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京都工芸繊維大学 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2021年08月24日(火) 10:00~11:55

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、京都工芸繊維大学

発表内容詳細

  • 創薬

1)イオン性薬剤をリポソームの中に濃縮

発表資料 プレゼン動画

京都工芸繊維大学 分子化学系 准教授 吉田 裕美

http://www.cis.kit.ac.jp/~anallab/AnalChemHP/index.html

新技術の概要

イオン性薬物を、反対電荷を有する対イオンの濃度勾配を使って、リポソーム内に濃縮させます。イオン性薬物と対イオンをリポソームの外に添加するだけで、薬物がリポソーム内に自己濃縮します。

従来技術・競合技術との比較

従来、高濃度のイオンが封入されたリポソームを用いる方法、薬物の酸解離平衡を利用する方法が用いられてきましたが、リポソーム精製が必要、濃縮する薬物が弱酸・弱塩基性に制限されるなどの課題がありました。本技術は、リポソーム精製を必要としないすべてのイオン性薬物に適用できる方法です。

新技術の特徴

・薬剤にかぎらず、イオン性化学種であれば、応用することができます。
・リポソーム膜に限らず、水がしみ込むような高分子膜にも応用できる可能性があります。
・リポソーム外の対イオン濃度を低くすると、リポソームからのイオン性薬剤の放出が始まります。

想定される用途

・リポソーム製剤
・肥料や農薬の濃度コントロール
・イオン性汚染物質の回収

  • 建築・土木

2)小径木材を用いたリユース可能な骨組システム

発表資料 プレゼン動画

京都工芸繊維大学 デザイン・建築学系 教授 金尾 伊織

新技術の概要

この技術は、組立解体可能な接合部を用いた骨組システムである。小径木材をボルトのみで組み立てるため、何度も利用可能で環境負荷を低減できる。木材を用いているため温かみがあり、DIY商品、商業施設でのディスプレイなどへの活用、避難所のブース、仮設構造物まで応用可能な構法である。

従来技術・競合技術との比較

類似技術は、恒久的な建物への利用を想定した提案であり、専用の金物や複雑な加工が必要である。この新技術は、間伐材にボルト孔を開けるだけの簡単な加工であり、部材を互い違いに組み合わせてボルトで接合し、木材が互いにめり込むことによって力を伝達できる機構を有している。木の粘り強さを活かしたシステムである。

新技術の特徴

・間伐材を利用できる骨組システム
・組立解体可能で、何度でも再利用できる
・部材の形や大きさの組み合わせで、多様なデザイン・用途が可能

想定される用途

・インテリア小物や家具
・ディスプレイ棚などの商業用什器
・屋台などの仮設建物や仮設住宅

関連情報

・展示品あり

  • 機械

3)人と触れあうロボットハンドのための指関節構造

発表資料 プレゼン動画

京都工芸繊維大学 情報工学・人間科学系 助教 田中 一晶

http://www.ii.is.kit.ac.jp/tanaka/

新技術の概要

多関節指を備えたロボットハンドにおいて、異なる弾性力を持つ弾性体を各関節に配置し、関節ごとに異なる伸展力を生じさせることで、1本の線材で屈曲力を生じさせる等の簡素な仕組みであっても、伸展力が小さい順に屈曲、大きい順に伸展させることを可能にする。これにより、指の自然な動きを再現できる。また、物体を把持する場合にはその形状に応じて関節が屈曲する。

従来技術・競合技術との比較

既存のロボットハンドの多関節指は、物を把持・操作する機能を重視して設計されており、各関節を異なるアクチュエータで制御するものや、各関節が連動するリンク機構を備えたものがある。それらは人間の手と比較して関節構造が大きくなりがちであるのに対し、本発明は簡素な構造であるため、手の柔軟性を再現する表面素材で覆っても人間の手の大きさに収めることができる。

新技術の特徴

・人間の手指のような自然な屈曲伸展を再現する。
・関節機構を人間の手の骨格の大きさに収められる。
・把持する物体の形状に合わせて関節が屈曲する。

想定される用途

・離れた場所にいる人と触れ合えるようにするロボットハンド型身体接触デバイス
・人と触れ合うロボット(サービスロボット、介護ロボット等)の手部
・身体接触のための機能を有した義手

  • デバイス・装置

4)汎用プラスチック極細繊維膜からなる発電型圧力センサ

発表資料 プレゼン動画

京都工芸繊維大学 繊維学系 助教 石井 佑弥

http://www.fibro.kit.ac.jp/lab/ishii/

新技術の概要

フィルムでは圧電性を示さない安価な汎用プラスチックからなる電界紡糸極細繊維膜を用いた極軽量かつフレキシブルな発電型圧力センサを開発した。当該繊維膜の製造には、ポーリングなどの後処理を要しないため、製造工程の省工程化や省エネルギー化が期待される。

従来技術・競合技術との比較

フィルムでも圧電性を示す高価な圧電プラスチックからなる極細繊維膜が発電型圧力センサの材料として開発されてきた。一方で本新技術は、フィルムでは圧電性を示さない安価な汎用プラスチックからなる電界紡糸極細繊維膜が疑似圧電特性を示すことを発見し、これを用いた極軽量かつフレキシブルな発電型圧力センサを開発した。

新技術の特徴

・安価な汎用プラスチックの極細繊維エレクトレット膜からなる発電型圧力センサ
・電界紡糸のワンステップで当該極細繊維エレクトレット膜の作製が可能
・極軽量かつフレキシブルな発電型圧力センサや発電素子を開発可能

想定される用途

・ヒトや動物などの生体に装着する極軽量フレキシブルな圧力センサ
・ソフトロボットに搭載する極軽量フレキシブルな圧力センサ
・振動発電する極軽量フレキシブルな発電素子

関連情報

・サンプルあり

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

京都工芸繊維大学 研究推進・産学連携課 知的財産係
TEL:075-724-7039
FAX:075-724-7030

Mail:chizai アットマークkit.ac.jp
URL:https://www.liaison.kit.ac.jp/index.php

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519 Fax:03-5214-8399

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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