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【オンライン開催】アグリビジネス 新技術説明会

日時:2020年10月13日(火) 13:25~15:55

会場:Zoomビデオウェビナーによるオンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、東京農業大学、日本大学、玉川大学、東海大学、明治大学

発表内容詳細

  • 機械

1)無動力サポートスーツの開発

発表資料

東海大学 工学部 機械工学科 教授 甲斐 義弘

http://www.mech.u-tokai.ac.jp/~kai_lab/

新技術の概要

農作業、車の整備、運動会でのビデオ撮影等、同じ姿勢を長く維持して行う作業が数多くある。本技術のサポートスーツは、作業内容に応じて任意の角度で関節を固定することにより、同じ姿勢を容易に長時間維持することを可能にする。また、固定位置の変更も簡単に行え、かつ電源供給が不要な姿勢維持サポートスーツである。

従来技術・競合技術との比較

これまでに、モータ等のアクチュエータ、電気式ブレーキ、自力で嚙合わせる歯車を用いたサポートスーツが開発された。しかし、これらはバッテリ等の電源供給や、歯車を噛み合わせて姿勢を維持する力が必要だった。本技術では電源、力を要せず簡単な動作で姿勢を固定、解除できることが特徴で、使用時の手軽さ、軽量化などが期待できる。

新技術の特徴

・電源供給が不要で稼働時間に制限がない
・任意の角度で関節の固定が可能
・固定位置の変更も容易に行える

想定される用途

・果樹園等での果物(例えばブドウ)の栽培・収穫作業等のアシスト
・長時間同じ姿勢を要する作業(例えば電気工事、車の整備、看板持ち、ビス打ち作業等)のアシスト
・ビデオ撮影等、ブレずに腕を固定したい時にアシストする装置

関連情報

・サンプルあり

  • アグリ・バイオ

2)植物成長促進・窒素固定細菌で農業革新

発表資料 プレゼン動画

東京農業大学 国際食料情報学部 国際農業開発学科 教授 志和地 弘信

https://www.nodai.ac.jp/academics/int/int/lab/1301/

新技術の概要

Agrobacterium sp. strain S-343(アグロバクテリウム 343系統)窒素固定細菌の接種により、ヤムイモの生育が促進される。 Mesorhizobium sp.、 Pantoea sp., Enterobacter sp.植物成長促進・窒素固定細菌によってイネの生育が促進される。

従来技術・競合技術との比較

窒素固定能力を持つ植物生育促進細菌の接種によりヤムイモ・イネの幼苗の生育が促進されるため、肥料に代わる生物肥料として利用可能。

新技術の特徴

・肥料がなくてもヤムイモ・イネの生育が促進される。
・窒素欠乏症状が出ない。

想定される用途

・生物肥料資材

  • アグリ・バイオ

3)メラニン生成制御に関与する有用物質の探索と活用について

発表資料 プレゼン動画

玉川大学 農学部 生産農学科 准教授 佐藤 一臣

新技術の概要

メラニン生成促進効果を有する物質について紹介します。白斑などの色素異常障害の緩和、白髪防止効果を有する物質として化粧品分野・医療分野への応用が期待されます。また、関連する研究技術について紹介します。

従来技術・競合技術との比較

メラニン生成を制御する物質として、メラニン生成阻害効果を有する物質は多数の報告例がありますが、促進効果を有する物質についての報告例は限られており、今回紹介する物質の特徴と言えます。

新技術の特徴

・メラニン生成促進
・遺伝子転写促進
・酵素活性促進

想定される用途

・皮膚用化粧品
・頭髪用化粧品
・医薬品

  • アグリ・バイオ

4)高等真核細胞を用いた組換え体タンパク質の産生向上を可能にするスタビロンタグの開発

発表資料 プレゼン動画

日本大学 生物資源科学部 応用生物科学科 准教授 舛廣 善和

https://www.abs-brs.com/research/lab-mcb/研究テーマ-a-舛廣/

新技術の概要

開発したスタビロンタグは、酸性アミノ酸に富んだポリペプチドのモチーフであり、真核細胞内で融合タンパク質を安定化(主に分解耐性による)するため、タンパク質の発現向上が期待できる。また、大腸菌内で使用した場合は可溶性タンパク質として発現しやすくなる。また、極めて特異性の高い検出精製用抗体もある。

従来技術・競合技術との比較

従来のタグは検出や精製用のものが中心であったが、本開発スタビロンタグはこれらの機能に加え、発現向上・分解耐性(真核生物内)、および可溶化度向上(大腸菌内)能を保持している。

新技術の特徴

・発現向上・分解耐性が期待できる
・極めて特性性の高い検出、精製が可能である
・大腸菌内では可溶性タンパク質として発現しやすくなる

想定される用途

・発現系のタグとして
・バイオ医薬品(抗体、ペプチドホルモン、ワクチンなど)の産生に
・ゲノム編集や遺伝子治療の際のタグに

関連情報

・外国出願特許あり

  • アグリ・バイオ

5)新規ゲノム産業創出に向けた多検体サンプルからの有用遺伝子探索法

発表資料 プレゼン動画

明治大学 農学部 生命科学科 教授 矢野 健太郎

http://bioinf.mind.meiji.ac.jp/lab/

新技術の概要

調査対象形質(例:疾患、作物収量、バイオマテリアル生産)に関わる遺伝子群を迅速かつ高精度にゲノム内から探索する技術である。本技術では、多検体に対するゲノムワイドな遺伝子型および調査対象形質の表現型値を解析し、調査対象形質を支配する遺伝子群を出力する。

従来技術・競合技術との比較

従来技術・競合技術は、この作用機構を最も簡単な遺伝モデルである2対立遺伝子の相加・優性効果のみを仮定・構築した技術であるため、網羅的・高精度な遺伝子探索ができない。新技術は、上記の仮定を行うこと無く、形質や遺伝子ごとに多様な遺伝子作用機構を反映した数理モデルから網羅的・高精度な遺伝子探索を実現している。

新技術の特徴

・相加・優性効果に限定しない多様な遺伝子作用機構に対応した遺伝子探索法
・対立遺伝子数の上限を2個に限定しない遺伝子探索法
・通常のパーソナル・コンピューターでも迅速に計算可能なアルゴリズム

想定される用途

・疾患などの遺伝子探索
・バイオ医薬品開発
・動植物・微生物などの育種・ゲノムデザイン

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

東海大学 産官学連携推進課
TEL:0463-59-4364 FAX:0463-58-1812
Mail:sangi01アットマークtsc.u-tokai.ac.jp
URL:https://www.u-tokai.ac.jp/research/

東京農業大学 農生命科学研究所
TEL:03-5477-2532 FAX:03-5477-2634
Mail:nriアットマークnodai.ac.jp
URL:https://www.nodai.ac.jp/nri/

玉川大学 学術研究所知的財産本部
TEL:042-739-8054 FAX:042-739-8663
Mail:chizaiアットマークtamagawa.ac.jp
URL:https://www.tamagawa.jp/research/academic/i_property/

日本大学 研究推進部 知財課
TEL:03-5275-8139 FAX:03-5275-8328
Mail:nubicアットマークnihon-u.ac.jp
URL:https://www.nubic.jp/

明治大学 研究推進部 生田研究知財事務室
TEL:044-934-7494 FAX:044-934-7917
Mail:tlo-ikutaアットマークmics.meiji.ac.jp
URL:https://www.meiji.ac.jp/tlo/index.html

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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