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横浜国立大学 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2022年06月09日(木) 10:00~11:55

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、横浜国立大学

発表内容詳細

  • 10:00~10:25
  • 通信

1)量子計算機による高次二値最適化問題の求解と無線応用

発表資料 プレゼン動画

横浜国立大学 大学院工学研究院 知的構造の創生部門 准教授 石川 直樹

https://ishikawalab.ynu.ac.jp/

新技術の概要

新たに開発した技術は、実数係数を含む高次制約なし二値変数最適化問題の誤り耐性量子計算機による求解を可能とし、問合せ計算量の観点で効率的な処理が期待できる。アプリケーションの具体例として、無線通信分野におけるマルチアンテナ無線通信システムの復号処理、および、無線資源割当問題での有効性を示す。

従来技術・競合技術との比較

従来技術は主に整数係数を対象とし、実数係数に対応するために多くの量子ビットを必要とする。通信分野において誤り耐性量子計算を活用する従来技術の多くは、具体的な量子回路を構成せず、理論的側面のみから有効性を検証している。これらに対し、提案技術は量子ビット数の削減や量子ゲート数の代数的解析を新たに可能とする。

新技術の特徴

・誤り耐性量子計算機による高次二値最適化の二次加速
・量子アルゴリズムの応用事例開拓

想定される用途

・クラウド基地局
・量子データセンター

  • 10:30~10:55
  • デバイス・装置

2)超高効率なタンデム型太陽電池の構造の簡素化とその製造技術

発表資料

横浜国立大学 大学院工学研究院 システムの創生部門 教授 向井 剛輝

http://www.kmlab.ynu.ac.jp/

新技術の概要

コロイド型量子ドット(QD)によって構成される超格子膜を光吸収層として使用して、超高効率のタンデム型太陽電池を作製する。QD超格子を用いた太陽電池は単層でも60%以上のエネルギー変換効率を実現できるとして期待されている技術である。

従来技術・競合技術との比較

我々は化学合成したコロイド型QDを用いて、QD超格子太陽電池の製造上のブレークスルーを実現した。更にQD中のキャリアの励起状態をコントロールすることで太陽電池を構成する各層のエネルギーの上下関係を修正し、タンデム化した場合のトンネル接合層を不要にする技術を特許化した。

新技術の特徴

・QD超格子太陽電池の製造上のブレークスルーを実現した
・従来はタンデム型太陽電池の構成に必要だったトンネル接合層を不要にした
・従来技術より大幅に安価に、QD超格子太陽電池を製造できる

想定される用途

・超高効率太陽電池を実用化する事業への助成金への応募
・超高効率の量子ドット超格子太陽電池の製品化
・超高効率のタンデム型太陽電池の製品化

  • 11:00~11:25
  • 計測

3)アンテナ用電磁波暴露型パッシブIM測定システム

発表資料 プレゼン動画

横浜国立大学 大学院工学研究院 知的構造の創生部門 准教授 久我 宣裕

http://www.kugalab.ynu.ac.jp/index_j.php

新技術の概要

アレーアンテナのPIMノイズ測定を、アンテナ素子側に設置した非接触プローブにより行う。新たに導入された高強度ノイズ源による校正測定により、既存の測定法に対する互換測定ができる。また複数の小形PIMテスタを並列運用したマルチプローブ構成にて測定系を構成することで、測定の高速化やメンテナンスコストの低減が可能となる。

従来技術・競合技術との比較

アンテナシステムで発生するPIMを測定するにはアンテナから電波を放射させる必要があるが、そのために大電力送信機が必要となる。これに対し新技術では、アンテナに電波を受信させることで発生するPIMを評価するため、校正の為の測定手順が必要になるが、送信機をアンテナ素子数に応じて分割できるため、低電力送信機で測定系を構成できるようになる。

新技術の特徴

・空間側に置かれた非接触プローブによりアンテナシステム内部のPIMノイズをセンシングする
・高強度ノイズ源を用いた校正測定により、既存の測定法に対する互換測定ができる
・複数の小形PIMテスタの並列運用による測定の高速化。PIMテスタに対する要求仕様緩和

想定される用途

・アレーアンテナのPIM性能試験(量産時)
・アレーアンテナのPIM性能不良位置の特定
・大規模受動回路内における接続不良位置の特定

  • 11:30~11:55
  • 機械

4)遅れのある装置でも高性能かつ簡易なセミアクティブ制振の制御則

発表資料 プレゼン動画

横浜国立大学 大学院環境情報研究院 人工環境と情報部門 准教授 白石 俊彦

https://er-web.ynu.ac.jp/html/SHIRAISHI_Toshihiko/ja.html?k=%E7%99%BD%E7%9F%B3

新技術の概要

提案するセミアクティブ制振の制御則は、高い制振性能を実現し、かつ簡易である特徴をもつ。地震や道路から入力される振動が、建築・機械構造物の固有振動数付近では高減衰、高い振動数域では低減衰に理想的に制振装置の減衰を切り替え可能で、従来技術より切り替え頻度が低く、使用する装置に応答遅れがあっても高い制振性能を実現可能である。

従来技術・競合技術との比較

セミアクティブ制振では、可変減衰におけるスカイフック理論に基づく制御則が、その高い制振性能・簡易さから従来広く実用化されてきたが、応答遅れがある実際の制振装置では制振性能が理想より劣化する課題がある。新技術では、この課題を解決し、従来の制振性能を上回りかつ簡易な制御則を実現している。

新技術の特徴

・応答遅れのある実際の制振装置でも高い制振性能を実現するセミアクティブ制振の制御則
・簡易なセミアクティブ制振の制御則

想定される用途

・路面入力に対する自動車のセミアクティブ制振
・地震入力に対する建築構造物のセミアクティブ制振

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

横浜国立大学 研究推進機構 産学官連携推進部門
TEL:045-339-4450
Mail: sangaku-cd アットマークynu.ac.jp
URL:https://www.ripo.ynu.ac.jp/company/contact/research/

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〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519 Fax:03-5214-8399

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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