自然科学研究機構 新技術説明会【オンライン開催】
日時:2026年03月05日(木) 13:30~15:25
会場:オンライン開催
参加費:無料
主催:科学技術振興機構、自然科学研究機構
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発表内容一覧
発表内容詳細
- 13:30~13:55
- 製造技術
1)高強度な難焼結性材料に複雑形状の加工を施す技術
自然科学研究機構 核融合科学研究所 研究部 超高流束協奏材料ユニット 准教授 高山 定次
新技術の概要
本発明は、難加工材料の複雑な形状の加工を可能にし、かつ低コストで微細加工するための手法である。高強度で軽いエンジニアリング・セラミックス材料は、高強度であるがために加工に長時間を要し高コストとなると同時に加工可能な形状にも制限がある。これらの課題を解決するために、微細加工に適した硬さまで適度な条件で焼成した後に微細加工を施し、その微細加工を施した成型体を焼結することで、複雑な形状の部品が製造できかつ低コスト化が可能である。
従来技術・競合技術との比較
難焼結体の部品製造は、焼結温度が高いのでカーボン炉が用いられる。そのため、炭化物の生成など炭素の影響を受けてしまう。本技術は炭素の影響を除去し、高純度の焼結体が得られる点に大きな特徴を有する。さらに、難焼結体は材料特性の長所である高強度であるがために加工が難しくかつ加工時間が長くコストが高い。本技術は仮焼結体で微細加工を施すことで、複雑形状の加工を可能にし、かつ短時間で加工できる。
新技術の特徴
・加工自由度の向上
・材料適用範囲の広さ
・高純度焼結体の実現
想定される用途
・核融合関連材料
・自動車関連部品
・航空宇宙関連部品
関連情報
サンプルあり
- 14:00~14:25
- 製造技術
2)ゆらぎ界面を用いたチューナブルフィルタ
自然科学研究機構 核融合科学研究所 研究部 メタ階層ダイナミクスユニット 教授 永岡 賢一
新技術の概要
この発明は、流体中の個体混合物が、揺らぎの小さい領域から揺らぎの大きい領域へ侵入できるかどうかは、個体粒子のサイズで決まることを利用したフィルタである。揺らぎの大きさや流れを変えることで、除去する粒子サイズを制御することが可能である。
従来技術・競合技術との比較
流体用の一般的なフィルタは、除去する粒子サイズが固定であり、粒子サイズを変えるときは、フィルタ膜などを交換する必要があった。除去する粒子サイズが可変なフィルタはこれまでになかった。
新技術の特徴
・除去する粒子サイズを制御できる
・フィルタ機能をOFFすることが出来る
想定される用途
・河川、海洋のごみの集積
・水等の浄化の効率化
・マイクロ流体中の混合物の制御
- 14:30~14:55
- 材料
3)非晶質物質の不均一中距離構造解析を拓く新規コヒーレントラマン分光技術
自然科学研究機構 分子科学研究所 物質分子科学研究領域 電子構造研究部門
准教授 杉本 敏樹
新技術の概要
従来法では計測・解析が困難であった、非晶質材料の物性や機能を本質的に支配する不均一な中距離ネットワーク構造を、実用材料系で評価可能とする新しいラマン分光分析技術です。構造学的観点からの非晶質物質の機能設計と最適化を可能とし、幅広い産業分野で本質的に重要となる材料評価と開発のあり方を刷新します。
従来技術・競合技術との比較
従来のX線回折法では周期構造を前提とするため、非晶質物質の不均一構造の定量解析が難しく、散乱解析も局所的な最近接構造の抽出に限定されていました。通常のラマン分光では、構造不均一性に由来するブロードなピークの一意的な成分分離が困難でした。本技術はこれらの限界を突破し、非晶質材料系における不均一ネットワーク構造の評価を可能にします。
新技術の特徴
・非晶質内部の不均一構造の評価を実材料系で実現
・ナノメートートル厚さの極薄非晶質層および埋没界面非晶質層の分析に適用可能
・材料特異性に依存しない汎用リアルタイム非破壊分析技術
想定される用途
・半導体および光学デバイスに用いられる非晶質薄膜の構造科学的な品質評価と製造プロセス管理・最適化
・固体電池材料および情報通信材料における構造物性相関の高精度評価による材料機能の設計・制御
・触媒材料や接合・接着界面における非晶質層のリアルタイム非破壊分析による非晶質界面材料機能の設計・制御とプロセス最適化
- 15:00~15:25
- 創薬
4)抗体のサブサイトを改変するための技術に関する発明
自然科学研究機構 生命創成探究センター 生命分子動秩序創発研究グループ 准教授 谷中 冴子
新技術の概要
抗体はFabで抗原を認識し、Fcで細胞傷害などのエフェクター機能を発揮する。従来はFcのカノニカルサイト改変で補体やFcγRとの親和性を高め活性向上を図ったが限界がある。代表者は各エフェクター分子固有のサブサイトをIgG内に発見し、改変により活性を精密制御する技術を開発した。
従来技術・競合技術との比較
本研究により、IgG1のFab領域に改変を施すことでFcγ受容体Ⅲ特異的に細胞障害活性が増強されることが明らかとなった。Fc領域への改変を合わせて相乗的な効果が期待できる。
新技術の特徴
・Fcγ受容体Ⅲとの相互作用のサブサイト(ADCCサブサイト)での相互作用を高めるように設計した抗体について、Fcγ受容体Ⅲ特異的に細胞障害活性が高くなることが明らかとなった
想定される用途
・ 既存の抗体医薬品のADCC活性化能の増強
・ 新規のの抗体医薬品のADCC活性化能の増強
関連情報
サンプルあり
お問い合わせ
連携・ライセンスについて
自然科学研究機構 事務局研究協力課
TEL:03-5425-1325
Mail:nins-sangaku
nins.jp
URL:https://innovation.nins.jp//a>
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TEL:03-5214-7519
Mail:scett
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