膜を製造し、単分子膜からのりん光発光・消光を検討した。この研究によって、ナノ薄膜が酸素気体に迅速な応答性で再現性の良いセンサとなることを示した。この結果を基に微量酸素を高感度にセンシングするため、発光波長の異なる異種のイリジウム錯体のハイブリッド膜を一層ごとに積層する技術を確立し、酸素分圧が可視的に判別できるリアルタイム多重発光性の迅速応答性酸素センサの開発をおこなっている。

従来技術・競合技術との比較

現在の酸素センサの方式は、主にはガルバニ電池方式である。また、研究レベルでは類似研究としてイリジウム錯体とポリマーとのハイブリッド化を用いた酸素センシング技術が報告されている。ガルバニ電池方式やポリマーとのハイブリッド膜と比較して開発した発光性ハイブリッドLB膜による酸素センサは迅速で可逆的応答性の優位性を持つ。

新技術の特徴

・nmオーダーの薄膜の製造技術
・高感度の可逆な酸素応答性
・多重発光膜製造技術

想定される用途

・半導体分野(真空装置のチェック)
・食品分野
・医療分野

  • 材料

4)付加的な要因で発光性を発現する無機-有機ハイブリッド材料

高知大学 理学部 応用理学科 教授 米村 俊昭

新技術の概要

従来は発光性を示さなかった物質に二次的な要因が加わることで、強い固体発光性を発現する無機-有機ハイブリッド材料を開発した。金属イオンと有機物の組み合わせを変えることにより多様な発光性を実現する。

従来技術・競合技術との比較

容易な分子設計により、安価で発光強度が強い固体蛍光材料のアレンジが可能である。無機物と有機物の組み合わせにより、多様な蛍光色を実現する。耐熱性と耐光性にも優れており、有機化合物への接触やpHの変化により、発光色や発光強度が変化する。

新技術の特徴

・無機物と有機物の組み合わせにより、多様な蛍光色が可能になる
・固体状態で強い蛍光発光特性を示し、耐熱性と耐光性にも優れている
・有機化合物への接触やpHの変化により、発光色や発光強度が変化する

想定される用途

・センサー
・蛍光色素
・波長変換材料

関連情報

・サンプルの提供可能
・展示品あり

  • 製造技術

5)事後、簡便に分解できる界面活性剤の開発と乳化重合

愛媛大学 大学院理工学研究科 物質生命工学専攻 教授 渡邉 裕

新技術の概要

塩基性アミノ酸のリジンとアルデヒド化合物を混ぜるだけで容易に用事調製ができ、事後簡便に元の成分に戻せる新しい界面活性剤を開発した。これを用いて乳化重合が効率良く行え、ポリスチレン合成で良好な結果が得られた。

従来技術・競合技術との比較

本界面活性剤は容易に用事調製ができ、容易に事後分解ができる、従来のものにはない特長をもっている。

新技術の特徴

・界面活性剤が用事調製できる
・界面活性剤をその場で分解できる
・臨界ミセル濃度が極めて低い

想定される用途

・乳化重合

関連情報

・外国出願特許あり

  • 創薬

6)原発性アルドステロン症の新規血液マーカー

香川大学 医学部 薬理学 准教授 小堀 浩幸

新技術の概要

新規に開発したintact angiotensinogen (AGT)測定系と、total AGT測定系とを組み合わせた診断方法により、動物モデル実験において、原発性アルドステロン症の診断が可能である事を明らかにした。

従来技術・競合技術との比較

既存マーカーは、立位/座位などの姿勢の変化で測定値が変化したり日内変動を有するものが多く、臨床現場で正確な診断を行うことができない。原発性アルドステロン症は、日本に200万人以上いる二次性高血圧であり、より安定性の高い新規マーカーの開発が望まれている。

新技術の特徴

・血液を用いる簡便な測定システム
・姿勢や日内変動の影響を受けず、安定した測定が可能

想定される用途

・血中アンジオテンシノーゲン比を用いた、原発性アルドステロン症の新規診断
・血中レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系の新規測定および抑制剤の治療効果判定
・心臓腎臓血管疾患発症の予後予測方法

  • 創薬

7)新規モノマーによるRNA液相合成法

高知大学 教育研究部 総合科学系 複合領域科学部門 特任講師 片岡 正典

新技術の概要

RNAの大量合成法を開発した。最短3工程で製造可能な新規モノマーと液相製造法の採用により医薬品利用を可能とする純度および価格で製造可能となった。

従来技術・競合技術との比較

従来のRNAの大量合成は、少量多品種合成技術の大規模化や反応剤や反応条件を転用するなど、不完全な形でおこなわれ、結果として、供給されるRNAは非常に高価であった。我々は、大量合成に向けてモノマーの構造を見直し、最短3工程で製造後、化学量論量使用でRNAを大量、安価に合成することに成功した。本技術は各工程の最適化や新田の要素技術の開発によってに実用化が近づいている。

新技術の特徴

・安価な原料、反応剤と短工程プロセス
・核酸医薬利用を指向した製品純度と合成スケール
・小規模設備

想定される用途

・医薬品製造
・試薬
・製造技術ライセンス

関連情報

・サンプルの提供可能
・外国出願特許あり

  • 創薬

8)イグサ抽出液のオーラルケア製品への応用開発

徳島大学 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 口腔微生物学分野 助教 村上 圭史

新技術の概要

歯周病は成人の約8割が罹患している生活習慣病の1つである。畳の原料であるイグサの水抽出液は、歯周病原菌に対する抗菌活性や、歯肉上皮細胞に対する炎症予防効果を有するため、オーラルケア製品への応用を目指している。

従来技術・競合技術との比較

従来品に含有される消毒薬に比べると、細胞毒性は低く、さらに炎症予防効果を有していることが、大きな特長である。また、爽やかな使用感であり、原料のイグサ粉末は食品としても利用されおり、非常に安全性の高い材料である。

新技術の特徴

・粘膜保護作用も有しているため、保湿剤としても応用可能である
・自然免疫系を介した炎症反応の抑制作用を有している
・細菌の付着抑制作用も有している

想定される用途

・洗口剤
・歯磨剤
・口腔ケア製品

関連情報

・サンプルの提供可能
・展示品あり

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株式会社テクノネットワーク四国

TEL:087-811-5039 FAX:087-811-5040
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