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【Webサイトでの技術紹介】山梨大学 新技術説明会

日時:2020年12月03日(木) 00:00~00:00

会場:本Webサイトでの技術の紹介

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、山梨大学

発表内容詳細

  • エネルギー

1)新規薄膜太陽電池材料SnS:低コスト太陽電池実現に向けて

発表資料

山梨大学 工学域 物質科学系 応用化学 柳 博

http://www.ccn.yamanashi.ac.jp/~hyanagi/index.html

新技術の概要

安価で非毒性元素のみからなる新規太陽電池材料であるSnSのn型化に成功した。従来SnSはp型しか存在しなかったため、本技術を用いることによりSnSによるpnホモ接合太陽電池への道つが開けた。ホモ接合はSnS太陽電池の高効率化に欠かせないものである。

従来技術・競合技術との比較

薄膜太陽電池材料として実用化しているものは、CIGS(希少金属のInやGaを含む)とCdTe(毒性元素を含む)である。これに対してSnSは希少元素も毒性元素も含むことなくこう変換効率を実現しうる次世代太陽電池として期待される。

新技術の特徴

・薄膜太陽電池材料

想定される用途

・薄膜太陽電池

  • 医療・福祉

2)P2Y6受容体の遺伝子改変を利用した新しい緑内障モデル

発表資料

山梨大学 医学域 臨床医学系 眼科学 柏木 賢治

https://www.med.yamanashi.ac.jp/clinical/ophthal/

新技術の概要

失明原因第一位である緑内障は眼圧の上昇によって発症する。P2Y6受容体を欠損させることで眼房水産生能を上昇させ、眼圧の安定的かつ中程度上昇から慢性緑内障を発症させる新しいマウス慢性緑内障モデルを開発した。本モデルは従来にない緑内障モデルであり新しい緑内障研究に有用である。

従来技術・競合技術との比較

従来の緑内障モデルは機械的に房水排出路を損傷させるが、安定した眼圧上昇の維持は難しく、作成時の眼内組織障害などにより、原発型緑内障モデルとしては不適である。一方、遺伝子操作により作成される眼圧上昇モデルは隅角形成に異常を来しており、臨床的に頻度の高い原発開放隅角緑内障のモデルとしては不適である。

新技術の特徴

・眼房水産生能を増加させ眼圧を上昇させる新しい機序による緑内障モデル
・眼圧上昇の程度が安定してヒト緑内障に類似性の高い所見を得ることが出来る
・眼圧上昇とそれに伴う緑内障に典型的な視神経障害を来すがその他には異常所見を認めない

想定される用途

・緑内障発症機序の解明
・眼圧下降候補薬の有用性の検討
・本モデルに用いたP2Y6受容体を標的とした新しい緑内障治療法の開発

関連情報

・サンプルあり

  • エネルギー

3)再エネ熱を利用する直接膨張方式地中熱ヒートポンプの提案

発表資料

山梨大学 工学域 機械工学系 機械工学 武田 哲明

http://www.me.yamanashi.ac.jp/lab/takeda/

新技術の概要

エアコンの室外機に収められている冷媒熱交換器を複数本の銅管を用いた地中熱交換器に取り換えることにより、再エネ熱である地中熱を室内の冷暖房空調や給湯システムに利用する直接膨張方式と呼ばれる地中熱ヒートポンプとその地中熱交換器を提案します。

従来技術・競合技術との比較

夏は気温より低い温度、冬は気温より高い温度で一年中一定温度である地中熱を用いることで、エアコンに比べて性能が優れています。また、従来の間接方式と呼ばれる地中熱ヒートポンプよりも、ボアホールの掘削深さは1/3以下であり、初期投資コストが抑えられるとともに性能も優れています。

新技術の特徴

・地中熱交換器を収めるボアホール深さは30m以下です。
・冷暖房空調機としての性能はエアコンの1.5倍~3倍であり、給湯性能も1.5倍~2倍です。
・地盤の弱い地域で用いる鋼管杭内に地中熱交換器を収めて地中熱ヒートポンプを稼働させることも可能です。

想定される用途

・冷暖房空調機
・給湯機
・冷暖房空調と給湯のマルチシステム

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

山梨大学 研究推進・社会連携機構 社会連携・知財管理センター
TEL:055-220-8758 FAX:055-220-8757
Mail:renkei-asアットマークyamanashi.ac.jp
URL:https://www.scrs.yamanashi.ac.jp/

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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