説明会の
お申込み
  • 新技術説明会>
  • 開催予定・実績>
  • 2024年度>
  • JST研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)②~ICT、電子デバイス、ものづくり、機能材料、アグリ・バイオ~ 新技術説明会【オンライン開催】

JST研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)②~ICT、電子デバイス、ものづくり、機能材料、アグリ・バイオ~ 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2025年03月11日(火) 12:55~15:55

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構

説明会のお申込みはこちら

<お申込み方法・聴講方法>

聴講をご希望される方は、「説明会のお申込みはこちら」よりお申込みください。

申込受付:開催日前日まで

・お申込み完了後、マイページが設定され「事前登録完了のお知らせ」が届きます。
・メールに従いログインIDとパスワードでマイページへのアクセスをご確認ください。
・開催日前日にマイページより聴講用URLをご案内いたします。
・当日はマイページよりご聴講いただけます。

発表内容詳細

  • 12:55~13:00

開会挨拶

科学技術振興機構 スタートアップ・技術移転推進部 参事役 平尾 孝憲

  • 13:00~13:25
  • エネルギー

1)IoT用電源を志向した超軽量・長寿命有機熱電発電素子

神戸大学 大学院工学研究科 応用化学専攻 准教授 堀家 匠平

新技術の概要

化学ドーピングによるカーボンナノチューブのp型/n型の作り分けと熱電モジュール製造に関するシーズ技術のほか、オールカーボンナノチューブ熱電素子の開発事例とIoTセンサへの給電について紹介します。

従来技術・競合技術との比較

従来の有機熱電素子では、大気中・高温で安定に使えるn型材料が少ないことがボトルネックとなっていました。安定なn型特性を発現させるためのドーパントの開発に加え、p型/n型カーボンナノチューブ膜の界面接触抵抗の評価をもとに、出力に優れた有機熱電素子を実証しました。

新技術の特徴

・IoTセンサ用電源としての熱電発電素子
・1 g以下の軽量な熱電素子
・すべて有機化合物で作れる熱電素子

想定される用途

・IoT関連の電源技術

  • 13:30~13:55
  • 材料

2)CO2の有効利用とプロピレン製造を同時に達成可能な多機能触媒技術

大阪大学 大学院工学研究科 応用化学専攻 教授 古川 森也

新技術の概要

CO2を酸化剤としたプロパン脱水素は、プロピレン製造とCO2の有効利用(CO製造)を同時に達成できる有望な反応であるが、それを高効率に達成できる触媒がこれまでなかった。本技術では多元素合金を用いた触媒の多機能化により、高い活性と選択性、耐久性、CO2利用効率を兼ね備えた超高性能な触媒反応系を実現できる。

従来技術・競合技術との比較

従来技術に比べ触媒活性が5倍であることに加え、プロピレン選択性、耐久性、CO2利用効率の全てが世界最高性能であるため、競合技術は事実上存在しないと言って差支えない。

新技術の特徴

・CO2の有効利用とプロピレン製造を同時かつ高効率に行える
・多元素合金を利用した触媒の多機能化により高難度分子変換が可能になる
・CO2有効利用や高難度分子変換に応用可能な新たな触媒設計理念

想定される用途

・アルカン脱水素によるオレフィン製造
・CO2の有効利用
・新触媒の開発

関連情報

・サンプルあり

  • 14:00~14:25
  • 材料

3)環状PEGによる様々なナノ粒子の簡便な生体適合化・高分散安定化

北海道大学 大学院工学研究院 応用化学部門 准教授 山本 拓矢

新技術の概要

本技術は、環状PEGの物理吸着によって簡便に多種多様なナノ粒子(金属・金属酸化物・フラーレンなど)を修飾するものである。この環状PEG修飾ナノ粒子は分散安定性に優れ、生体適合性を示す。さらに、本物理吸着法はナノ粒子本来の物性を毀損することはない。本技術はDDS用キャリアの開発、活性酸素種の抑制や放射線増感剤、およびナノ粒子触媒に応用可能である。

従来技術・競合技術との比較

PEG化の従来法は、金ナノ粒子に対するチオール末端を持つ直鎖状PEGの金-チオール反応、タンパク質のアミン残基との化学反応、フラーレンやカーボンナノチューブ等の炭素系ナノ材料に対する反応性の高い試薬や過酷な条件による不可逆的な化学修飾等に限定されていた。それに対し、環状PEGの物理吸着法は、簡便かつ広範なナノ粒子に適用可能な手法である。

新技術の特徴

・環状PEGを種々のナノ粒子に混合するだけで、物理吸着により簡便に修飾できる
・環状PEG修飾のナノ粒子は優れた分散安定性、生体適合性を示す
・様々なナノ粒子(金属・金属酸化物・フラーレンなど)に適用可能

想定される用途

・DDS用ナノ粒子等の生体適合化
・ナノ粒子触媒
・フラーレンナノ粒子による活性酸素種の抑制・放射線増感剤

関連情報

・サンプルあり
・展示品あり

  • 14:30~14:55
  • アグリ・バイオ

4)ウナギ生育増進のためのサプリメントオイル酵母

帝京大学 理工学部 バイオサイエンス学科 准教授 高山 優子

新技術の概要

本サプリメント酵母を投与したウナギにおいて、生育増進が認められました。具体的には、体長はコントロールとかわりませんが、体重と胴回りが早く大きくなります。このとき体重増加は、酵母の脂質量に比例して増加していることから、サプリメントオイル酵母の脂質量とウナギ成長に相関がある事がわかります。

従来技術・競合技術との比較

魚類の成長促進のためにフィードオイルを添加するが、サプリメントオイル酵母の添加によりオイルだけで無く、酵母由来のビタミンなども同時に摂取できる。また、イソフラボン添加とは異なり、ホルモン攪乱物質ではないので環境負荷が低いです。

新技術の特徴

・餌に混ぜるだけで簡単です
・脂質量の調整が可能です
・ビタミンなども同時に取れます

想定される用途

・ウナギをはじめ魚類の餌
・フィードオイルの代わりに

関連情報

・サンプルあり

  • 15:00~15:25
  • アグリ・バイオ

5)超集積細胞を用いた海水からタングステンの回収法

大阪公立大学 大学院農学研究科 生命機能化学専攻 教授 藤枝 伸宇

新技術の概要

ある種の微生物は分子内に大量のタングステンを保持することのできるタンパク質を持っています。そこで、本技術はこのタンパク質を改良し、その遺伝子を組込んだ細胞をもとにタングステンを超集積する細胞を創出したものになります。

従来技術・競合技術との比較

生物的なレアメタル回収法は結合を利用するものが多く、濃集作用は示さないものが多い。そのため、重量比で高い回収率を達成できない。

新技術の特徴

・簡便な調製
・高選択性

想定される用途

・海水からのタングステン回収
・廃液からのタングステンリサイクル

  • 15:30~15:55
  • アグリ・バイオ

6)ヒドロキシチロソールおよびそのアグリコンのバイオマス資源からの新規生産技術の開発

大阪産業技術研究所 環境技術研究部 駒 大輔

新技術の概要

非常に高い抗酸化作用を持ち、オリーブ中の健康成分として知られているヒドロキシチロソールを、再生可能資源から生産するための基盤技術を開発しました。さらに、ヒドロキシチロソールを糖鎖修飾することで、安定なヒドロキシチロソールアグリコンを人工的に作り出すことにも成功しました。

従来技術・競合技術との比較

化学合成法に比べて、環境にやさしく、より安価にヒドロキシチロソールを製造できる可能性があります。またヒドロキシチロソールアグリコンは、空気酸化をうけず非常に安定であり、化粧品や食品への応用が期待できます。

新技術の特徴

・サステイナブル社会に貢献する生産技術
・QLAの向上に貢献する高機能性ポリフェノール
・合成遺伝子を染色体に導入したロバストな発酵生産菌

想定される用途

・化粧品
・サプリメント
・接着剤

関連情報

・サンプルあり

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

科学技術振興機構 スタートアップ・技術移転推進部 研究支援グループ
TEL:03-5214-8994
Mail:a-step アットマークjst.go.jp
URL:https://www.jst.go.jp/a-step/

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

Go Top