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芝浦工業大学 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2022年09月06日(火) 13:25~15:25

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構 、芝浦工業大学

発表内容詳細

  • 13:25~13:30

開会挨拶

芝浦工業大学 複合領域産学官民連携推進本部 副本部長 古瀬 利博

  • 13:30~13:55
  • 情報

1)安全な自律型マイクロモビリティの拡張デジタルツイン基盤

発表資料 プレゼン動画

芝浦工業大学 工学部 情報工学科 教授 新熊 亮一

https://sites.google.com/view/shinkumalab/

新技術の概要

マイクロモビリティの自動運転化が進んでいるが、安全性の保証には、高度なセンサを多数車載する必要、1台あたりのコストが問題。そこで、屋内外に設置されるセンサネットワークを用いた拡張デジタルツイン基盤の研究開発を進め、マイクロモビリティの車載センサに求められる性能を削減、死角のない安全な自律移動を実現。

従来技術・競合技術との比較

車載センサの要求性能の削減、死角の解消

新技術の特徴

・スマートシティにおいて期待されるマイクロモビリティの安全な自律移動
・2027年までに1099.6億米ドル [reportocean]
・自動車、電車中心の移動からのパラダイムシフト

想定される用途

・施設での安全な自動パーソナルモビリティ(自律移動シニアカーなど)
・施設での小型運搬ロボット

関連情報

・デモあり

  • 14:00~14:25
  • 製造技術

2)​弾性波を利用した超砥粒ホイールの品質検査方法

発表資料

​芝浦工業大学 ​デザイン工学部 デザイン工学科 教授 ​澤 武一

https://www.shibaura-it.ac.jp/faculty/design/product/lab/takekazu_sawa.html

新技術の概要

超砥粒ホイールは砥粒層の縦弾性係数を測定する手法は確立されていない。本研究は超砥粒ホイールの構造に制限されない新しい縦弾性係数測定法として、表面波の伝播特性によって砥粒層の縦弾性係数を導出する手法を提案する。

従来技術・競合技術との比較

普通研削砥石では縦弾性係数を測定する方法として、共振周波数測定法や超音波パルス透過法が確立されている。超砥粒ホイールは台金に砥粒層を固定する構造上、前述の測定法を適用することができない。開発手法は超砥粒ホイールの構造に制限されず、表面波の伝播速度により砥粒層の品質を評価し、縦弾性係数を導出できる。

新技術の特徴

・超砥粒ホイール砥粒層の欠陥の有無を判別できる
・超砥粒ホイール砥粒層の不均一性を測定できる
・超砥粒ホイール砥粒層の縦弾性係数を導出できる

想定される用途

・半導体、自動車部品などの精密研削加工
・超砥粒ホイールの製造品質安定

  • 14:30~14:55
  • 創薬

3)新型コロナウイルス感染症とその後遺症に対する治療効果を併せ持つ薬剤の創製

発表資料 プレゼン動画

芝浦工業大学 システム理工学部 生命科学科(生命科学コース) 教授 須原 義智

https://suhara-lab.org

新技術の概要

脂溶性ビタミンのひとつであるビタミンKの化学構造を基に合成された化合物であり、SARS-CoV-2に対して増殖抑制作用を有する。この化合物は同時に神経幹細胞をニューロンに分化・誘導する作用も併せ持つため、COVID-19の後遺症に対しても治療効果が期待できる。

従来技術・競合技術との比較

現在認可されているCOVID-19治療薬で中枢移行性が確認されたものはない。本化合物は中枢に移行して神経幹細胞をニューロンに分化・誘導する作用があるため、従来の治療薬とは異なり、COVID-19の後遺症のひとつである中枢神経障害を抑える薬剤になりうる。

新技術の特徴

・脂溶性ビタミンのひとつであるビタミンKの誘導体である。
・SARS-CoV-2に対して増殖抑制作用を有する。
・中枢移行性が確認されている。

想定される用途

・COVID-19に対する治療薬
・COVID-19に罹患した患者に後遺症として見られる中枢神経障害から回復させる作用が期待できる。

  • 15:00~15:25
  • アグリ・バイオ

4)細胞からの分泌をリアルタイムに検出できる蛍光ナノセンサ

発表資料

新技術の概要

目的物質との特異相互作用で、体積と蛍光強度が増大する分子インプリント高分子のナノ粒子を開発した。この粒子を細胞に付着させて顕微鏡観察することで分泌をリアルタイムに検出できる。

従来技術・競合技術との比較

神経細胞からの伝達物質の分泌は、中枢神経異系における情報処理を理解するのに重要な現象であるため、多くの研究者がゲノム編集や遺伝子の組み換えで、伝達物質のプローブとなるタンパク質を解析してきた。しかしイメージングに必要な涼を得るのに数ヶ月かかってしまう。本方法は3日程度でできる。

新技術の特徴

・応答が速い
・選択性が高い
・製造にかかるコストが低く、時間も短い

想定される用途

・脳の思考メカニズムの解明
・分泌に基づく細胞の診断、細胞の同定
・薬剤の毒性スクリーニング

関連情報

・サンプルあり

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

芝浦工業大学 研究推進室 研究企画課
TEL:03-5859-7180  
Mail:sangaku アットマークow.shibaura-it.ac.jp
URL:https://www.shibaura-it.ac.jp/research/

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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