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東京海洋大学 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2026年02月17日(火) 13:30~15:55

会場:オンライン

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、東京海洋大学

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発表内容詳細

  • 13:30~13:55
  • 製造技術

1)発熱分布と電源力率が改善可能な誘導加熱装置

東京海洋大学 学術研究院 海洋電子機械工学部門 准教授 米田 昇平

新技術の概要

本技術は分割加熱コイルによる均一発熱が可能な平板加熱向け誘導加熱装置である。これは、2台のインバータと2組の加熱コイルを用いて単相交流電源の周期で動作が切り替わる点に特長があり、発熱むらの改善に加え、交流電源の電流高調波の低減も実現する。また、交流直接変換技術により、小型・高効率でもある。

従来技術・競合技術との比較

従来技術では、1組の加熱コイルによる加熱が主流であり、発熱分布の制御機能が無い。また、複数の加熱コイルを用いて発熱分布が制御可能であっても、交流電源の電流高調波低減を同時に実現しているものはない。

新技術の特徴

・発熱箇所の切り替えによるきめ細やかな温度制御
・電源電流に高調波が無い省コスト加熱装置
・コイル数の分割による自由な発熱分布の形成

想定される用途

・平板金属加熱
・塗料乾燥
・電磁調理器

  • 14:00~14:25
  • エネルギー

2)電池構造設計により熱起電力が向上した熱電池の開発

東京海洋大学 学術研究院 海洋電子機械工学部門 助教 柴田 恭幸

新技術の概要

従来の熱電池(三次電池)は、正極、負極を同じ電解液中に挿入して作製された電池で、電池全体を加熱・冷却することで起電力を得ることができる。本発明は、正極と負極に使用する電解液を変えることで、三次電池においてより大きな熱起電力を得ることが可能となった。

従来技術・競合技術との比較

熱発電技術において、温度変化を利用して、連続的に電気エネルギーを取り出す熱電池(三次電池)において、より大きな熱起電力を得ることに成功している点に優位性がある。

新技術の特徴

・温度変化を利用して、連続的に電気エネルギーを取り出すことができる
・社会実装に向け高い起電力を得る方向性を見出した

想定される用途

・環境熱により発電できるデバイス(センサ、通信機器)
・ヘルスケア機器
・自立用電源

  • 14:30~14:55
  • 計測

3)数μLの試料量で低粘度液体の表面張力と粘性係数を測定

東京海洋大学 学術研究院 海洋電子機械工学部門 教授 田中 健太郎

新技術の概要

シンプルな液体架橋破断法を用いて生成した微小液滴の表面張力振動を観測することにより、液滴の表面張力と粘性係数を同時に測定できる技術である。本手法によれば、既存測定方法に比べて圧倒的に少ない試料量で測定でき、かつ生成した液滴の表面張力振動は対称性が高く、回転しないなど、物性測定に適した特徴を有する。

従来技術・競合技術との比較

従来の測定方法では、測定子の表面等が試料に作用する際の応答から物性を評価するが、本手法では空間中に浮遊する微小液滴の振動を観測することにより、気液界面の物性評価を行う。このため、測定子との物理的な接触がなく、測定子の表面の濡れ性や粗さ、汚れの影響を完全に排除した測定を行うことができる。

新技術の特徴

・低粘度液体の表面張力と粘性係数を同時測定
・測定子との物理的接触がない、完全非接触測定
・極微量(数μL)の試料で測定が可能

想定される用途

・汗、涙液など生体試料の界面物性評価
・化粧品・スキンケア材料の界面物性評価
・インク・コーティング剤の界面物性評価

  • 15:00~15:25
  • 計測

4)酸化カーボンナノチューブ×ろ紙電極免疫センサの開発

東京海洋大学 学術研究院 海洋電子機械工学部門 教授 大貫 等

新技術の概要

抗原抗体反応を利用したバイオセンサによる特定抗原量の簡易測定に関する技術である。酸化カーボンナノチューブ(ox-CNT)によるろ紙電極を使った測定により、低価格かつ感度ばらつきの小さい測定を可能にした。

従来技術・競合技術との比較

吸引ろ過法で酸化カーボンナノチューブをろ紙上に均一に堆積する手法の開発により、安価な抗体固定化電極が作製可能となった。抗原抗体反応を直流抵抗測定で捉える手法の開発により、従来の電気化学的手法に比べ、測定装置の大幅な低価格化が可能である。

新技術の特徴

・ばらつきの小さい測定値の取得が実現できた
・酸化カーボンナノチューブとろ紙の組み合わせで電極の低価格化が期待できる

想定される用途

・特定抗原量の簡易測定(病原菌等の検出)
・特定抗原量の簡易測定(ストレスマーカーの測定)

  • 15:30~15:55
  • アグリ・バイオ

5)海藻由来:食べて効く日焼け止め成分

東京海洋大学 学術研究院 食品生産科学部門 准教授 小山 智之

新技術の概要

褐藻シワヤハズ(Dictyopteris undulata)に特有のハイドロキノン成分ゾナロールを経口的に摂取することで、日光中のUVB波により引き起こされるサンバーン(紅斑反応)が抑制できることを見出しました。この化合物の精製品を用いた場合にでも、乾燥藻体を原料にした場合でも、この日焼けによる生体反応を抑制することを確認しました。

従来技術・競合技術との比較

日焼け止めは主にスクリーン効果を期待して局所的に皮膚に塗布されることが多いですが、本技術では経口摂取により全身的に日焼け止め効果を発揮できる点が特徴的です。経口摂取後の当該成分は、腸管から吸収されて末梢血中に一定時間のみ分布していることが動物試験により確認されています。

新技術の特徴

・海藻由来の未利用成分を有効活用できる
・経口摂取することにより日焼け止め効果を一定の時間発揮できる
・紫外線照射のあとから摂取した場合でも紅斑反応を抑制できる

想定される用途

・日焼けによる紅斑反応を抑制する機能性表示食品・飲料
・動物用・水棲生物用の日焼け止め飼料
・海藻シワハヤズを原料とした日焼け止めシート

関連情報

・サンプルあり

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

東京海洋大学 海の研究戦略マネジメント機構
TEL:03-5463-4037
Mail:mss-soudan アットマークm.kaiyodai.ac.jp
URL:https://mss.kaiyodai.ac.jp/

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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