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慶應義塾大学 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2023年01月19日(木) 13:30~15:55

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、慶應義塾大学

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発表内容詳細

  • 13:30~13:55
  • 医療・福祉

1)炎症・線維化疾患に有効な皮膚再生を誘導する新規再生医療等製品

慶應義塾大学 医学部 形成外科学教室 助教 酒井 成貴

http://prs.med.keio.ac.jp/

新技術の概要

組織常在性マクロファージの前駆細胞を使用した新規の同種他家細胞移植である。胎生期のみ存在し、全身へ分布するために接着能が低く、輸血製剤の様に扱え、生涯に渡り免疫の司令塔の役割を果たす。成体では補充されない、この細胞の枯渇により引き起こされる炎症性疾患・線維化疾患・老化の予防に有効である。

従来技術・競合技術との比較

これまでの細胞加工製品の多くは本人から採取した細胞を、採取後に培養や遺伝子導入を行い、患者本人へ使用する自家培養移植などがほとんどである。しかしながら、コストと時間を要する。間葉系幹細胞移植は一時的なパラクライン効果で持続可能なものは少ない。

新技術の特徴

・非接着性細胞
・毎日採取可能で、材料費・保存・培養コストが少ない
・恒常性の維持

想定される用途

・炎症のコントロールとして難治性皮膚疾患・炎症性腸疾患など
・線維化コントロールとして肺線維症・肝硬変など
・老化の予防

  • 14:00~14:25
  • 医療・福祉

2)心不全患者に対する、身体診察動画とAIを用いた非侵襲的うっ血評価技術の開発

慶應義塾大学 医学部 不整脈先進治療学寄付研究講座 特任助教 白石 泰之

https://www.cpnet.med.keio.ac.jp/research/statistics/

新技術の概要

心不全の診断は、心ポンプ機能低下によって起こる「心内圧の上昇(うっ血)」を捉えることがすべてである。古典的な身体診察でのうっ血評価は簡便である一方で、精度は被験者の解剖学的特徴や医療者個々のスキルに大きく依存する。熟練した専門医による診断と同等以上の精度をもつ診断プログラムを動画AIを用いて開発し、非専門医・非医療者でも利用可能にすることで心不全の早期診断・治療へとつなげる。

従来技術・競合技術との比較

これまで心内圧の推定は体内植込み型デバイス(例. ペースメーカーや肺動脈圧モニタリング等)を中心に実施され、侵襲度が高く汎用性に乏しいという問題がある(さらに高額医療)。また、血圧測定時に脈波情報から心内圧を推定するパイロット研究も一部で実施されている。当技術は、カメラ機能されあれば実施可能であり(血圧計等の医療機器そのものが不要)、社会への普及やアクセス性の面で大きなアドバンテージが見込める。

新技術の特徴

・頸部の数秒程度の動画情報をもとに、心内圧を推定して心不全の診断や重症度評価が可能
・カメラ機能が搭載された情報機器端末があれば、繰り返し何度でも使用が可能

想定される用途

・循環器非専門外来における心不全診断支援(見逃し予防)や健康診断での心不全スクリーニング(早期診断)
・在宅における心不全状態の管理確認(うっ血増悪の判断)
・遠隔診療における身体診察の代替

  • 14:30~14:55
  • 医療・福祉

3)画像所見に基づく、機械学習技術による、脳腫瘍の術前病理診断予測方法の確立

慶應義塾大学 医学部 脳神経外科学 講師
東京歯科大学 市川総合病院 脳神経外科 教授 佐々木 光

https://www.tdc.ac.jp/igh/tabid/786/Default.aspx

新技術の概要

神経膠腫などの悪性脳腫瘍は未だ致命的な疾患です。近年、これらの脳腫瘍においては、その遺伝子異常に基づく病理診断により治療反応性や生命予後が異なることが示されています。本技術は、CT, MRI画像所見と基本的臨床情報から、脳腫瘍の遺伝子異常、病理診断を高精度で予測するものです。

従来技術・競合技術との比較

脳腫瘍は、現状では、合併症のリスクを伴いつつできるだけ摘出し、摘出された組織における病理診断に基づいて治療されます。本技術が活用されれば、手術の前に化学療法などに対する治療反応性が予測可能となり、手術戦略、個別化された治療方針が術前に立案され、その結果、手術合併症の低減、機能・生命予後の改善が期待されます。

新技術の特徴

・CT, MRI画像所見と基本的臨床情報から、脳腫瘍の遺伝子異常、病理診断を高精度で予測する
・機械学習技術(画像AI技術)を用いている
・病理診断に基づいた個別化治療方針が手術前に立案され、機能予後、生命予後の改善が期待される

想定される用途

・脳腫瘍患者に対する診療支援技術である

  • 15:00~15:25
  • 創薬

4)局所加温によって任意の組織に薬剤を導く技術

慶應義塾大学 薬学部 薬科学科 特任助教 山田 創太

http://keio-analchem.jp/

新技術の概要

加温に応答して不可逆的に架橋する、薬剤封入ナノ粒子を開発した。これを体内に投与し、患部を加温することで、患部においてナノ粒子の架橋ネットワークを形成させる。このようにして薬剤を加温組織へ導く技術を開発した。抗がん剤を担癌モデルマウスの腫瘍組織へ導き、単回投与による半数以上の完全奏効にも成功した。

従来技術・競合技術との比較

体外からの刺激によって薬を導く先行技術として、磁性を付与した薬剤又は薬剤担体粒子を投与し、磁石を配置する方法がある。しかし、磁力による引力は一過的であるため、磁石を取り外した後は薬剤の誘導効果は持続しない。本技術では、加温による変化が不可逆的であるため、加温を停止した後も効果が持続する。

新技術の特徴

・室温で直径100 nm程度の粒子であり、40℃以上に加温することによって数 µmの凝集体を形成する
・ナノ粒子の応答温度は、構成要素である高分子の設計によって調節可能である
・ナノ粒子には薬剤以外にも様々な物質を内包することが可能である

想定される用途

・抗がん剤のナノ粒子製剤

関連情報

・サンプルあり

  • 15:30~15:55
  • 材料

5)X線視認性を有する高機能生分解性ポリマーの開発

慶應義塾大学 大学院理工学研究科 開放環境科学専攻 特任助教 大山 裕也

http://www.hotta.mech.keio.ac.jp

新技術の概要

ポリ乳酸をはじめとした既存の生分解性ポリマーは、高機能化の制限があった。本発明では、ポリエステル主鎖に官能基を導入することで、さまざまな機能性分子を結合できる基盤を作った。さらに、ヨウ素化合物を結合させることでX線視認性を付与し、Cスキャンに映り込むバイオマテリアルを発明した。

従来技術・競合技術との比較

生分解性ポリマーにX線視認性を付与するためには、複合材料化や、ポリマー分子鎖の末端にヨウ素化合物を結合させるエンドキャッピング法があった。本発明では、分子修飾により生分解性ポリマーにヨウ素化合物を導入することで、X線視認性以外の高機能化をできる余地を残した。

新技術の特徴

・生分解性ポリマーに様々な機能性分子を結合させることができる
・親水性の生分解性ポリマーとして、おむつなのどのエコマテリアルへ応用できる
・CTスキャンに映る生分解性ポリマーのため、インプラントなどのバイオマテリアルとして活用できる

想定される用途

・環境機能材料
・塞栓物質
・インプラント

関連情報

・サンプルあり

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

慶應義塾大学 研究連携推進本部
TEL:03-5427-1776
Mail:toiawasesaki-ipc アットマークadst.keio.ac.jp
URL:https://www.research.keio.ac.jp/index.html?

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519 Fax:03-5214-8399

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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