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工学院大学 新技術説明会

日時:2019年12月05日(木) 09:55~11:55

会場:JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、工学院大学

後援:特許庁、関東経済産業局

発表内容詳細

  • 情報

1)高層ビル群環境下でも高測位精度を実現するリレー型GPS

発表資料 プレゼン動画

工学院大学 情報学部 情報通信工学科 教授 杉山 隆利

https://www.kogakuin.ac.jp/faculty/lab/info_lab135.html

新技術の概要

GPS測位では最低4つの衛星からの信号を受信しなければならないが、高層ビル環境では受信可能衛星数が確保できない場合がある。これを解決するため、GPS受信機の周囲に多数存在する移動端末があたかもGPS衛星(擬似衛星)として振る舞うことで、受信環境が悪いGPS受信機の測位を可能とするリレー型GPSを紹介する。

従来技術・競合技術との比較

自身の座標が既知の固定局からその位置情報を送信するPseudolite(Pseudo-Satellite)では、固定局からの信号が高層ビル等の障害物で遮蔽されると、通常のGPS測位と同様に、衛星数が確保できない場合がある。一方、リレー型GPSではGPS受信機の周囲に多数存在する移動端末がその位置情報を送信するので、受信可能な衛星数の確保が可能である。

新技術の特徴

・GPS受信機には一切追加機能が不要
・GPS測位精度が向上
・一般的な測位精度向上技術(仰角マスク等)との組み合わせが可能

想定される用途

・GPSを利用したMAPアプリ
・自動運転
・測量システム

  • 情報

2)高品質な技術文書作成のための網羅性検証の自動化技術

発表資料 プレゼン動画

工学院大学 情報学部 コンピュータ科学科 教授 位野木 万里

新技術の概要

自然言語で記述された技術文書等の業務仕様において、同一文脈で出現するステークホルダによる振る舞い用語を同一分類用語辞書として蓄積し、本辞書を用いて業務仕様の記述網羅性を自動検証する技術を開発した。本技術により、技術文書の開発生産性と品質向上に貢献する。

従来技術・競合技術との比較

自然言語処理技術の活用により、要求仕様書等技術文書において設計要素の表記ゆれや記述することで仕様が曖昧になる用語の自動指摘は実現済み。記述の網羅度の検証は業務に精通したベテラン技術者のノウハウに依存しており自動化に至っていなかった。

新技術の特徴

・自然言語で記述された業務仕様からステークホルダとシステムの一連の相互作用の最小単位を自動抽出
・同一分類用語辞書と検証ルールにより業務仕様の網羅度を自動算出
・同一分類用語辞書の自動学習の仕組みを整備

想定される用途

・開発者や管理者が情報システム等の調達前に作成した技術文書の品質チェックの自動化
・要求仕様書から設計要素を自動抽出し、基本設計の入力情報として活用
・人手では困難な既存の情報システムの膨大な業務仕様の記述網羅度を自動検証し品質を確認

  • デバイス・装置

3)自動昇降式大小兼用便器によるトイレ空間の知能化

発表資料 プレゼン動画

工学院大学 建築学部 建築学科 教授 鈴木 敏彦

https://www.kogakuin.ac.jp/faculty/lab/arch_lab103.html

新技術の概要

大小を兼用する特殊な形状の便座付き便器が、男性が小便器として利用する際にその行動を感知して自動で便座を開きながら便器が小便器の高さに昇り、これによって小便の飛距離を適正にし、跳ね上げの飛沫を少なくする。使用後には便器が昇って解放された床および小便によって汚れた便器の縁を自動清掃する。

従来技術・競合技術との比較

便器を昇降するというアイデアは、すでに体型に合わせた座位や床の清掃のしやすさなどを目的とする先行事例がアイデアレベルでは見受けられる。しかし、昇降によって大便と小便という異なる行為に適正に対応する便器と便座の形状と昇降機構、さらには、清掃機能を併せ持つ提案はまだ見当たらない。

新技術の特徴

・便器の昇降によって大便と小便という異なる行為に適正に対応する
・便器と床の自動清掃機能を併せ持つ
・排泄行為と清掃を知能化することによって清潔で快適なトイレ空間を創造する

想定される用途

・コンビエンスストア等の大小兼用トイレに応用することで、清掃業務の負担を軽減する
・トイレ清掃業務は、世界中のコンビニエンスストアの問題であり、その解決策となる
・一般家庭においても、トイレ空間の利便性を高める

関連情報

・デモあり

  • 環境

4)水道水に電気を流して機能水を作る

発表資料 プレゼン動画

工学院大学 先進工学部 環境化学科・化学応用学専攻 教授 岡田 文雄

https://www.kogakuin.ac.jp/ecce/labo_2.html

新技術の概要

水道水と家庭用電源だけを使って環境に負荷をかけない機能水製造技術を紹介する。本技術は、小型の水電解装置と高効率な気液ミキサーを組合わせて機能水を作るものであり、薬品代がかからず、長寿命でメンテナンスフリー、かつ、中性の機能水を生成するので手が荒れない等のメリットを持つ。

従来技術・競合技術との比較

従来技術では、大型の装置、高圧電源、排オゾンガス処理装置等を必要とするため、家庭や小工場等では利用できなかった。本技術は、手の平に乗る小型装置に水道水と電気を流すだけでオゾン水や促進酸化水を作ることを可能にした。更に、高効率気液ミキサーを内蔵しているので有害なオゾンガスを排出することが無い。

新技術の特徴

・小型、コンパクト、安価な機能水製造装置
・ミネラル分の電析と高分子電解質膜の劣化を防止できるので、高効率で長寿命
・高効率気液ミキサーの使用により、人体に有害なオゾンガスの排出無し

想定される用途

・家庭や小工場での殺菌洗浄水の提供
・農場、食品加工工場、養魚場等で必要となる機能水の大流量での提供
・半導体、メッキ工場等で必要となる高濃度機能水の提供

関連情報

・展示品あり

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

工学院大学 研究戦略部 研究推進課
TEL:03-3340-3440 / 042-628-4940
FAX:03-3342-5304 / 042-626-6726
Mail:sangakuアットマークsc.kogakuin.ac.jp

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Mail:scettアットマークjst.go.jp

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