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【開催中止】医療 新技術説明会

日時:2020年02月27日(木) 13:00~15:55

会場:JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、岩手大学、弘前大学、秋田大学

後援:特許庁、関東経済産業局、岩手ネットワークシステム、ひろさき産学官連携フォーラム、秋田科学技術協議会

発表内容詳細

  • 医療・福祉

1)【発表中止】医薬用タンパク質分離に用いる非常に大きな勾配磁場を有する超電導バルク磁石の開発

岩手大学 理事・副学長(研究・復興・地域創生担当) 藤代 博之

http://ikebehp.mat.iwate-u.ac.jp/

新技術の概要

本技術により、着磁磁場より大きな磁場(例:10T着磁で15T発生)を持続的に発生可能なハイブリッド型超電導バルク磁石装置の冷却機構の小型化したことで、低コスト、操作性を大幅に改善した装置を提供できる。懸濁液中のナノ磁気ビーズを不要として、捕獲回収率を向上させた医療用タンパク質分離装置をはじめ、MRIやNMRの小型化への応用が可能と考える。

従来技術・競合技術との比較

本技術は、従来の汎用の超電導磁石の約5倍となる2000T2/mの非常に大きな勾配磁場を発生可能であり、反磁性体に働く磁気力によって、従来は分離が困難であった高密度、弱反磁性の物質(例えば、磁化率が異なる医薬用タンパク質など)を磁気的に分離可能な小型装置を提供できる。

新技術の特徴

・超電導バルク磁石の強磁場化、小型化、低価格化
・超電導バルクレンズ中心部への従来にない高い勾配磁場を実現したことで、磁気分離分野への用途拡大。
・磁化率の異なる医薬用タンパク質などの分離・精製

想定される用途

・医薬用タンパク質などの分離装置
・小型化したNMRやMRI
・電子イオンビーム収束による高エネルギー計測装置

関連情報

・サンプルあり

  • 医療・福祉

2)【発表中止】琥珀抽出物によるコラーゲン産生促進効果

岩手大学 農学部 応用生物化学科 教授 木村 賢一

http://www.agr.iwate-u.ac.jp/syozokugakka/cat_ouyouseibutsu/

新技術の概要

本技術は、久慈産琥珀の超臨界CO2抽出物の新規活性として、正常ヒト皮膚線維芽細胞に対するコラーゲン産生促進効果を見出したものです。老化によるコラーゲン減少によるシミやたるみの増加を抑える化粧品素材の提供を可能とするものです。

従来技術・競合技術との比較

久慈産を含む琥珀抽出物にコラーゲン産生促進効果があることは知られていない。従来からコラーゲン産生促進物質として有名なL-アスコルビン酸(ビタミンC)と比較しても、同じ濃度であれば同等の効果が期待できる。

新技術の特徴

・アルコールフリーの化粧品の提供
・コラーゲン産生促進効果
・アンチエイジング化粧品

想定される用途

・美白効果とコラーゲン産生促進を同時に訴求するアンチエイジング化粧品素材の提供
・アルコール抽出フリーの化粧品原料の提供

関連情報

・サンプルあり

  • 医療・福祉

3)【発表中止】難発現性タンパク質の発現、精製、抗体作製法

秋田大学 大学院理工学研究科 生命科学専攻生命科学コース 特別教授 伊藤 英晃

http://www.gipc.akita-u.ac.jp/~itoh-lab/

新技術の概要

大腸菌での発現が困難なヒトのサイトカインIL-12 p35及びIFN-γ、抗菌ペプチドβ-Defensin 2の大腸菌における発現系の構築、及び精製方法の確立。さらにそれらを抗原としたポリクローナル抗体の作製法の確立。

従来技術・競合技術との比較

タンパク質の中にはその機能性により大腸菌での発現が困難なものが存在する。サイトカイン類の発現や菌体を破壊するような抗菌ペプチドの類がそれに当たる。本技術は、難発現性タンパク質を高発現させ、容易に精製可能であり、特異抗体作製用の抗原として利用できる。

新技術の特徴

・タンパク質高発現
・タンパク質容易精製
・特異抗体作製

想定される用途

・タンパク質生理機能解析
・タンパク質生化学的解析
・特異抗体作製

  • 医療・福祉

4)【発表中止】超高感度ヒトゲノム定量法の開発とその応用

秋田大学 大学院医学系研究科 医学専攻形態解析学・器官構造学講座 助教 明石 英雄

http://www.med.akita-u.ac.jp/department/gs/kenkyu-org/kouza.php?koza=kaibo1

新技術の概要

本技術は、定量PCR法における、ヒトゲノム特異的配列(Alu配列)を特異的に増幅し、他生物ゲノム由来のDNA配列を増幅しない、新規のプライマー/プローブセットや、それを用いた高感度ヒトゲノムDNA検出方法等に関する。

従来技術・競合技術との比較

本技術によれば、従来技術や市販のヒトゲノム定量キットと比較して1,000倍以上高い感度でヒトゲノムを定量的に検出でき、また、従来技術等では担保されていない、他生物ゲノムが多量に混在する試料や、DNAが高度に断片化された試料においても同程度の感度での検出が可能である。

新技術の特徴

・定量PCRを用いた超高感度のヒトゲノム定量法(検出感度1~10フェムトグラム)
・他生物ゲノムが混在する試料にも適用可能
・DNAが100塩基程度まで断片化されたような状態の悪い試料にも適用可能

想定される用途

・再生医療・癌研究における、マウス等に異種移植されたヒト幹細胞・癌細胞の生体内分布の特定
・古人骨由来等、希少・微量ヒトゲノムサンプルの次世代シーケンス解析前の品質チェック、スクリーニング
・血中cfDNAの定量によるガン診断

関連情報

・サンプルあり

  • 医療・福祉

5)【発表中止】カシスの摂取は更年期障害を軽減する!?

弘前大学 保健学研究科 生体検査科学領域 助教 堀江 香代

http://www.mech.hirosaki-u.ac.jp/~sasagawa/labhp/

新技術の概要

カシス抽出物はヒト皮膚線維芽細胞や血管内皮細胞および毛包細胞に対して細胞増殖能や機能改善因子の増加が認められた。加えて、更年期モデルラットの血管拡張、血管柔軟性の改善作用や脂質代謝の改善および体重増加抑制作用を認めた。本発明は更年期女性に対するカシス抽出物の更年期症状の軽減効果を目的とした新規利用法である。

従来技術・競合技術との比較

カシスには血流改善など間接的に美容に効果があることが推測されてきたがその詳細は不明であった。我々は更年期症状の緩和作用に着目し培養細胞やモデル動物を用いて直接的にカシス抽出液が皮膚の美容や血管機能の亢進および女性型脱毛症の改善に寄与することを明らかにし更年期症状の軽減作用を有することを見出した。

新技術の特徴

・カシス抽出物が更年期症状緩和作用を有する事
・カシス抽出物の有効成分
・上記を用いた飲食物、化粧品への応用

想定される用途

・更年期症状緩和作用をうたった飲食物
・更年期症状緩和作用をうたった化粧品

  • 医療・福祉

6)【発表中止】フレキシブルな応力センサフィルムの開発と生体医工学分野への応用

弘前大学 理工学研究科 機械科学科 助教 森脇 健司

http://www.mech.hirosaki-u.ac.jp/~sasagawa/labhp/

新技術の概要

薄くフレキシブルな圧力センサフィルムを開発している。曲面に貼ることも可能で、三次元的な力の向きと大きさの多点計測ができる。これまでカテーテル機器力学評価用モデル血管や、細胞の凝集力・接着力検出用培養チップなど主に生体医工学分野で応用を進めてきた。

従来技術・競合技術との比較

一般的な圧力センサフィルムは圧縮力しか検出できないため、フィルム面に垂直な力が作用する状況でしか正確に計測できない。一方、我々が開発しているセンサフィルムは構造の工夫により引張力や滑り方向の力(せん断力)も検出可能であるため、どのような向きの力でもその向きと大きさを評価できる。

新技術の特徴

・フレキシブルなため曲面の圧力分布が計測可能
・粘着・牽引などの引張力が計測可能
・力の向きと大きさが把握可能

想定される用途

・メカノバイオロジーなど生体医工学分野での力計測
・ロボットハンドなどに組み込むハプティックセンサ
・粘着剤・接着テープなどの品質評価

関連情報

・展示品あり

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

岩手大学 研究推進機構プロジェクト推進部門
TEL:019-621-6494 FAX:019-604-5036
Mail:ipttアットマークiwate-u.ac.jp
URL:http://www.iwate-u.ac.jp/kenkyu/index.html

弘前大学 研究・イノベーション推進機構
TEL:0172-39-3178 FAX:0172-39-3919
Mail:chizaiアットマークhirosaki-u.ac.jp
URL:https://www.innovation.hirosaki-u.ac.jp/

秋田大学 産学連携推進機構 知的財産部門
TEL:018-889-3020 FAX:018-837-5356
Mail:chizaiアットマークjimu.akita-u.ac.jp
URL:https://www.akita-u.ac.jp/crc/

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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