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山梨大学 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2021年12月02日(木) 13:30~15:25

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、山梨大学

発表内容詳細

  • 13:30~13:55
  • 創薬

1)ペプチド医薬品開発・ペプチド化合物探索のための新規ペプチド環状化法

発表資料

山梨大学 大学院総合研究部 生命環境学域 生命農学系 生命工学 助教 川上 隆史

新技術の概要

ペプチド医薬品開発や再生医療などに役立つペプチド化合物探索のための新規ペプチド環状化法を開発し、様々な創薬標的タンパク質に作用する新規環状ペプチド化合物の同定を実証することにも成功した。

従来技術・競合技術との比較

数兆種類のペプチド化合物ライブラリーの自発的かつ高選択的な環状化を可能にし、ペプチド化合物スクリーニングのスループット性を高める。

新技術の特徴

・創薬のための新規ペプチド化合物の探索に応用可能
・iPS細胞などの細胞の機能を制御する新規ペプチド添加物の開発に応用可能
・タンパク質を始めとする生体分子の機能を解析するための新規ペプチド試薬の開発に応用可能

想定される用途

・創薬・医薬品開発
・再生医療・細胞医薬品
・研究試薬

  • 14:00~14:25
  • 情報

2)織物パターンデザインのための人工知能と画像処理

発表資料 プレゼン動画

山梨大学 大学院総合研究部 工学域 電気電子情報工学系 コンピュータ理工学 准教授 豊浦 正広

http://www.design.yamanashi.ac.jp/toyoura/

新技術の概要

人と人工知能が協力して織物パターンをデザインするための画像処理とインタフェースの技術を提案します。人工知能だからこそ発想できるパターンと、人にしかできない良し悪しの判断を組み合わせることで、これまでにない織物パターンのデザインを実現します。

従来技術・競合技術との比較

人工知能によるパターンデザインには、絵画調画像生成やDeep Dreemのように知られた方法があります。このようなパターンを織物デザインに活かすためには、織物の物理的構造を考えた特殊な模様の取り扱い方が必要になりますが、この部分について提案技術が支援を可能にします。

新技術の特徴

・人工知能による絵画調画像合成の結果を領域ごとに対話的に選択することができる
・織物の物理的構造を考えた特殊な模様の取り扱い方を支援する
・生成したパターンを経糸と緯糸の織り方に変換してそのまま織れるようにする

想定される用途

・織物製品開発
・美術経験者・非織物技術者による織物製品デザイン

関連情報

・デモあり
・展示品あり

  • 14:30~14:55
  • 材料

3)リチウムイオン伝導性酸化物バルク単結晶育成技術の開発

発表資料 プレゼン動画

山梨大学 大学院総合研究部 工学域 物質科学系 クリスタル科学研究センター 助教 丸山 祐樹

https://www.inorg.yamanashi.ac.jp/

新技術の概要

赤外線集光加熱による溶媒移動浮遊帯域溶融 (Traveling Solvent Floating Zone : TSFZ) 法を用いてリチウムイオン伝導体の1/2インチサイズの大型高品質単結晶育成技術を開発した。

従来技術・競合技術との比較

従来技術では大口径リチウムイオン伝導体の単結晶は育成できなかった。また、原料を融点以上の温度で溶融する必要があり、分解溶融することとリチウムの蒸発が激しいという問題があった。

新技術の特徴

・分解溶融化合物の単結晶育成に有効であること
・融点以下で結晶育成が可能であること
・集光用ミラーを傾斜させることが大口径化に効果的であること

想定される用途

・薄膜型全固体電池用単結晶基板
・バルク型全固体電池用単結晶基板
・単結晶基板材料

  • 15:00~15:25
  • 医療・福祉

4)熟練度評価を加味した皮膚病勢スコアリングAIアプリ

発表資料

山梨大学 大学院総合研究部 医学域 臨床医学系 人体病理学 臨床助教 川井 将敬

https://www.med.yamanashi.ac.jp/clinical/dermatol

新技術の概要

皮膚病変はその種類や病勢の強さにより治療戦略が異なってくる。我々の技術は病勢評価を再現性の高いAIで代替するとともに、手軽なモバイルアプリとして提供する。また、複数皮膚科医で意見の相違が起こりうるが、競合する疑似皮膚科医AIと熟練度評価AIの機構を導入し、精度管理、スキルチェック機構を実現する。

従来技術・競合技術との比較

病変の種類を判定するAIの事例が多いのに対し、病勢を手軽に評価できるAIは独自のものである。また、専門家同士でも評価が別れる判断に関して、熟練度評価を行うAIを導入したところに新規性がある。

新技術の特徴

・多くの疾患の病勢評価は医師の眼により主観的に評価されており、それを客観的なAIの評価で代替する。
・複数の主観的な評価がばらつくのは珍しくなく、それをAIが熟練度として評価して妥当な評価を提示する。

想定される用途

・医師が患者をAIアプリを用いて評価し、客観的記録とする。
・患者が自らの病勢をスマートフォンなどを用いてセルフチェックする。
・熟練度評価システムを用いて医師のスキルチェックに用いる。

関連情報

・デモあり

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

山梨大学 URA・社会連携センター
TEL:055-220-8758
Mail:renkei-as アットマークyamanashi.ac.jp
URL:https://www.scrs.yamanashi.ac.jp/

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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