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奈良女子大学 新技術説明会

日時:2018年09月27日(木) 13:25~15:55

会場:JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、奈良女子大学

後援:特許庁、関東経済産業局

発表内容詳細

  • 建築・土木

1)暑さ寒さと快適性を解析する技術

発表資料 プレゼン動画

奈良女子大学 研究院生活環境科学系 生活健康学領域 教授 久保 博子

http://koto10.nara-wu.ac.jp/Profiles/5/0000422/profile.html

新技術の概要

日常生活環境では、周囲の温熱環境にあわせて、「暑い」や「寒い」などの感覚が想起され、快適な時もあるが不快で活動や仕事ができない場合もある。個人の「暑い」「寒い」感覚を推定し、それにあわせて丁度良い環境を判定する技術について解説する。

従来技術・競合技術との比較

ISO基準になっている温熱環境を評価するためのPMVやPPDなどの計算式による評価指標があるが、センシングして個人個人の現在の暑さ寒さを判定することにより、滞在者それぞれの「丁度良い環境」による快適を求める。また、「丁度良い環境」は過暖房・過冷房にしない適切な調整を行う事により、省エネルギーも実現することが出来る。

新技術の特徴

・暑さ寒さを推定する技術
・暑さ寒さに関する個人差(寒がり、暑がり)の判定
・在室者の多様性に適した、温熱環境の快適空間を創造する

想定される用途

・空間の冷房機器、暖房機器や採暖器具
・住居空間やオフィス空間での快適で健康的な環境の創造
・様々な生体計測の結果から個人差を含めた温熱的快適空間の創造

  • アグリ・バイオ

2)生活習慣病予防が期待できる食品成分の新しい機能性評価

発表資料

奈良女子大学 研究院生活環境科学系 食物栄養学領域 准教授 中田 理恵子

新技術の概要

私達は、「薬食同源」の言葉どおり食品の中には薬剤と同じ標的に作用し効果を示す成分があることを見出し、食品成分の新しい機能性評価系を確立している。この方法は、機能性食品の開発に向けた科学的エビデンスの提供に利用できる。

従来技術・競合技術との比較

食品成分の機能性は、抗酸化活性を指標にして評価されることが多いが、本技術は、脂質および糖代謝改善薬の標的への作用を指標として、食品成分の機能性を評価することを特徴としている。この方法により、培養細胞を用いた候補成分の探索と、各種モデル動物を用いた作用の解析を行う。

新技術の特徴

・生活習慣病治療薬の標的への作用を指標とした評価系により、食品成分の機能性を評価する。
・新規成分の探索と生体内での作用を評価する。

想定される用途

・食用動植物由来の成分から、脂質代謝や骨格筋代謝等を改善できる成分を探索する。
・各種モデル動物を用い、脂質代謝改善、抗動脈硬化作用、運動持久力改善等を評価する。
・新規機能性食品の開発に向けた科学的エビデンスを示す。

  • 建築・土木

3)屋外歩行者の熱ストレス評価に基づく環境設計システム

発表資料 プレゼン動画

奈良女子大学 研究院生活環境科学系 住環境学領域 准教授 吉田 伸治

http://nara-wu-jukan.skr.jp/staff/yoshida.php

新技術の概要

街路空間の気流・温湿度・放射熱環境等の環境要素の空間分布の分析、並びに同空間を歩行・滞在する生活者の熱的ストレス、温冷感、快適感の評価に基づく環境改善のための対策技術の導入、空間計画・設計を支援する技術を開発している。

従来技術・競合技術との比較

既存技術においては、環境条件の空間分布の評価と滞在者(歩行者)の温熱快適性の評価は独立したものが多い。本技術は両者の影響を連成して評価するものであり、提案する環境改善対策技術、空間設計案の総合評価が可能である。さらに、建物窓面等での日射の指向反射特性の強い被覆材料の影響を適切に考慮した環境評価技術は本システム独自のものである。

新技術の特徴

・空間の温熱・空気環境を改善する各種対策技術の効果を滞在者の温熱生理・心理の観点から評価が可能
・特殊な熱・光反射特性(例 再帰性反射)を有する環境素材の周辺環境への影響をモデル化した評価が可能

想定される用途

・建物とその周辺、街路空間の環境設計案の評価
・熱環境改善を意図した対策技術の導入効果の予測・評価

  • 材料

4)高性能・高機能な新規両親媒性イオン液体の開発

発表資料

奈良女子大学 研究院自然科学系 化学領域 教授 吉村 倫一

http://www.chem.nara-wu.ac.jp/~yoshimura/

新技術の概要

界面活性剤やイオン液体、高分子など、既存の両親媒性化合物の高性能化や高機能化を目指して、四級アンモニウム塩系のジェミニ型やアダマンタン型イオン液体など、さまざまな構造の新規両親媒性化合物を開発した。これらの両親媒性化合物の界面吸着や会合体特性について、ユニークな性質や興味深い知見を見出した。

従来技術・競合技術との比較

本発明の両親媒性化合物は、従来の化合物と比べて少量で高い界面活性を示し、幅広い分野での使用が可能であると期待される。イオン液体を媒体として用いた界面活性剤は、気/液界面でのユニークな吸着挙動やバルク中でイオン液体と界面活性剤から成る層構造の形成など、水媒体中での挙動とは異なる特徴をもつ。

新技術の特徴

・両親媒性イオン液体は、イオン液体と界面活性剤の両方の特性を併せもつ。
・新規化合物の分子設計・合成から物性評価まで幅広く実施できる。
・小角散乱などの技術を用いて、分子集合体の詳細な情報をナノレベルで解析できる。

想定される用途

・各種工業分野
・界面活性剤を使用する分野
・イオン液体を使用する分野

関連情報

・サンプルあり

  • 分析

5)滅菌不要素早く出来る美白因子の快速スクリーニング法開発

発表資料 プレゼン動画

奈良女子大学 研究院自然科学系 生物科学領域 教授 渡邊 利雄

http://www.nara-wu.ac.jp/rigaku/coursestaff_pdf/bio_watanabe.pdf

新技術の概要

クラスリン依存性に細胞内に取り込まれるEGF、SCF、トランスフェリンの動態を解析し、クラスリン集合因子のCALM欠損のみが3者の輸送を阻害した。CALMノックダウンのみでメラニン合成低下が見られた。3者の取り込み阻害を見ることでメラニン合成阻害効果を予想できる可能性がある。

従来技術・競合技術との比較

(1)1週間かかる従来法に比し、短時間の処理で効果を判別できる。
(2)従来法に必要な「滅菌操作」が不要。
(3)効果がなければゼロ、効果があれば光るという形で、結果を判断しやすい。
(4)労力が大幅に低減し多検体を扱える。
(5)技術的に確立している蛍光顕微鏡を用い、多検体化等のへ改良に対応しやすい。

新技術の特徴

・短時間処理
・従来と異なるメラニン合成阻害機構
・省力化

想定される用途

・美白因子の探索
・育毛因子の探索
・幹細胞活性化因子の探索

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

奈良女子大学 研究協力課 社会連携推進係

TEL:0742-20-3968 FAX:0742-20-3958
Mail:kenkyouアットマークcc.nara-wu.ac.jp
URL:http://www.nara-wu.ac.jp/
新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

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Mail:scettアットマークjst.go.jp

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