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静岡大学 新技術説明会【対面開催】

日時:2024年02月08日(木) 13:30~15:25

会場:JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、静岡大学

発表内容詳細

  • 13:30~13:55
  • 材料

1)反射・吸収両様の電磁波シールドフィルム

静岡大学 工学部 電子物質科学科  教授 井上 翼

https://cnt.eng.shizuoka.ac.jp/

新技術の概要

樹脂フィルムにカーボンナノチューブネットワークを組み合わせたフィルム。少量のカーボンナノチューブで構成したネットワークが電磁波を吸収または反射する。1GHz以上の高周波帯域で特に高性能。

従来技術・競合技術との比較

一般的な市販の粉末状のCNTを使用する場合には、液体媒体に分散させ塗布等を行うこと、樹脂に混入し成形すること等が一般的である。
しかし、液体や樹脂の中でCNTがランダムな方向を向いてしまい、一定の方向に整列させることは難しいため、CNTの高い電気伝導性、熱伝導性といった優れた特徴が低減されてしまう。

新技術の特徴

・軽量・極薄・柔軟な高性能電磁シールド樹脂フィルム
・カーボンナノチューブを少量しか使わない低コストフィルム
・電磁波を反射または吸収するようにチューニングして利用する

想定される用途

・スマートフォン、自動車などの電子機器の誤動作を抑制する電磁遮蔽フィルム
・クレジットカードのスキミング対策
・同軸ケーブル

関連情報

展示品あり

  • 14:00~14:25
  • 情報

2)頭部移動に対応する自動車ピラーや建造物等の死角の透明化

静岡大学 工学部 機械工学科 教授 海老澤 嘉伸

https://wwp.shizuoka.ac.jp/ebiken/

新技術の概要

自動車のAピラーやサンバイザーなど、人間の視界を妨げる遮蔽物が存在し死角となってしまうときに、遮蔽物の手前に備えたフレキシブルなディスプレイに、ビデオカメラによって遮蔽物の背後を撮影した映像を切り出して表示する。目の位置を計測することで、頭部の位置が動いても人間から見て遮蔽物が存在しないように見せる技術。

従来技術・競合技術との比較

従来技術には、光学系を構成して透明化をしようとする技術がある。新技術と類似した従来技術では、遮蔽物の手前に拡散シートを設置し、それにプロジェクタにより、遮蔽物の背後で死角となってる映像を投影している。しかし、頭部の位置が動いてしまうと表示映像と背後の視野とにずれが生じてしまった。

新技術の特徴

・目の位置を正確に検出することで、頭部が動いても、背後の広い視野の映像から、適切な位置やサイズの画像を切り出して、遮蔽部前面のディスプレイに、背景にずれなく表示することができる
・プロジェクタに比較して簡易な構成で実現でき、また、表示映像が美しい

想定される用途

・自動車のAピラー、サンバイザーやその他、乗り物の遮蔽されている部分のシースルー化(疑似透明化)
・部屋の壁を擬似的に窓のように見せかけることができる、つまり、目の位置に応じた屋外の映像をリアルタイムで見ることができ、臨場感・開放感が得られる

  • 14:30~14:55
  • 創薬

3)海藻由来の新規排卵阻害剤

静岡大学 創造科学技術大学院 バイオサイエンス専攻 教授 徳元 俊伸

https://tdb.shizuoka.ac.jp/ResearcherDB2/public/Default2.aspx?id=10998&l=0

新技術の概要

プロゲステロン膜受容体mPRに反応する化合物のスクリーニング法を開発した。この方法を用いてmPRと反応する海藻ウミウチワの分泌する天然化合物を分離精製し化学構造を決定したところ、同物質が2-ヒドロキシぺンタン酸を基本骨格とする物質であると同定した。同物質は魚類の排卵抑制効果を示し避妊薬としての応用が期待される。

従来技術・競合技術との比較

従来の避妊薬はプロゲステロン類似化合物であり、ステロイド骨格をもつ物質群である。従ってステロイド性化合物の副作用を逃れない。本発明の2-ヒドロキシペンタン酸はそのような複雑な構造をもたない短鎖脂肪酸であり、従来のステロイド性化合物の副作用を示さない可能性が高い。

新技術の特徴

・本物質はヒトスジシマカの忌避剤である2-hydroxypropionateの合成原料として利用されている
・プロゲステロン類は卵巣がんを誘発する作用ももつ
・グラフェンナノ粒子を用いたステロイドホルモン作用物質のスクリーニング法

想定される用途

・避妊薬
・抗がん剤

関連情報

サンプルあり

  • 15:00~15:25
  • 情報

4)大規模データストリームの劣線形要約とリアルタイム異常検知への応用

静岡大学 情報学部 情報科学科  准教授 山本 泰生

https://lab.inf.shizuoka.ac.jp/yamamoto/

新技術の概要

大規模データストリームから任意のクエリデータの出現頻度を高速に求める軽量データ構造を提案します。インメモリで管理が可能で、例えばセンサーからの時系列データストリームの場合、「クエリとする時系列データが測定誤差の範囲内で過去に何回出現していたか?」といった問いにリアルタイム応答できるようになります。

従来技術・競合技術との比較

機械学習に基づく既存の異常検知法とは異なり、これまでの過去の全データから出現回数を検索し、それをエビデンスとして利用できる解釈性に特徴があります。例えば過去のデータと照合して一度も出現したことがないことはその時系列の特異性のエビデンスと言え、特に人の認知や判断が介在するようなデータ活用の場で有用です。

新技術の特徴

・リアルタイム応答可能な高速性
・インメモリ管理可能な省メモリ性
・エビデンスに基づく異常検知

想定される用途

・自然科学データからの科学発見
・スマートデバイス上の行動認証

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

静岡大学 イノベーション社会連携推進機構
TEL:053-478-1702 
Mail:sangakucdアットマークadb.shizuoka.ac.jp
URL:https://www.oisc.shizuoka.ac.jp

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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