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情報処理応用技術 新技術説明会

日時:2017年02月14日(火) 12:55~15:55

会場:JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、会津大学、福島大学

後援:特許庁

発表内容詳細

  • 情報

1)ビデオ動画から広域の風景の3次元モデルを自動作成する新手法

発表資料 プレゼン動画

会津大学 理事長兼学長 岡 嶐一

新技術の概要

長時間のビデオ動画に写っている室内外の広域シーン全体を、高密度かつ距離の範囲が極めて大きい3次元シーンで自動復元する手法を提案する。ビデオ動画に含まれる視差情報(遠方と近傍の見え方の動きの違い)を利用して3次元画像を再構築する新手法である。

従来技術・競合技術との比較

従来技術は、超音波、赤外線やレーザの距離センサーを用いるものや、ステレオの2眼以上のカメラを用いるもの、シルエットを利用するもの等、様々な方法がある。しかし、従来技術で扱える対象のシーンは、距離範囲や、広域性、対象物の反射特性の制約がある。本手法は、こうした制約を克服したものである。

新技術の特徴

・従来法のステレオ視を利用しない新しい手法
・1つの動画から広範囲のシーンを3D(RGB+距離)化の実現
・計算量も少なく実現が容易である。

想定される用途

・ドローンなどの自律飛行支援
・i-constructionなどへの利用
・Virtual Realityのためのコンテンツの自動作成

関連情報

・デモあり

  • 計測

2)浴槽式全自動多チャンネル心電モニタリングとウェルネス管理システム

発表資料 プレゼン動画

会津大学 コンピュータ理工学部 教授 陳 文西

新技術の概要

浴槽壁に15個の電極を設置し、入浴中に23誘導(標準12誘導と付加11誘導)の心電図を自動的にモニタリングする。23誘導のうち、17誘導は実測信号、6誘導は導出信号であり、その導出方法には以下の2通りがある。
 1.平均的投影行列を用いて導出
 2.個人別チューニングした投影行列を用いて導出

従来技術・競合技術との比較

従来技術では、1~3チャンネルしか計測できない、信号の直接計測のみに集中し導出誘導を考慮していない、データ解析手段や応用シナリオが乏しい、などの欠点があった。本技術ではこれらを解決し、新しい健康管理システムを提案する。

新技術の特徴

・23誘導の全自動計測と導出により心臓前後壁に関連する疾患の検出感度を高める。
・リアルタイムデータ解析により急性疾患発作の即時検知と入浴条件の自動設定を可能にする。
・長期ビッグデータ解析により慢性疾患の早期予知と健康状態変化の追跡を可能にする。

想定される用途

・入浴時心疾患発作のリアルタイム検知と警報発信、緊急対応。
・長期にわたる健康状態変動のモニタリング、慢性疾患の早期予知と日常健康管理。
・証拠に基づき個人別最適入浴条件(水温、入浴時間など)の自動設定、制御。

関連情報

・展示品あり

  • 通信

3)無線・衛星IPネットワークのためのTCPふくそう制御

発表資料

福島大学 理工学群 共生システム理工学類 准教授 内海 哲史

http://kojingyoseki.adb.fukushima-u.ac.jp/top/details/308

新技術の概要

無線・衛星IPネットワークにおいて高性能に機能する新しいTCPふくそう制御技術である。具体的には、低優先度のパケットを利用するTCP-Cherry、リンク利用率を測定するUCC、キューイング遅延時間を測定するWFCC、新しいふくそう通知機能であるMark-Reverse ECNである。

従来技術・競合技術との比較

従来のTCPふくそう制御は、パケット損失に基づくロスベースふくそう制御、または遅延時間に基づく遅延ベースふくそう制御であり、主に有線ネットワークを想定して設計されたものであった。新技術は、無線ネットワークのリンクエラーと、衛星ネットワークの長い遅延時間を考慮した技術である。

新技術の特徴

・無線通信を高性能に!
・衛星通信を高性能に!
・衛星通信の性能を予測!

想定される用途

・スマートフォン端末での利用
・宇宙通信端末での利用
・PC、サーバでの利用

  • 情報

4)クラウドと携帯端末の連携による察知エージェントの実装

発表資料 プレゼン動画

会津大学 コンピュータ理工学部 教授 趙 強福

新技術の概要

本技術は、携帯端末用察知エージェントをクラウドサーバで実装するコア技術である。基本は、サーバの処理能力を生かしながら、ユーザの意図とプライバシーを守ること。察知エージェントは、携帯アプリのことであり、その例としては、健康データの管理、日常生活における行動パターンの解析、検索情報の分類などがある。

従来技術・競合技術との比較

さまざまな知的アプリを一つの携帯端末に実装すると、計算コストが高く、バッテリの消耗が速くなる。逆に、クラウドだけに頼ると、アプリの計算内容やデータに含まれる個人情報などがサーバに読まれてしまう。この問題を解決するために、準同型暗号技術も使用できるが、アプリの計算モデルを隠すことができない欠点がある。

新技術の特徴

・ユーザの意図を保護することができる。
・ユーザの個人情報を保護することができる。
・サーバのパワーを生かし、高速にさまざまなサービスを提供できる。

想定される用途

・携帯端末のユーザビリティを向上する。
・ユーザの日常生活をサポートする。
・ユーザのプライバシーを「見ずに」、サービスを提供する。

  • 情報

5)Kinectを用いた歩行解析システムの開発

発表資料 プレゼン動画

福島大学 理工学群 共生システム理工学類 教授 増田 正

https://www.sss.fukushima-u.ac.jp/~masuda/

新技術の概要

Microsoft社が開発したゲーム機用動作計測装置Kinectを用いた、リハビリテーションの臨床現場でも利用可能な歩行解析システムを開発した。

従来技術・競合技術との比較

Kinect単独でも人体動作計測が可能であるが、計測精度が低く、装置の設置にも制限が大きいため、Kinectの深度画像を用いて歩行解析が行えるシステムとした。

新技術の特徴

・低コストな歩行解析システム
・ゲーム機用動作計測装置Kinectを利用。
・計測を開始する前の準備に要する時間が短い。

想定される用途

・リハビリテーション現場における歩行解析
・高齢者のロコモティブ・シンドローム(歩行機能の低下)の診断
・一般的な健康管理やフィットネス、スポーツ解析

関連情報

・サンプルあり

  • 通信

6)災害時の情報一元管理システム

発表資料 プレゼン動画

会津大学 コンピュータ理工学部 教授 宮崎 敏明

http://web-ext.u-aizu.ac.jp/~miyazaki/

新技術の概要

現場に設置したWiFi無線環境を用いて、救助活動、物資供給、災害現場の状況把握などに資する様々な情報を地図情報とともに、手持ちのスマートフォンやタブレット端末を用いて、災害現場にいる人々の間で、相互共有を図ることができるシステム。

従来技術・競合技術との比較

現在、避難所の掲示板や口頭で共有している災害現場の様々な情報を、スマートフォンやタブレット端末を用いて一元管理可能。類似システムは、インターネットが使用できる環境を暗に仮定しており、被災直後の通信インフラが利用できない状況下では使用不可。

新技術の特徴

・インターネット・商用携帯電話が使用できない状況下でも情報共有可能
・地図を用いたわかり易い情報表示および入力
・通信範囲を拡大する移動式中継装置

想定される用途

・避難所での被災者間情報共有
・災害現場の被災状況把握
・救助・救援活動支援

お問い合わせ

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519 Fax:03-5214-8399

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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