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四国産学官連携イノベーション共同推進機構 新技術説明会

日時:2015年02月10日(火)

会場:JST東京本部別館ホール(東京・市ヶ谷)

参加費:無料

発表内容詳細

  • 創薬

1)核酸中の全ての塩基を修飾する新技術

高知大学 総合研究センター 海洋部門 特任講師 片岡 正典

新技術の概要

DNAの一分子配列解析の実現に向けた基盤技術として、核酸中の全塩基を修飾する新技術を開発した。本技術は二重鎖を自動的に解離し、基板上に固定したDNAに対しても有効に作用するなど、適用範囲は広い。

従来技術・競合技術との比較

従来の核酸塩基修飾技術は末端あるいは特定の位置のみに 想定される用途導入するものであるが、本技術は核酸分子中の同一塩基すべてを修飾する。得られる修飾核酸は各種ヌクレアーゼ活性を保持しており、配列解析技術に応じた断片化も容易である。

新技術の特徴

・核酸中の同種の塩基を全て修飾
・基板に固定されたDNAに対しても適用可能
・金属クラスターによる多点標識

想定される用途

・一分子配列解析技術
・カーボン素材の分散
・ナノサーキット

関連情報

・サンプルの提供可能
・展示品あり(基板に固定した全塩基修飾核酸、修飾核酸で分散させたカーボンナノチューブ、酸化グラフェン)
・外国出願特許あり

  • 創薬

2)質量分析によるタンパク質解析のための新規ゲル内酵素消化法

愛媛大学 プロテオサイエンスセンター プロテオミクス研究部門 講師 武森 信暁

新技術の概要

可溶性アクリルアミドゲルを用いるタンパク質試料の酵素消化法を新たに開発した。還元処理によるゲルの可溶化により試料の損失を抑えた回収が可能となる。またゲル環境内にタンパク質試料を室温で極めて安定に保存することができる。さらに膜タンパク質を含むあらゆる種類のタンパク質試料の質量分析用前処理にも適用可能である。

従来技術・競合技術との比較

可溶性アクリルアミドゲルを用いることで、従来の不溶性アクリルアミドゲルに比べて酵素消化ペプチドを効率的に回収することが可能となった。質量分析によるプロテオーム解析の前処理に本技術を使用した際には、タンパク質同定数が従来法に比べて30%以上向上した。

新技術の特徴

・タンパク質試料の常温保存および輸送を実現
・ゲル内消化物の高効率な回収が可能
・膜タンパク質への質量分析用前処理にも有効

想定される用途

・プロテオミクス解析の前処理
・質量分析用試料の常温保存および常温輸送
・膜タンパク質試料の酵素消化

関連情報

・サンプルの提供可能
・展示品有り(キットの展示)
・外国出願特許あり

  • 創薬

3)RNA結合蛋白質由来長鎖複合ペプチドワクチンを用いた 新規膵がん治療法の確立に向けて

高知大学附属病院・光学医療診療部 医学部 消化器内科 特任准教授 谷内 恵介

新技術の概要

長鎖ペプチドワクチンは、キラーT細胞とヘルパーT細胞が認識するペプチド配列を含むようにデザインされた20~40 残基の長いペプチドであり、良質ながん免疫応答を誘導できる。膵がん特異的腫瘍抗原であるRNA結合蛋白質由来の長鎖ペプチド製剤を用いた新規治療の確立を目指しており、本技術は長鎖ワクチンプールから複数の長鎖ペプチドをカクテル化した長鎖複合ワクチン製剤である。

従来技術・競合技術との比較

国内で開発されているがんワクチンの大部分を占める短鎖ペプチドワクチンは、キラーT細胞認識エピトープに相当する9~10残基の短鎖ペプチドをワクチン抗原としており、ヘルパーT細胞は活性化しない。このため、誘導される抗がん免疫の量や質が不十分で治療効果が乏しい。本技術では、キラーT細胞とヘルパーT細胞が認識するペプチド配列を含むようにデザインされた30残基の長いペプチドを用いる。長鎖ペプチドワクチンは短鎖ペプチドワクチンとは大きく異なる長所を有し、高い臨床有効性を発揮すると期待される。

新技術の特徴

・正常膵臓と正常重要臓器において発現をほとんど認めず、膵がん細胞において高発現している分子を治療標的にしている
・従来の細胞増殖に関わる分子を標的にしたものとは異なり、膵がん細胞の浸潤・転移に関わる分子を治療標的にしている
・膵がん細胞の浸潤・転移を抑制することを目的とした長鎖複合ペプチドワクチンである

想定される用途

・予後の最も不良な膵がんに対する抗浸潤・転移機能を持つ長鎖複合ペプチドワクチン
・ペプチド抗原であるRNA結合蛋白質を高発現している膵がん以外のがん種の治療に用いることができる可能性がある

関連情報

・外国出願特許あり

  • 機械

4)素人でも簡単に空中作業を可能にした空中台車技術

徳島大学 大学院ソシオテクノサイエンス研究部 エネルギーシステム部門 准教授 三輪 昌史

新技術の概要

本技術は、複数のプロペラを持つ飛行体を素人でも制御し、操作できる技術である。また、この飛行体は、一度浮遊すると人が操作しやすい高度(1m程度)で安定してホバリングし、人力で移動させたり、飛行体に荷物を載せて運搬できる他、プロポ(子機)を使用しない操作が可能である。

従来技術・競合技術との比較

空中台車では通常の無線操縦ヘリコプタと違い、操縦用コントローラを使用せずに直接手で触れて操作を行う方式と、機体の上面に荷物を積載する方式を採用している。そのため、誰でも簡単に空中台車での運搬ができる。

新技術の特徴

・素人でも、プロポ(子機)を使わないので、簡単に操作が可能
・プロペラの出力を上げれば、荷物や人の搬送も可能
・従来から販売されている製品を使用するため、開発に時間を要しない

想定される用途

・災害時の補助機械(不整地での物資の運搬、人の搬送など)
・運送時の補助機械(荷物の運搬、シルバー作業の補助機械など)
・海難救助の補助機械(救命具の運搬など)

関連情報

・サンプルの提供可能(研究用の試作機もあり、デモも可能)
・展示品あり(試作機のデモ展示を行います。)
・外国出願特許あり

  • 材料

5)水溶媒中でもフェノールの一段階合成が可能な固体触媒の開発

愛媛大学 大学院理工学研究科 物質生命工学専攻 准教授 山口 修平

新技術の概要

本技術は、水溶媒中、もしくは有機溶媒中と水溶液との混合でもフェノールの一段階合成反応を行うことができるY型ゼオライトの空孔内に錯体を安定に固定した触媒材料の発明である。

従来技術・競合技術との比較

従来技術は、多段階反応であるクメン法であるが、本技術で発明した固体触媒はゼオライト細孔内に活性な錯体が存在するため、水溶媒中で一段階でベンゼンをフェノールへ変換することができる。

新技術の特徴

・水溶媒中でも選択的な酸化反応が可能である。(有機廃液の削減)
・水含有でも反応が可能であり、溶媒中の有機溶媒の量を減らすことができる。(コストダウン)
・50℃のような比較的温和な反応条件で酸化反応が可能である。(排熱の利用)

想定される用途

・ベンゼンからフェノールの一段階反応
・炭化水素類の選択的水酸化反応

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株式会社テクノネットワーク四国

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