説明会の
お申込み

JST発ライフイノベーション 新技術説明会

日時:2015年03月24日(火)

会場:JST東京本部別館ホール(東京・市ヶ谷)

参加費:無料

発表内容詳細

  • 医療・福祉

1)軽度認知症およびアルツハイマー型認知症の早期発見を可能にする酵素の開発

福島大学 共生システム理工学類 産業システム専攻 教授 杉森 大助

新技術の概要

コリン型プラズマローゲンとエタノールアミン型プラズマローゲンを選択的に比色定量できる酵素を見出した。大腸菌で組換え生産が可能で、従来法と高い相関があり、検出限界も同等以上であることが確かめられた。

従来技術・競合技術との比較

既存技術として125I-HPLC法やLC-MS法が用いられているが、前処理が煩雑で、高価な装置を必要とし、かつ分析時間が長く、多検体分析が困難であった。それと比較して、本技術は、短時間、かつ簡便、安価にコリン型プラズマローゲンとエタノールアミン型プラズマローゲンを選択的に比色定量できる。

新技術の特徴

・コリン型プラズマローゲンとエタノールアミン型プラズマローゲンを個別かつ選択的に比色定量することができる。
・軽度認知症やアルツハイマー型認知症の早期発見のための診断薬キットの開発が期待できる。
・動脈硬化症やがんなど他の疾患の診断技術への応用が期待できる。

想定される用途

・診断薬酵素
・酵素試薬
・研究用試薬

関連情報

・サンプルの提供可能
・外国出願特許あり

  • 創薬

2)新規抗炎症/組織再生型マクロファージ誘導タンパクによる新しい骨及び神経再生技術の開発

名古屋大学 大学院医学系研究科 頭頸部感覚器外科学講座、顎顔面外科/咀嚼障害制御学 准教授 山本 朗仁

新技術の概要

我々は抗炎症性/組織再生型M2マクロファージを誘導する新規タンパク複合体(MCP-1と分泌型Siglec-9)を同定した。この複合体を外用薬として骨欠損や末梢神経損傷モデルに投与すると、早期に著しい組織再生を促す。

従来技術・競合技術との比較

従来型骨再生因子BMP2による骨再生は炎症反応を誘発する。一方、MCP-1/Siglec-9は炎症を抑制するとともに骨再生を促進する。炎症を抑制するとともに骨および神経の再生を促す外用薬の報告は他に例を見ない。

新技術の特徴

・炎症部位に集積するマクロファージを抗炎症性組織再生型に変換することで組織再生を促す
・間葉系幹細胞などの移植と比較しても遜色のない組織再生能力を発揮する
・急性、慢性炎症による様々な難治性疾患に治療効果を発揮する

想定される用途

・腫瘍摘出後の骨欠損、インプラント埋入時の骨量不足に対する骨造成
・顔面神経麻痺などの末梢神経損傷の機能改善
・創傷治癒促進

関連情報

・外国出願特許あり

  • 創薬

3)細胞内侵入抗体を用いた難治性循環器疾患に対する創薬基盤技術の開発

大阪大学 大学院医学系研究科 循環器内科学 准教授 南野 哲男

新技術の概要

ヒト・マウスの不全心においてHB-EGFの発現量が増加すること、ならびに、独自開発した抗体が膜型HB-EGFを介して細胞内侵入する事を明らかにした。抗HB-EGF抗体-薬物複合体を開発し、重症心不全に対する画期的新薬を創出する。

従来技術・競合技術との比較

従来の薬物治療では、依然、心不全患者の予後はがん患者と同様に予後不良である。重症心不全に対しては心臓移植や補助人工心臓などの治療法が行われるが、ドナー不足や感染症などの問題があり、予後改善を実現する新規治療法の開発が切望されている。

新技術の特徴

・膜型HB-EGFを介する特異的細胞内侵入
・治療-低分子化合物・核酸の細胞内送達
・診断

想定される用途

・心不全治療薬
・抗がん剤
・動脈硬化不安定プラーク診断

  • 創薬

4)新規な癌抑制経路を標的としたスクリーニング系の構築と創薬シードの同定

鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科 先進治療科学専攻腫瘍学講座 分子腫瘍学分野 講師 原 康一

新技術の概要

核小体ストレス応答はDNA損傷なしに癌抑制因子p53を増加させる新たな腫瘍化抑制経路である。我々は新規にレポーターシステムを構築し、薬剤スクリーニングによって、この応答を誘導する化合物を同定した。今後、抗腫瘍薬シードとして開発を進めたい。

従来技術・競合技術との比較

抗癌剤の多くはDNA損傷を与え、副作用やより進展性をもつ癌細胞の出現など深刻な問題を生じるが、核小体ストレス応答はDNA損傷を伴わないことから、特徴的な抗癌治療薬となると期待される。さらにこの応答誘導する食用植物抽出物を同定したことから、今後抗癌予防食品の開発も見込める。

新技術の特徴

・精度、感度に優れた薬剤スクリーニングシステム
・既存の抗癌剤とは異なる作用をもつ治療薬となる
・副作用が少ない

想定される用途

・抗癌治療薬の開発
・抗癌予防食品の開発
・ストレス応答研究のツール

関連情報

・サンプルの提供可能

  • 創薬

5)蛍光ブドウ糖を用いた新しいがん診断薬の開発

弘前大学 大学院医学研究科 統合機能生理学講座 准教授 山田 勝也

新技術の概要

がんの早期診断に向け開発した、緑色に光る世界初の蛍光L型ブドウ糖誘導体は、正常細胞にも取り込まれる蛍光D型ブドウ糖誘導体に比べ、成長したがんにより強く取り込まれる為、精度の高いがん診断を可能にする。

従来技術・競合技術との比較

従来のFDGを用いるPET-検査は正常細胞の取り込みにより、コントラストが悪く5mm以下のがんは検出できない。一方、蛍光L型ブドウ糖誘導体はがん細胞に特異的に取り込まれると考えられ、微小ながんや早期前がん状態を検出することが可能となる。

新技術の特徴

・抗がん剤
・食品衛生分野
・水質検査

想定される用途

・がんの体内診断
・がんの体外診断
・ドラッグデリバリーシステム

関連情報

・外国出願特許あり

  • 医療・福祉

6)光音響造影剤に使用する様々なサイズ及び形状の金ナノ粒子

防衛医科大学校 医用工学講座 教授 石原 美弥

新技術の概要

光音響断層画像は新しい画像診断技術として盛んに研究されている。特に光音響造影剤の開発が急務である。種々のサイズや形状の金ナノ粒子の光音響信号特性から造影剤利用の可能性が高く、新規機能材料の可能性が示された。

従来技術・競合技術との比較

蛍光プローブを用いた蛍光イメージングに比べて深部の画像化が出来る。医療の現場で汎用されている超音波イメージングに比べて機能画像が得られる。金ナノ粒子は、その吸収特性や表面修飾などの観点から有用である。

新技術の特徴

・色材
・プリンタブルエレクトロニクス
・バイオスクリーニング

想定される用途

・がん診断
・がん治療
・生体イメージング

  • 医療・福祉

7)光画像診断のための近赤外線拡散光トモグラフィ

東京都医学総合研究所 認知症・高次脳機能研究分野 ヒト統合脳機能プロジェクト プロジェクトリーダー 星 詳子

新技術の概要

近赤外線拡散光トモグラフィ(DOT)は、ヒトを対象とした究極の光計測技術で、組織ヘモグロビンの濃度分布などを定量的に3次元で表示することができ光画像診断を可能にし、かつ厚さ数センチ以上の組織の画像化の基盤となる技術である。

従来技術・競合技術との比較

近赤外線による“光トポグラフィ(OT)”とは似て非なる技術である。例として、頭部計測でOTは脳組織のヘモグロビン濃度変化を選択的かつ定量的に計測することができない。一方、DOTでは可能で、かつ変化ではなく定常状態におけるヘモグロビン濃度の分布をも定量的に画像化することができる。

新技術の特徴

・内視鏡検査における3次元画像化
・光線力学療法などの治療方針決定
・認知症の診断(β―アミロイドタンパク、TDP-43などの検出)

想定される用途

・癌の診断(頭頸部癌、乳癌など)
・循環障害の診断(脳血管障害など)
・新生児画像モニタ

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

科学技術振興機構 産学連携展開部 研究支援グループ

TEL:03-5214-8994FAX:03-5214-8999
Mail:a-stepアットマークjst.go.jp
URL:http://jstshingi.jp/a-step4/2014/
新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

Go Top