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金沢大学 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2021年08月19日(木) 13:30~15:55

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、金沢大学、金沢大学ティ・エル・オー

発表内容詳細

  • アグリ・バイオ

1)未熟トマト成分で気分の落ち込みを予防・緩和する

発表資料 プレゼン動画

金沢大学 医薬保健研究域 薬学系 准教授 出山 諭司

https://www.p.kanazawa-u.ac.jp/~yakuri/index.html

新技術の概要

未熟トマト成分トマチジンとその配糖体のトマチンに、抑うつ症状に対する予防効果と治療効果があることを発見した。また、トマチンは運動量増加作用や抗不安・抗強迫性障害作用も有することを見出した。これらの効果は、未熟トマト約半個分の摂取で得られる可能性がある。

従来技術・競合技術との比較

トマチジン、トマチンの抗うつ効果には、2019年に欧米で治療抵抗性うつ病治療薬として承認されたエスケタミンと類似のメカニズム(mTORC1活性化)が関与していることから、既存の抗うつ薬が効かない患者にも効果が期待できる。

新技術の特徴

・トマトの葉、茎、未熟果実に豊富に含有される(完熟果実での含量は少ない)トマチジン、トマチンを利用して抑うつ症状を予防または緩和する
・トマト生産過程で摘果(間引き)廃棄される未熟トマトの有効活用(食品加工やトマチジン、トマチンの抽出)が期待できる

想定される用途

・気分の落ち込み、不安、ストレスを和らげる未熟トマト加工食品(漬物、ピクルス、ジャムなど)
・気分の落ち込み、不安、ストレスを和らげる機能性食品・サプリメント
・医薬品(抗うつ薬、抗不安薬、強迫性障害治療薬)

  • 医療・福祉

2)サーモカメラと送風機を用いた発汗部位の高感度簡易マッピング法

発表資料 プレゼン動画

金沢大学 理工研究域 フロンティア工学系 教授 田中 志信

http://biomed.w3.kanazawa-u.ac.jp/index.html

新技術の概要

体表面の発汗の有無やその分布をサーモカメラと送風機により高感度で可視化する新技術であり、発汗障害(多汗症、無汗症等)の診断等への応用を想定している。
現在広く用いられている「ミノール法」のような煩雑な操作が不要で、患者に不快感を与えず短時間で発汗分布を高感度計測可能な方法である。

従来技術・競合技術との比較

体表の発汗分布の観察法として1928年に Minorが開発した「ミノール法」があるが、体表にヨウ素溶液やデンプンを塗布し検査後は洗浄が必要など操作が煩雑で、被検者は不快感を伴い定量性にも乏しい。これに対して本法は薬液塗布など面倒な操作が不要で、特別な技能も必要とせず実施が容易で定量性が高い。

新技術の特徴

・非接触で発汗部位を2次元マッピング可能
・従来法(ミノール法)のような煩雑な操作が不要で実施が容易
・応答性が良い

想定される用途

・多汗症および無汗症の診断・治療効果の判定
・自律神経機能の診断
・熱中症予防

  • アグリ・バイオ

3)機能性イメージングを実現する次世代プローブ顕微鏡技術

発表資料

金沢大学 ナノ生命科学研究所 教授 高橋 康史

http://takahashi.w3.kanazawa-u.ac.jp/index.html

新技術の概要

ナノスケールの構造変化や化学物質の濃度変化は、生細胞から蓄電材料に至るまでの幅広い領域で重要な情報である。このような液中に存在するサンプルの計測を可能とする新しいプローブ顕微鏡技術を紹介する。

従来技術・競合技術との比較

これまでのプローブ顕微鏡のほとんどが構造を可視化するものであるのに対して、本技術は化学物質の濃度変化をとらえることができる。

新技術の特徴

・溶液中に存在する試料の形状を計測できる
・化学物質の濃度変化をとらえられる

想定される用途

・細胞表面の形状測定・代謝物測定
・蓄電材料の評価
・触媒材料の評価

  • 製造技術

4)置換ポリアセチレンの末端構造を自由に設計できる精密重合法と触媒

発表資料 プレゼン動画

金沢大学 医薬保健研究域 薬学系 助教 谷口 剛史

http://kohka.ch.t.kanazawa-u.ac.jp/lab5/lab5/index.html

新技術の概要

市販の試薬を組み合わせるだけで、置換ポリアセチレンの末端構造を思い通りに設計できるリビング重合法と触媒を開発した。本手法では、得られるポリマーの分子量、分子量分布および立体規則性をほぼ完璧に制御することが可能であり、特殊構造ポリマー(星形ポリマーや高分子ブラシなど)の合成にも応用できる。また、単離触媒を用いれば重合操作をさらに簡略化できる。

従来技術・競合技術との比較

本技術で用いる手法や重合触媒は従来技術のものより格段に重合活性が高く、適用できるモノマーの範囲が従来技術より大きく広がった。また、置換ポリアセチレンの末端構造の設計を思い通りに出来るようになったことから従来技術では不可能であった特殊構造ポリマーの合成も可能になり、円偏光発光材料、キラル固定相、超撥水コーティング材などへの応用が期待される。

新技術の特徴

・ポリマーの末端構造を自由に設計でき、他の材料との融合が可能である
・重合活性が非常に高く(開始剤効率ほぼ100%)、分子量を制御しながらさまざま官能基を有する置換ポリアセチレンを合成できる
・特殊構造ポリマーの合成が可能になり、置換ポリアセチレンの高度な機能化が可能である

想定される用途

・円偏光発光材料
・キラル固定相
・超撥水コーティング材

関連情報

・サンプルあり(提供可)

  • 環境

5)土壌改質剤等に利用可能な多孔質構造を持つ蒟蒻ゲル作製技術

発表資料 プレゼン動画

金沢大学 理工研究域 フロンティア工学系 准教授 滝口 昇

http://natsys.w3.kanazawa-u.ac.jp/research/lab/bioeng_03.html

新技術の概要

本技術は、グルコマンナンをゲル化させる際に用いるアルカリ溶液に、グリセロール、脂肪酸、貧溶媒効果を持つ揮発性アルコールを含む溶液を使用することで、撹拌のみで容易に多孔質構造の蒟蒻ゲルを作製するものである。

従来技術・競合技術との比較

従来の蒟蒻に比べ、ゲル化剤の組成を変更することで多量の気泡を含み、加熱後の蒟蒻ゲルにマイクロオーダーの細孔も形成可能である。土質改良材に用いた場合、他の土質改良材に比較し、保水力及び生分解能が優れているという利点があると考えられる。

新技術の特徴

・内部に様々な細孔を有する多孔質蒟蒻ゲルを作製可能
・従来の蒟蒻作製器具・手順で作製が可能
・生分解性を有する

想定される用途

・肥料・土壌改良剤基剤
・香料等の保持・吸着基剤
・加工食品

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

金沢大学ティ・エル・オー
TEL:076-264-6115
FAX:076-234-4018

Mail:info アットマークkutlo.co.jp
URL:https://kutlo.co.jp/

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