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ライフサイエンス~医療系大学~ 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2022年12月08日(木) 10:00~14:55

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機、福島県立医科大学、
久留米大学、産業医科大学、関西医科大学、
東京医科歯科大学、福岡大学、日本医科大学

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申込受付:開催日前日の正午まで

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発表内容詳細

  • 10:00~10:25
  • 医療・福祉

1)内視鏡治療後粘膜欠損部の縫縮に対する新規ループクリップ

産業医科大学 医学部 第3内科学 助教 村石 純一

https://www.uoeh-u.ac.jp/kouza/3nai/intro_j.html

新技術の概要

視認性が高く、操作性が良好な、極細径の糸による直径3ミリ程度の径の小さなループをクリップ脚に取り付けた縫縮クリップである。病変切除後の粘膜欠損部辺縁にクリッピングしたループクリップを用いて引き寄せることで、粘膜欠損部を密に寄せ合わせることが可能となり、完全縫縮が期待できる。術者は、ストレスなく、短時間で容易に縫縮することが可能となる。

従来技術・競合技術との比較

胃ESD後の大きな粘膜欠損部の縫縮法の一つに、ループクリップを用いた縫縮法がある。どの施設にも導入されているシングルチャンネル内視鏡を用いて使用できるため、ループクリップ縫縮術は重要である。しかし、ループの取り付け位置、ループ径、ループの色調や素材などについては十分に検討されておらず、本クリップによれば、切除後の大きな粘膜欠損部の完全縫縮が期待できる。

新技術の特徴

・視認性の高い、形状維持され操作性の良好なシングルループが付設した縫縮クリップ
・シングルチャンネル内視鏡のみで使用できる内視鏡治療後の大きな粘膜欠損部に対する縫縮クリップ
・ループ径が小さく、潰瘍辺縁同士を正確に密に寄せ合わせることが可能な縫縮クリップ

想定される用途

・抗血栓薬内服患者等のESD後出血ハイリスク患者に対する、後出血予防目的の粘膜欠損部の完全縫縮
・ESDの術中穿孔に対する縫縮及び遅発性穿孔予防目的の粘膜欠損部の縫縮
・消化管潰瘍穿孔に対する手術回避目的の潰瘍縫縮

関連情報

・サンプルあり

  • 10:30~10:55
  • 医療・福祉

2)オキサリプラチン誘発性末梢神経障害バイオマーカー

日本医科大学 医学部 薬理学 講師 坂井 敦

http://square.umin.ac.jp/nms-pharmacol/index.html

新技術の概要

大腸がんに対する抗がん薬であるオキサリプラチンに伴う末梢神経障害およびその慢性化に対する血中バイオマーカーを複数同定した。オキサリプラチンによる治療継続判断に加え、その他の神経障害性疼痛における患者層別化や治療法選択への活用が期待される。

従来技術・競合技術との比較

従来の神経伝導検査や感覚試験は検査が繁雑であり、重症度の指標となる可能性が言われているのみである。ゲノム解析による神経障害の慢性化リスク評価の報告はあるが、現状の病態評価や予後予測はできない。一方で、本血中バイオマーカーは測定が容易で、感覚神経自体の状態を経時的に捉えることが可能である。

新技術の特徴

・感覚神経障害を血中で客観的に捉えることができる
・経時的に測定して、病状変化をモニタリングできる

想定される用途

・末梢神経障害の予後予測
・末梢神経障害の治療効果に対する客観的な効果判定
・神経障害性疼痛の患者層別化

  • 11:00~11:25
  • 医療・福祉

3)形態学的パラメーターを用いた画像解析による悪性リンパ腫の診断

久留米大学 医学部 病理学講座 
久留米大学 研究推進戦略センター URA
 永石 美晴

http://pathology2.kurume-univ.jp/

新技術の概要

病理診断時の基準を高性能に反映した指標はこれまでになく、病理組織から得られる情報を医師間で正確に共有することが困難であり、統一的な診断が得られない例も生じている。本発明により、悪性リンパ腫の「病理形態を数値情報として定量化」し、機械学習を取り入れた病理診断法を確立することが可能となり、様々な腫瘍の形態学的特徴を客観的に評価、診断可能なツールを提供する。

従来技術・競合技術との比較

病理診断は、熟練した知識や経験を有する病理専門医が中心に行い、その結果を主治医と共有した後、確定診断に至る。これまで、病理組織を客観的指標に基づいて診断する方法がなく、統一的な判断が得られない(診断が異なる)例も生じている。本発明では、病理形態をあらゆる側面から計測し、「数値情報」として数値化された実臨床に則して且つ高精度な指標を可能とする。

新技術の特徴

・組織標本内に含まれる生体内構造物の形態的特徴を、病理診断医らが手動でアノテーション(抽出)
・数値情報として算出したものを機械学習を取り入れた解析により、高精度な評価指標を構築
・HE染色画像のみでの評価が可能であるため、各種腫瘍に対して、染色に係る手間やコストの削減も期待

想定される用途

・病理診断における客観的指標の構築
・病理診断システムを組み込んだソフトウェアの開発
・病理診断システムを組み込んだ診断機器の開発

  • 11:30~11:55
  • 医療・福祉

4)固相化リポソーム結合磁気ビーズ法を用いたコレステロール引き抜き能評価法の開発

東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 先端分析検査学分野 教授 大川 龍之介

https://www.tmd.ac.jp/gradh/alc/index.html

新技術の概要

世界の死因の上位を占める心血管疾患の発症リスクを予測する検査として、従来の高比重リポタンパク(HDL)コレステロール定量に加えて、HDLコレステロール引き抜き能の評価が世界中で注目を集めている。今回、われわれは、自動分析装置に搭載し得る新規コレステロール引き抜き能評価法を開発した。

従来技術・競合技術との比較

従来のコレステロール引き抜き能は、細胞の培養が必要であり、煩雑かつ評価に長時間(数日)を要した。われわれの方法は、細胞を用いないため、簡便で短時間(最短1時間)に高精度な測定が可能である。競合技術として、シスメックスのコレステロール取り込み能がある。既に自動化されているが、その方法はHDLにコレステロールを添加してその結合量を検出する方法であり、コレステロール引き抜き能とは異なっている。

新技術の特徴

・細胞を用いないため、簡便、短時間で高精度な検査が可能
・細胞を用いる従来法と良好な相関性
・自動分析装置に搭載可能

想定される用途

・病院における心血管疾患の発症リスクの予測マーカー
・治療後の血管内プラーク(粥腫)退縮効果の予測
・人間ドック、健診などにおけるメタボ異常の指標

  • 13:30~13:55
  • 医療・福祉

5)どこでも使用可能な小型バッテリー駆動診断システムの開発~特に活動性結核のスクリーニング法に関して~

関西医科大学 医学部 衛生・公衆衛生学講座 准教授 神田 靖士

http://www3.kmu.ac.jp/pubh/index.html

新技術の概要

本技術は結核感染の流行地である発展途上国において実施するスクリーニング法を想定し、安価で大掛かりな機器を必要とせず、尿を検体として用いる活動性結核の迅速スクリーニング法である。現在までに結核に特異的な新規バイオマーカーとし尿中のmiRNAを特定した。これらのマーカーを用いて診断するシステムを産学協同で開発する。

従来技術・競合技術との比較

日本国内で承認されている結核迅速診断法(「TスポットTB」=採血した被験者末梢白血球が産生するIFN-γ量をスポットで判定、3日程度かかる)は、培養のための設備が必要、習熟したテクニックが必要、その場では診断が不可能、ラニングコストもかかるため国や地域によって実施が困難な場合があり、更に簡便な検査法が強く求められている。

新技術の特徴

・検体として非侵襲性の尿を用いる
・小型でバッテリー駆動型の診断システムを開発することでどこでも実施可能となる
・検体採取から迅速に診断(スクリーニング)可能となる(約2時間で)

想定される用途

・インフラの整っていない国や地域で診断(スクリーニング)が可能になる
・先進国地域においても簡便、迅速に実施できるため日常的なスクリーニング法として使用可能である
・バイオマーカーを変えることで結核に限らず他の感染症や疾患にも応用可能である

  • 14:00~14:25
  • 医療・福祉

6)羊水中の16S rDNAコピー数測定による子宮内感染状態の評価法

福岡大学 福岡大学病院 産婦人科 講師 漆山 大知

https://www.med.fukuoka-u.ac.jp/obst_gyn/

新技術の概要

ドロップレットデジタルPCRで羊水1mL中に含まれる16SリボソームDNAコピー数を定量し3段階でGradingすることで、子宮内の感染状態が診断でき、妊娠の転機を予測・診断し、的確な治療方針を選択することが可能となり、母児の予後向上が期待できる。

従来技術・競合技術との比較

先行研究で羊水16SリボソームDNAコピー数と組織学的絨毛膜羊膜炎の関連を報告したが(Urushiyamaら, SciRep, 2017)、妊娠転帰との関連については不明であり、子宮内感染を診断した場合に、妊娠帰結すべきか、抗菌薬等を投与して妊娠期間を延長すべきかの判断基準については不明であった。

新技術の特徴

・子宮内感染の重症度を評価できる
・その重症度は妊娠転帰や胎児感染所見と明確に関連する
・Grade 3であれば妊娠継続は絶望的であり、妊娠終結を考慮すべきである

想定される用途

・切迫早産例等で炎症所見がある場合(血清CRP値の上昇など)
・切迫早産例等で子宮収縮抑制が困難な場合(複数の子宮収縮抑制薬の投与を要するなど)
・切迫早産例等で胎児感染のリスクがある場合(胎児頻脈など)

  • 14:30~14:55
  • 創薬

7)ΔNp63αノックダウンによる放射線抵抗細胞のアポトーシス亢進

福島県立医科大学 医学部 放射線生命科学講座 助教 工藤 健一

https://www.fmu.ac.jp/cms/rls/index.html

新技術の概要

DNA損傷応答(DDR)は、DNA酸化損傷に対して、細胞周期停止やアポトーシスを引き起こすことで細胞を保護する。TP63は腫瘍抑制因子TP53遺伝子ファミリーの一員であり、そのスプライシングバリアントであるΔNp63αは、p53下流遺伝子の転写を抑制することが報告されている。本発明者はノックダウン実験によって、ΔNp63αがp53に由来する放射線誘発DDRを抑制し、それによってΔNp63αが放射線抵抗性の原因となることを明らかにした。

従来技術・競合技術との比較

肺扁平上皮がんのような90%以上がΔNp63α陽性であるがんに対し、ΔNp63αノックダウン後に放射線照射およびDNA切断を発生させる化学薬剤を投与することで、がん細胞の増殖活性を下げ、なおかつこれまでより効果的にアポトーシスに至らせる治療が期待できる。扁平上皮がんの多くは放射線治療が適用となるが、70Gyもの大線量を照射するので正常組織に影響が出やすい。ΔNp63αノックダウン法によって総線量を下げることが期待できる。

新技術の特徴

・ΔNp63αは四肢の発生など発生初期に関わるが成長して臓器が完成すると役割はほとんどないのでノックダウンのターゲットとして相応しく、副作用が少ない
・多発性骨髄腫などの治療薬としてすでに使用されているサリドマイド誘導体でΔNp63αノックダウンが可能なため、既知の技術を応用した創薬開発が可能
・近年、DNA脱メチル化剤やヒストン脱アセチル化酵素阻害剤でもΔNp63αの発現を減少することが報告されており、ΔNp63αノックダウンを目的とする創薬には多様な選択肢がある。特に、DNA脱メチル化剤によってΔNp63αはp53と同様の働きをするTP63スプライシングバリアントTAp63αにスイッチするのでがん治療に対してより大きな効果が見込まれる

想定される用途

・放射線治療・化学療法を含むがん治療
・新たな放射線増感剤の開発

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

福島県立医科大学 医療研究推進課 医療産業連携係
TEL:024-547-1791
Mail:liaison アットマークfmu.ac.jp
URL:https://www.fmu.ac.jp/

久留米大学 研究推進戦略センター
TEL:0942-31-7916
Mail:senryaku アットマークkurume-u.ac.jp
URL:https://www.kurume-u.ac.jp/site/joint/

産業医科大学 研究支援課 産学連携係
TEL:093-280-0532
Mail:chizai アットマークmbox.pub.uoeh-u.ac.jp
URL:https://www.uoeh-u.ac.jp/industryCo.html

関西医科大学 研究部研究課 産学知財統括係
TEL:072-804-2328
Mail:sangaku アットマークhirakata.kmu.ac.jp
URL:http://www.kmu.ac.jp/

東京医科歯科大学 オープンイノベーション機構
TEL:03-5803-4736
Mail:openinnovation.tlo アットマークtmd.ac.jp
URL:https://tmdu-oi.jp/

福岡大学 産学官連携センター
TEL:092-871-6631
Mail:sanchi アットマークadm.fukuka-u.ac.jp
URL:http://www.sanchi.fukuoka-u.ac.jp/sangakukan/

日本医科大学 知的財産推進センター
TEL:03-5817-6637
Mail:nms-tlo アットマークnms.ac.jp
URL:https://www.nms.ac.jp/tlo/

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519 Fax:03-5214-8399

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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