エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC) 新技術説明会【オンライン開催】
日時:2023年07月27日(木) 13:30~14:55
会場:オンライン開催
参加費:無料
主催:科学技術振興機構、エネルギー・金属鉱物資源機構
発表内容一覧
発表内容詳細
- 13:30~13:55
- エネルギー
エネルギー・金属鉱物資源機構 企画調整部 デジタルチーム 安部 俊吾
新技術の概要
坑井の掘削における異常検知を行うために、掘削のパラメータについて事前準備用の測定値から異常の検出に用いられる推定モデルが生成される際に、あわせて異常の検出に用いる基準が生成される。これによって、適切な基準によって異常の検出を行うことができる。その結果、パラメータの測定値と推定値との比較に基づいて、精度よく掘削における異常を検出することができる。
従来技術・競合技術との比較
従来の異常検知技術と比較して、精度よく掘削における異常を検出することができる。
新技術の特徴
・坑井の掘削における異常検知
想定される用途
・坑井掘削時の抑留検知
・掘削以外の分野における異常検知にも適用可能
- 14:00~14:25
- 環境
エネルギー・金属鉱物資源機構 金属資源技術研究所 所長 神谷 太郎
新技術の概要
従来の方法では浮選による回収が難しいとされている銅尾鉱に含まれる有価金属含有鉱物に関して、浮選による回収を可能とする方法を見出した。具体的には、粒径が比較的大きい黄鉄鉱を添加して浮選を行うことで、微細な有価金属含有鉱物の回収率が向上することを見出した。
従来技術・競合技術との比較
残渣である銅尾鉱からの浮選回収は難しいと考えられてきたが、本技術により微細な有価金属含有鉱物の回収が可能となる。
新技術の特徴
・有価金属含有鉱物の回収率向上
想定される用途
・銅鉱山における使用
- 14:30~14:55
- 環境
エネルギー・金属鉱物資源機構 金属資源技術研究所 正木 悠聖
新技術の概要
鉄酸化槽に所定の割合でもみがらと石灰石を混合すると、鉄イオンが除去されやすくなり、鉄酸化槽の詰まりも抑制できることを見出した。
従来技術・競合技術との比較
従来の鉄酸化槽ではもみがらを担持体として充填していたが、鉄イオンの析出反応に伴うpH低下に伴い、鉄イオンの析出反応が起こりにくくなることが問題であった。これに対して所定の割合でもみがらと石灰石を混合すると、pHが下がりすぎず鉄イオンが除去されやすくなる。
新技術の特徴
・自然力を活用したパッシンブトリートメント
・溶存鉄の除去
・低コスト処理
想定される用途
・鉱山廃水処理
・産業排水処理(電気消費量が大幅に少なく低環境負荷)
関連情報
・サンプルあり
- エネルギー
4)【発表中止】水素やアンモニア製造におけるCO2を活用した吸着材処理技術
エネルギー・金属鉱物資源機構 石油・石油ガス備蓄部 石油ガス基地管理課 課長代理 菅原 大輝
新技術の概要
水素製造装置では、石油系炭化水素に対して、ゼオライト等を用いた常温吸着脱硫により、触媒毒となる硫黄化合物を除去した上で、水蒸気改質を行うことで、水素を製造している。ゼオライトは、使用寿命に達すると交換が必要であり、交換に当たっては、被吸着可燃性ガスの事前パージが必要である。本発明はパージガスとしてCO2、また燃焼排ガスを利用するものである。
従来技術・競合技術との比較
一般的なパージ用ガスの窒素ガスに替えて、水蒸気改質器バーナからの燃焼排ガス(CO2含む)を利用することで、パージ作業の迅速化、つまり、設備稼働率の向上が可能となる。
新技術の特徴
・ゼオライト吸着材のパージガス
・水素製造における省エネルギー
想定される用途
・燃料電池システムにおける使用
・水素製造システムにおける使用
・アンモニア製造プラントにおける使用
お問い合わせ
連携・ライセンスについて
エネルギー・金属鉱物資源機構 知的財産推進課
TEL:03-6758-8020
Mail:patent jogmec.go.jp
新技術説明会について
〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町
TEL:03-5214-7519
Mail:scettjst.go.jp