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高専 新技術説明会

日時:2019年12月12日(木) 13:30~15:55

会場:JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、国立高等専門学校機構

後援:特許庁、関東経済産業局

発表内容詳細

  • アグリ・バイオ

1)高電圧極短パルスと低電圧長パルスの組み合わせによる遺伝子導入技術

発表資料

国立高等専門学校機構 有明工業高等専門学校 創造工学科 教授 河野 晋

新技術の概要

これまで用いられることのなかった高電圧極短パルスをエレクトロポレーションに採用した。これに従来の低電圧長パルスを組み合わせた新しいエレクトロポレーションシステムである。本システムにより導入に最適なパルス条件を容易に見出すことができる。

従来技術・競合技術との比較

比較的長い複数発の電気パルスによる従来のエレクトロポレータに対し、本技術はシンプルに2発の電気パルスによるエレクトロポレータである。1発目にナノ秒オーダーの高電圧パルスを用い、2発目の電圧パルスを広い範囲で調整することができる。これらを組み合わせて比較的容易に最適なパルス条件の推定が可能である。

新技術の特徴

・高電圧極短パルスと低電圧長パルスの組み合わせによるエレクトロポレーション
・広範囲な低電圧長パルスにより最適なパルス条件の推定
・使いやすい構造のキュベット

想定される用途

・高効率遺伝子導入
・最適パルス条件の推定

  • 機械

2)生産性向上の実現とロボット搭載型無人搬送車システム

発表資料 プレゼン動画

国立高等専門学校機構 北九州工業高等専門学校 生産デザイン工学科 教授 久池井 茂

http://w3-cise.kct.ac.jp/kuchii/

新技術の概要

自動運転ユニットにより目的場所まで自動走行して停止する無人搬送台車と、特定場所で無人搬送台車に搭載された二次電池の充電を行う充電ユニットと、無人搬送台車に設けられ、作業ロボットを取付け可能な台座とを有する移動式作業ロボット支持装置及びその操作方法に関する技術である。

従来技術・競合技術との比較

走行ロボットの位置決め精度が作業ロボットの作業精度に影響し、常に一定の精度で作業を行うことが困難になるという問題があった。そこで、姿勢保持ユニットにより無人搬送台車を停止位置に固定して、作業ロボットの姿勢を安定させることができる。自動運転ユニットと充電ユニットとの組み合わせで24時間連続運転が可能となる。

新技術の特徴

・作業ロボットの目的場所における位置が正確に特定できる。
・作業ロボットを複数の目的場所の間で移動させながら、高精度の作業を安定して実行できる。
・作業ロボットの稼働率を向上させることが可能になる。

想定される用途

・1台の作業ロボットの多能工化
・ロボット搭載型AGVの実現
・非接触全自動充電による生産システム

  • アグリ・バイオ

3)“琉れん草”有効成分を活用したサプリメント開発とその商品化(沖縄生物資源の産業応用)

発表資料 プレゼン動画

国立高等専門学校機構 沖縄工業高等専門学校 生物資源工学科 教授 池松 真也

https://sites.google.com/site/ikmtlab/home

新技術の概要

当該新技術は、沖縄県名護市及び恩納村の一部で栽培されているさんかくシビランの抽出物に“琉れん草”という商標を取り、その機能性を研究したものである。その抽出物にはインターロイキン12やTNF-αを増加し免疫を賦活する機能や血中の中性脂肪を低下させる機能が明らかとなった。

従来技術・競合技術との比較

葉野菜としての“琉れん草”は刈り取っても、また直ぐに再生し、台風や乾燥に対応できる。原料確保が容易な点と“琉れん草”抽出物が腸内細菌叢に働きかけ(現在確認中)、血中の中性脂肪を低下させる点は、長寿県沖縄でオジー、オバアが食してきた生物資源で健康な生活を取り戻すストーリーと重ねて優位点と考える。

新技術の特徴

・沖縄独特の生物資源由来である(ストーリーを持つ)
・葉物野菜類の中では、かなり強い免疫賦活力がある
・血液中の中性脂肪を低下させる

想定される用途

・無味無臭、かつ澄明であるので添加剤的に上記機能を活かす場面で
・中年層の中性脂肪値が気になる方へのサプリメント
・インフルエンザ流行時に小児や高齢者へのサプリメント

関連情報

・サンプルあり

  • 材料

4)磁性メソポーラス炭素吸着材および磁性固体酸触媒

発表資料 プレゼン動画

国立高等専門学校機構 津山工業高等専門学校 総合理工学科 機械システム系 准教授 山口 大造

http://www.tsuyama-ct.ac.jp/gakkaVer4/kyouin/tnt_yama/tnt_yama.html

新技術の概要

バイオマスセルロースを原材料として、磁性とメソ孔を有する炭素吸着材・酸触媒の開発に成功した。このカーボンは様々な官能基を結合することができ、フッ素、放射性物質の吸着除去はもとより、触媒や電極など様々なものへと展開できる可能性を秘めている。従来技術に比べ、大変安価で簡単な方法で合成できる。

従来技術・競合技術との比較

炭素中に金属または化合物粒子を分散した複合材料は、製造工程が多段であり高価であり、研究の域を脱していない。新技術は、安価で大量合成が容易で高性能。スルホ基など官能基の導入も可能でありながら電磁石でプロダクト等との分離が可能。メソ孔と酸化鉄ナノ粒子を有することから、応用範囲は活性炭等を上回る。

新技術の特徴

・メソ孔・微小黒鉛・磁性・触媒機能を同時に有する物質
・グラフェン中に超常磁性を有するナノ酸化鉄微粒子が埋包されている
・安価で簡単な合成方法(大量生産可能)

想定される用途

・磁気分離可能な酸触媒
・磁気分離可能な吸着材
・高性能な炭素電極

関連情報

・サンプルあり
・デモあり
・展示品あり

  • エネルギー

5)有機ポリスルフィドの新規合成法を基盤とした高容量密度正極活物質の創製

発表資料

国立高等専門学校機構 米子工業高等専門学校 物質工学科 准教授 谷藤 尚貴

新技術の概要

新しい正極活物質を開発する過程でジスルフィド結合への加硫反応をベースとした有機ポリスルフィドの合成を行ったところ、加硫後に500Ah/Kgを大きく越える高容量密度の活物質種が得られ、正極中の活物質比率を増加させても充放電動作は起こった。その他に正極材料に混合添加するナノカーボンの検討もふまえて解説する。

従来技術・競合技術との比較

非金属系活物質で高容量なものは硫黄であるが、導電性が乏しいのが問題である。有機ポリスルフィドでは、有機基が、材料の導電性や、導電助剤との相互作用を変化させる因子になり、硫黄で示すような高容量も期待できる。骨格にほとんど水素を含まないため、硫化水素の発生を抑制できる。

新技術の特徴

・高容量密度を示す正極活物質
・正極材料中の活物質の含量を高くできる
・合成反応および単離精製が不要または簡便

想定される用途

・ペースメーカー等高寿命電池
・車載電装品用の電池
・電量未到達地の電源

関連情報

・サンプルあり

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

国立高等専門学校 本部事務局 研究推進課
TEL:03-4212-6822 FAX:03-4212-6810
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URL:https://www.kosen-k.go.jp/

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