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慶應義塾大学 新技術説明会

日時:2018年07月26日(木) 12:55~15:55

会場:JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、慶應義塾大学

後援:特許庁、関東経済産業局

発表内容詳細

  • 環境

1)人工タンパク質ナノ粒子の集合を利用した物質材料

発表資料

慶應義塾大学 理工学部 生命情報学科 専任講師 川上 了史

新技術の概要

人工タンパク質ナノ粒子を集合させ、沈殿を形成させることができた。この沈殿は温度に応答して水中で透明・不透明が変化する性質を示した。温度応答は本来可逆的であるが、不可逆性も与えられる。また、この沈殿の内部pHは溶液pHと異なり、同じ液中で局所的にpHが異なる空間を形成することができる。

従来技術・競合技術との比較

温度計とデータロガーを組み合わせれば温度履歴の記録は可能となるが、小型化・大量生産・廃棄の点は考慮されていない。本技術は、態様の自由度・温度履歴機能・大量生産・安全面が考慮可能となる。pHについては、環境や細胞中等での測定となり周囲の影響を受けるが、本技術によってpH管理された空間で測定を行うことが可能となる。

新技術の特徴

・可逆的な透明化・不透明化の温度応答性を示す
・沈殿の内部に触媒を閉じ込めることができる
・蛍光分子を導入することもできる

想定される用途

・生鮮食品などの温度管理材料
・pH管理が必要な酵素反応
・簡易環境水分析キット

関連情報

・外国出願特許あり

  • 情報

2)分散リアルタイム処理用RMT Processor・SoC・SiP・OS

発表資料

慶應義塾大学 理工学部 情報工学科 教授 山﨑 信行

http://www.ny.ics.keio.ac.jp/?lang=ja

新技術の概要

超高精度・低消費電力・ディペンダブルなリアルタイム処理用プロセッサ、リアルタイムネットワーク、メモリ、各種制御用I/Oを全て集積したシステムLSI(SoC)、超小型基板(SiP)及びRT-OS

従来技術・競合技術との比較

理論通りに周期やデッドライン等の時間制約を必ず守ることの可能なリアルタイム処理用CPUとリアルタイムネットワークは他にはない。それらに加え、メモリや周辺I/O等を全て集積した分散制御用システムLSIは他にはない。

新技術の特徴

・リアルタイムスケジューリング理論通りに動作するリアルタイム処理用マルチスレッドプロセッサ (RMT Processor)
・環境に応じて動的にエラー訂正能力を制御可能なリアルタイムネットワーク (Responsive Link)
・分散制御に必要な機能(RT-CPU, RT-Network, Memory, 各種I/O)を全て集積したSoC/SiP

想定される用途

・ロボット等の分散制御・自律制御
・自動車の分散制御・高機能化・自動運転への応用
・IoT機器

関連情報

・サンプルあり
・デモあり
・展示品あり
・外国出願特許あり

  • 医療・福祉

3)膜透過促進ペプチドによるバイオ医薬品の細胞内デリバリー

発表資料

慶應義塾大学 理工学部 生命情報学科 教授 土居 信英

https://sites.google.com/site/biomoleng12/home

新技術の概要

細胞融合に関与するヒトタンパク質から新規の膜透過促進ペプチドを同定した。このペプチドを連結したタンパク質はヒト培養細胞内に高効率で送達されることから、ヒト細胞内へのタンパク質導入を必要とする基礎研究やドラッグデリバリーシステムなどの応用研究に貢献することが期待できる。

従来技術・競合技術との比較

これまでにタンパク質や核酸の細胞質送達に広く用いられていたTATなどの細胞透過性ペプチドと比較して、(1)細胞質への送達効率が高く、(2)医薬品に応用する場合、免疫原性の懸念が少なく、さらに、(3)細胞選択性を付与しやすい、という点に優位性がある。

新技術の特徴

・このペプチドは、タンパク質などの生体高分子を従来よりも数十倍効率よくヒト培養細胞内に導入できる。
・このペプチドはヒト由来なので、医薬品に応用する場合、異物として認識される恐れが少ない。
・このペプチド単独では細胞膜と強く相互作用しないので、細胞選択マーカーに結合する抗体やリガンドと組み合わせることで、将来的に細胞選択的DDSへの応用も期待できる。

想定される用途

・分子細胞生物学の基礎研究におけるタンパク質(抗体、ペプチド、転写因子など)の細胞内導入試薬
・細胞質の疾患標的に対するバイオ医薬品(抗体、ペプチド、核酸など)の(細胞選択的)デリバリーシステム

関連情報

・外国出願特許あり

  • 計測

4)目に見えない知りたい性状をエバネッセント波で計る

発表資料

慶應義塾大学 理工学部 システムデザイン工学科 教授 佐藤 洋平

http://www.mh.sd.keio.ac.jp/link.html

新技術の概要

マイクロ分析チップや細胞培養ディッシュ等を構成する透明基板(ガラス等)のゼータ電位分布を、レーザ光の全反射によって発生するエバネッセント波を用いて計測を実現する。更に、基本技術の展開により、癌細胞検知や、野菜に含まれる農薬等の簡易測定が可能となる。

従来技術・競合技術との比較

コロイド粒子等のゼータ電位を計測する装置は市販されているが、チップやディッシュに用いられているガラス等のゼータ電位に関しては皆無である。更に、市販のTIRF顕微鏡と比べると、安価にエバネッセント波照射が可能であり、材質や厚さを限定しない透明基板に適用可能である。

新技術の特徴

・エバネッセント波を簡単に照射できる。
・溶液と基板が接する界面の性状のみを計測できる。
・蛍光や散乱光のみで性状を計測できる。

想定される用途

・光のみで、腋の汗から乳癌を検知(医学分野)。
・光のみで、透明基板のゼータ電位分布を計測(材料分野)。
・光のみで、水洗いした野菜や果物が含む農薬などを検知(農業分野)。

関連情報

・サンプルあり

  • 医療・福祉

5)世界初!非接触技術による睡眠の5段階判定

発表資料

慶應義塾大学 理工学部 システムデザイン工学科 教授 満倉 靖恵

http://www.mitsu.sd.keio.ac.jp

新技術の概要

本技術は非接触で心拍を正確に判定し、これらの情報を用いるだけで睡眠の5段階判定を90%以上の確率で判定する。これまでは最大でも4段階までしか行われておらず、その精度も70%程度であった。我々は厳密な信号解析により世界初技術を可能にした。

従来技術・競合技術との比較

従来5段階判定をするためには入院を伴うPSG検査が必要であった。また、心拍を用いる方法も存在するが、4段階判定にとどまり、その精度は70%に満たない。5段階と4段階の違いはN1とN2の分類ができることであり、これを行うことができることで心疾患の予兆などを検出可能である。

新技術の特徴

・非接触睡眠段階判定
・精度の良い5段階睡眠段階判定

想定される用途

・病気の予兆取得

関連情報

・外国出願特許あり

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

慶應義塾大学 研究連携推進本部

TEL:03-5427-1439 FAX:03-5440-0558
Mail:toiawasesaki-ipcアットマークadst.keio.ac.jp
URL:https://wwwdc01.adst.keio.ac.jp/kj/rcp/contact/index.html
新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519 Fax:03-5214-8399

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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