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東京電機大学 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2023年10月26日(木) 13:30~15:55

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、東京電機大学

発表内容詳細

  • 13:30~13:55
  • アグリ・バイオ

1)プレバイオティクス作用及び免疫賦活作用を有する食用竹粉末

発表資料 プレゼン動画

東京電機大学  理工学部 理工学科 生命科学系 特定教授 椎葉 究

https://sites.google.com/view/dendai-syokuhinbio/page

新技術の概要

成長した孟宗竹粒を減圧した状態でマイクロ波処理した竹粒子は、食べやすく安全で食に適した資材になること、それらは、プレバイオティクス作用及び免疫賦活作用を有する健康保健用食品素材としての可能性を見いだした。

従来技術・競合技術との比較

成長した竹は、独特の苦みと収斂味があり、時に食中毒を引き起こす微生物や毒性がある場合もありヒトの食には適さなかった。小麦粉に混合してパンやうどん、お菓子として二次加工しても、二次加工性を著しく阻害する還元性物質などがあるため、加工品としての利用も従来できなかった。

新技術の特徴

・減圧した状態でマイクロ波処理した竹粒子
・食べやすく安全で食、飼料に適した資材
・プレバイオティクス作用及び免疫賦活作用を有する

想定される用途

・健康保健用食品素材
・ペット用飼料
・一般食品

関連情報

・サンプルあり

  • 14:00~14:25
  • 医療・福祉

2)0.5mm径ワイヤ型センサによる靴内剪断力計測システム

発表資料 プレゼン動画

東京電機大学 工学部 機械工学科 教授 井上 淳

https://sites.google.com/view/inouelab

新技術の概要

0.5mm径のワイヤ型センサを用い、接触部の剪断力の計測を行うことができることを発見した。ワイヤ形状であり、柔軟さと頑丈さを併せ持つことから、今後布へ編み込んでサポーターや靴下型の剪断力センサの開発が可能であり、靴内に限らず様々な部位でのフィッティング等に用いることが可能である。

従来技術・競合技術との比較

既存の剪断力センサは厚みがあり、靴と足の間にセンサを入れることは難しい。一方で、本技術はその薄さと柔軟さにその特徴がある。また、センサが屈曲しても壊れずに用いることができるため、運動中に靴が擦れたり、動いたりしていないか等の動的なフィッティングが可能である。

新技術の特徴

・軽量、柔軟、頑丈なセンサ
・布にも編み込めるワイヤ形状
・接触部位の振動データを機械学習して剪断力推定

想定される用途

・糖尿病患者用の靴処方支援システム
・スポーツシューズの動的フィッティングシステム
・ランドセルのフィッティング

関連情報

・サンプルあり

  • 14:30~14:55
  • 機械

3)複数の蝶番を備えた空気圧ソフトアクチュエータ

発表資料 プレゼン動画

東京電機大学 理工学部 理工学科 電子工学系 教授 本間 章彦

https://www.re.dendai.ac.jp/lab/honmalab/honmalab.html

新技術の概要

当初から組み込むことなく、空気圧アクチュエータの初期形状や動作方向、屈曲箇所の調節、システムの要求に応じた動作などを、様々な機能を持つ、後付けの蝶番、もしくはそれに類似した連結機構によって実現する技術である。

従来技術・競合技術との比較

従来の空気圧ソフトアクチュエータは、初期形状や動作方向を決める構造または機構が、最初から空気圧ソフトアクチュエータに組み込まれている。このため、後からアクチュエータの動作方向や屈曲箇所の調節などはできず、カスタマイズの余地や、使用用途が制限されてしまうおそれを有している。

新技術の特徴

・空気圧ソフトアクチュエータに初期形状を与えることができ、初期形状の保持や復帰もできる。
・空気圧ソフトアクチュエータの動作方向や屈曲箇所の調節を後付けの機構よって実現できる。
・蝶番、もしくはそれに類似した連結機構によって、空気圧ソフトアクチュエータの動作を、システムの要求に応じて選択することができる。

想定される用途

・リハビリテーション機器
・ロボットハンド
・ロボットアーム

関連情報

・デモあり
・展示品あり

  • 15:00~15:25
  • 建築・土木

4)都市・施設・道路・ため池などのための簡便な浸水・冠水の予測技術

発表資料 プレゼン動画

東京電機大学 研究推進社会連携センター 総合研究所 教授 小林 亘

https://ra-data.dendai.ac.jp/tduhp/KgApp?kyoinId=ymiggsgmggy

新技術の概要

浸水や冠水を速やかに検知・通報する水検知器は、水位計に比べて省スペースで安価に導入できる。この水検知器を利用し、都市部の浸水防止や避難に、そして道路では冠水による通行規制の開始と解除に、ため池では越水の予測に役立てる技術の紹介です。

従来技術・競合技術との比較

浸水や冠水の予測には、地形や土地の利用状況を把握してコンピュータシミュレーションを行うものがある。本技術では、地形等は不要で、浸水や冠水の状況を収集するための安価な水検知器と他の外部情報を用いて危険性を予測するものであり、予測の根拠も示せる。

新技術の特徴

・従来は水位の予測があまりみられなかった街中、道路、ため池での予測を可能にする
・費用やスペースが少なく多くの場所で導入しやすい
・予測した結果の根拠を示すことができる

想定される用途

・道路の冠水の開始と解除の予測に使用する
・浸水防止対策の開始や避難の開始の判断に使用する
・ため池の水位や越水の予測に使用する

関連情報

・デモあり

  • 15:30~15:55
  • アグリ・バイオ

5)パンや麺類の食感などを制御する技術について

発表資料 プレゼン動画

東京電機大学 理工学部 理工学科 生命科学系 准教授 高橋 俊介

https://www.b.dendai.ac.jp/~synthe_bio/home.html

新技術の概要

パンの体積の増大、パンや麺類の弾力性の向上、小麦粉の白色化効果など小麦粉の二次加工に小麦由来のリポキシゲナーゼ酵素は重要な役割を果たす。本技術ではパン酵母を用いたイネ科植物リポキシゲナーゼ生産技術を開発し、小麦粉二次加工へと応用した。

従来技術・競合技術との比較

これまでリポキシゲナーゼは小麦胚芽から単離されていたが、希少な成分であることから、存在量が少なく、大量に生産することができなかった。この課題を解決するため、本技術ではパン酵母を用いてイネ科植物リポキシゲナーゼの生産技術を開発した。

新技術の特徴

・パン酵母を用いたイネ科植物リポキシゲナーゼの生産が可能
・小麦粉の二次加工に利用可能

想定される用途

・食品二次加工
・医薬品生産

関連情報

・サンプルあり

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

東京電機大学 研究推進社会連携センター(産官学連携担当)
TEL:03-5284-5225
Mail:crc アットマークjim.dendai.ac.jp
URL:https://www.dendai.ac.jp/crc/tlo/

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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