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情報通信研究機構 新技術説明会 <新技術概要【当日資料PDFあり】>

日時:2015年05月15日(金) 10:15~15:30

会場:JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)

参加費:無料

発表内容詳細

  • 計測

1)400Gbps対応超高速コヒーレント光計測技術と利用

情報通信研究機構 光ネットワーク研究所 光通信基盤研究室 主任研究員 坂本 高秀

新技術の概要

光周波数コムを活用した光多周波ミキシング検出技術の応用。測定対象となる光信号に対し光周波数コムと異なるタイミングで光混合する遅延時間調整によって、混合信号を順次光検出する新技術。これによって電気的帯域限界を超えた超広帯域光信号の一括測定が実現できる。

従来技術・競合技術との比較

従来技術では、光多重度の高い高速信号やコヒーレント信号等をまとめて解析評価する実践的手法は確立されていない。 本技術は、複雑なオール光信号処理技術について、光高速フーリエ変換等にTHzオーダーを上まわる電気的帯域限界を超えた超広帯域光信号の一括計測を可能にする従来に無い技術。

新技術の特徴

・超高速物理現象の計測などの科学計測において、簡易な超高速光計測器として応用できる。
・光通信ネットワークでの多チャンネル光計測機能を提供する。

想定される用途

・超広帯域光オシロスコープ
・光WDM信号等の多波長一括計測

  • 通信

2)載せるだけ!電力とデータのやりとりができる自由なシート媒体通信

情報通信研究機構 ワイヤレスネットワーク研究所 ディペンダブルワイヤレス研究室 主任研究員 張 兵

新技術の概要

マイクロ波領域以上の周波数帯の電磁波を薄いシート型媒体(通信シート)に閉じ込めて非接触給電および信号伝送を行う新しい通信形態につながる。通信シートにカプラを近接することで低損失の結合を確立することができる。通信シートは、伸縮性を有する素材の利用も可能である。

従来技術・競合技術との比較

電磁誘導型や電磁共鳴型の給電方式に比べ、インピーダンスマッチング等の制御を必要とせず、広い面積での給電が可能。さらに、マイクロ波帯の電磁波を用いていることから、この周波数帯を利用した高速データ通信も可能で、従来の無線通信に比べて干渉にも強く、高速・低遅延なデータ通信が可能である。

新技術の特徴

・非接触・近接給電
・高い秘匿性
・低干渉・高速通信

想定される用途

・ウェアラブルセンシング
・スマートオフィス

関連情報

・外国出願特許あり
・展示品あり(シート媒体を用いたワイヤレスディスプレイ)

  • 通信

3)多様な無線サービスを統合できる広帯域アンテナ技術

情報通信研究機構 ワイヤレスネットワーク研究所 スマートワイヤレス研究室 主任研究員 飯草 恭一

新技術の概要

アンテナ素子に近接した導体部を設け、その間隔を調節することによって、比帯域約100%の広帯域整合を実現することが可能。アクセスポイント用、端末用、車載用、円偏波用など、現在求められている広帯域アンテナの適用例を紹介する。

従来技術・競合技術との比較

アンテナ素子の形状工夫によらず、導体板を付加し、その配置調整によって広帯域整合を得るものである。従来に無い広帯域特性を活用し様々なアンテナに応用可能と考えられる。

新技術の特徴

・導体板の近接だけで広帯域化が実現可能
・多様な近接形態によりデザインの拡張が可能

想定される用途

・UWB、コグニティブ無線やホワイトスペース用広帯域アンテナ

  • デバイス・装置

4)窒化ニオブ膜を用いた超伝導デバイスの安定かつ安価な作製技術とその応用

情報通信研究機構 未来ICT研究所 ナノICT研究室 研究員 牧瀬 圭正

新技術の概要

格子不整合の大きいシリコン基板上において、高品質な(100)配向(NbN)薄膜を成長させ、超伝導体として窒化ニオブ(NbN)を用いた超伝導体―絶縁体―超伝導体(SIS)の3層からなる超伝導デバイス作成技術。高品質で臨界電流の制御性に優れたトンネル接合の作製を可能にする画期的技術。

従来技術・競合技術との比較

低漏れ電流で高品質なSIS接合を実現するためには、表面平滑性に優れた(100)配向(NbN)膜が有利であるが、基板材料との格子整合性の制約がありこれまで単結晶酸化マグネシウム基板でしか実現されていない。本技術は、そうした制約にとらわれない技術。

新技術の特徴

・格子整合しないSi基板への窒化物のエピタキシャル成長
・シリコン基板上のTiNおよびNbNを緩衝層とした薄膜デバイス作製技術
・NbNをバッファーとしてその他の薄膜を製膜する等の多層膜技術へ応用可能

想定される用途

・電波天文用のテラヘルツ受信機
・超伝導量子ビット
・超伝導集積回路

関連情報

・サンプルの提供可能

  • 分析

5)生物センサーを用いた化学物質の検出と環境モニタへの応用

情報通信研究機構 未来ICT研究所 バイオICT研究室 主任研究員 田中 裕人

新技術の概要

周囲にある化学物質(環境情報)は、微生物の挙動に影響を与える。視点を変えれば挙動は環境情報をエンコードしたものと言え、挙動をデコードすることができれば、周囲にある化学物質を推定することが可能となる。このデコード手法として、微生物を使用して化学物質の種類と濃度を推定し、立体構造を含めた化学物質の識別を可能にする技術。

従来技術・競合技術との比較

微生物そのものをセンシングデバイスとして利用し、化学物質の高感度検出を容易に実現できる。化学分子の立体構造を検出するため、キラルや微妙な差異も短時間で分析が可能。センシング部位の作製を生物に任せることで、低コストで環境負荷も小さい。

新技術の特徴

・微生物の挙動解析により環境推定(声なき声を聴く)
・未知化学物質の生物活性評価
・デバイス作製がクリーンかつ低コスト

想定される用途

・食品・飲料等の味や匂い等のセンサ(化学物質の定量評価)
・環境汚染や水質等のセンサ(環境中の化学物質評価)
・薬等の化学物質の生物活性評価(キラルを含むアミノ酸等の分子識別)

関連情報

・サンプルの提供可能

  • 分析

6)各個人に適用したオーダメイド人体モデル作成技術とその利用

情報通信研究機構 電磁波計測研究所 電磁環境研究室 主任研究員 長岡 智明

新技術の概要

人体などの内部組織構造が組み込まれた標準体型数値モデルをベースに、短時間で個人体型に合わせた高精度なオーダーメイドモデルの作成技術。このモデルを使った姿勢変形を可能にします。この技術は、人体モデルに限定されるものではなく、人間以外の動物など内部組織構造を持つデータの組み込み適用も可能です。

従来技術・競合技術との比較

個人モデルデータをゼロから作りあげることは、多大な時間と莫大な費用を要する。本技術は、数値人体モデルに基づく個人モデルデータのシミュレーション技術を基本に、自動的、高精度、短時間かつ高い再現性をもって実現する。

新技術の特徴

・内部構造を持ったベースとなるデータから、内部構造を活かしたまま各特徴を持つ個のデータに変形が可能
・動物や恐竜等の進化・退化の解析・解明
・スポーツ等の競技における、体格等個体差を考慮した最適動作等の解明

想定される用途

・電磁波暴露や自動車等の衝突による人体への影響シミュレーション解析
・がん治療における放射線治療などにおいて、曝露位置を定めるための活用
・一部の臓器が肥大することによる周辺臓器への圧迫等影響解析

関連情報

・サンプルの提供可能

  • 計測

7)ウェアラブル脳波計とその応用展開

情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 脳機能計測研究室 副室長 成瀬 康

新技術の概要

ドライ電極とヘッドギアを組み合わせ個人差の大きい頭部形状にも対応し、ユーザビリティに優れた脳波計測システム(一部製品化済み)。また、ウェアラブル脳波計を利用したマーケティング法、外国語学習法、脳使用量の定量化法などの基礎技術も紹介する。

従来技術・競合技術との比較

従来の脳波計は大型で導電性のペーストを必要とするものであったため、ユーザビリティが悪く、実環境下での使用は困難なものであった。本脳波計は、ハード・ソフト両面で従来の課題を克服し、ウェアラブル性と高精度検出の両面を実現したものであり、脳波計測の応用・実用化開発の扉を開くものである。

新技術の特徴

・ウェアラブル(小型・ワイヤレス)
・フレキシブル(ペーストフリーな電極・フィットするヘッドギア)

想定される用途

・非侵襲型BMI
・ヘルスケア
・Brain Human Interface(ニューロマーケティング、外国語学習、脳使用量の定量化など)

関連情報

・展示品あり(ウェアラブル脳波計)

  • 通信

8)セキュア省電力無線伝送技術とポータブルヘルスクリニックへの適用例

情報通信研究機構 社会還元促進部門 知的財産推進室 技術員 黒田 正博

新技術の概要

各種生体センサや小型医療機器からのデータをセキュアにハブに集積する省電力短距離無線ネットワーク技術。災害時や遠隔診療などに最適化したポータブルヘルスクリニックにも活用可能。データ集積では、それぞれの機器の通信帯域を確保するとともに、単発データだけでなく連続データも同時に集積するため、時々刻々変化する体調管理などリアルタイム・ビッグデータ処理に適している。

従来技術・競合技術との比較

短距離無線として1対1通信のBluetoothがある。これは複数の機器から成る1対N構成はできるが、ネットワーク構成操作が複雑になるために、実用面では1対N構成が困難である。セキュリティ上も個々のセンサごとに設定するには複雑となり、災害現場などでは容易にセキュアなネットワークを構成できない。これらを解決したものが本技術である。

新技術の特徴

・多数のセンサと確かな制御を行うアクチュエータから成る拡張性の高い無線センサネットワーク
・利用周波数として2.4GHzのみならず、回り込みのある400MHz帯でも構成できる無線センサネットワーク
・サイバー攻撃に強く、しかも国際規格に準拠したセンサネットワーク

想定される用途

・高品質野菜や果物栽培の施設園芸農業などでの400MHz帯農業センサネットワーク
・複数の高齢者を夜間、同時にリアルタイムに見守る400MHzセンサネットワーク
・ドローンと組み合わせた徘徊者探索動的センサネットワーク

関連情報

・展示品あり(セキュア短距離無線ネットワーク技術適用セキュアポータブルヘルスクリニック)
・外国出願特許あり

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

情報通信研究機構 社会還元促進部門 知的財産推進室

TEL:042-327-6950FAX:042-327-6659
Mail:ippoアットマークml.nict.go.jp
ホームページURL:http://www.nict.go.jp/
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〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

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