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東京科学大学(Science Tokyo) 新技術説明会【対面開催】

日時:2026年06月25日(木) 10:00~14:25

会場:JST東京本部別館1Fホール(東京・市ケ谷)

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、東京科学大学

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・本説明会は、【対面参加+見逃し配信】、【見逃し配信のみ】から選択いただけます。
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 お早めにお申し込みください。(先着150名)

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発表内容詳細

  • 10:00~10:25
  • 材料

1)Chevrel型Mo6S8微粒子の開発および水素化脱硫反応への応用

東京科学大学 総合研究院 フロンティア材料研究所 准教授 石川 理史

新技術の概要

Chevrel型Mo6S8硫化物は超伝導体など、さまざまな分野で使用される機能性固体材料であるが、その合成には高温、長時間の熱処理が必要であり、微粒子の合成は困難であった。本技術では、従来よりもはるかに結晶サイズが小さい高純度なMo6S8微粒子の開発に成功し、これが水素化脱硫反応に優れた触媒活性を示すことを見出した。

従来技術・競合技術との比較

これまでのChevrel型Mo6S8微粒子合成を目的とした報告では、有機溶剤や特殊試薬を使用することがほとんどであり、粒子サイズも100 nm以上となることがほとんどであった。本技術は有機溶剤や特殊試薬を使用することなく、40 nm程度の微粒子を得ることが可能である。

新技術の特徴

・高純度Chevrel型Mo6S8微粒子の開発
・合成時に有機溶剤・特殊試薬を必要とせず、低温・短時間で高純度物質が得られる
・優れた水素化脱硫活性

想定される用途

・水素化触媒反応
・Mgイオン電池のカソード材料
・イオン交換材料

関連情報

サンプルあり

  • 10:30~10:55
  • 通信

2)自律補償機構を備えたCMOS物理乱数発生回路

東京科学大学 工学院 情報通信系 准教授 イスラム エイケイエム マーフズル

新技術の概要

AIによる高度な外部攻撃や量子計算による暗号解読に対して耐性を有するセキュアな通信およびデータ保護において、高品質な物理乱数を大量かつ安定的に生成することが不可欠である。本技術は、回路レベルで自律的な特性補償機構を実現することにより、外部調整を一切必要としない物理乱数発生回路(TRNG: True Random Number Generator)を提供する。

従来技術・競合技術との比較

従来の物理乱数発生回路は外部調整やキャリブレーションを必要とし、環境変動やプロセスばらつきに対する耐性や長期安定性に課題を有していた。本技術によるCMOS物理乱数発生回路は、環境変動およびばらつきに対するロバスト性および長期安定性が飛躍的に向上し、CMOSの65nmプロセスにて2Gpbsの超高速な動作を僅か数百μワットの消費電力で生成可能とする。

新技術の特徴

・自律補償機構を有しており、常に高品質の乱数を生成し、電源などからの外的攻撃に強靭
・小面積で低消費エネルギーであるため、チップ内の大量搭載が可能
・製造プロセスの微細化やプロセスごとに回路構成の変更は不要で、設計コストの大幅な削減が可能

想定される用途

・ハードウェアセキュリティ
・暗号を用いたセキュアな通信
・乱数に基づいたAIモデルの学習や科学シミュレーション

関連情報

デモあり
展示品あり

  • 11:00~11:25
  • 環境

3)海水に通電することでCO2をミネラルとして固定化

東京科学大学 物質理工学院 材料系 准教授 磯部 敏宏

新技術の概要

半透膜と電極を取り付けたチャンバーに海水を採取し、電圧を付与することで、大気から海水に溶解したCO2を海水中のCaイオンと反応させ、CaCO3として固定化した。原理上、バッチ式、フロー式どちらも想定される。また、5V、50mA程度の電力で作動することから、太陽電池で運用することが期待される。

従来技術・競合技術との比較

従来技術では、CaCO3とMg(OH)2の混合物が析出していたが、本発明では95%以上のCaCO3が得られるため、資源循環の観点から有用である。また、海水に水酸化ナトリウムを添加するシステムも提案されているが、本システムは添加剤は一切不要である。

新技術の特徴

・システムがシンプルなため、設置場所に合わせたサイズや形状を設計できる
・原料が海水のみである
・比較的純度の高いCaCO3粉末を得られる

想定される用途

・沿岸地域におけるダイレクトエアキャプチャー(DAC)
・工場の排ガスからのCO2回収
・CaCO3の精製

関連情報

デモあり

  • 11:30~11:55
  • エネルギー

4)建物壁に適した無彩色太陽電池の高効率化かつ低価格化

東京科学大学 物質理工学院 応用化学系 准教授 和田 裕之

新技術の概要

都市部での太陽電池の導入拡大のために、屋根だけでなく壁への設置が必要。そのためには白色化が重要だが、本新技術では全ての可視光でなく、一部の可視光のみを反射して白色化するので、効率低下を5%以下に低減できる。これを、マイカ顔料の塗布で実現するため、低価格である。

従来技術・競合技術との比較

従来の技術では白色化のためには可視域の太陽光を反射する必要があり、発電効率が低下してしまうが、本技術ではそれを大幅に抑制できる。また従来技術では反射膜の製膜に高価な装置を必要とする真空蒸着装置が必要であった。

新技術の特徴

・高発電効率
・大面積および曲面対応
・低価格

想定される用途

・建物用太陽電池(建材一体型太陽光発電:BIPV)
・自動車用太陽電池
・民生用太陽電池

関連情報

サンプルあり
デモあり
展示品あり

  • 13:00~13:25
  • 計測

5)液中局所pHを可視化するダイヤモンド量子センサ

東京科学大学 工学院 電気電子系 准教授 荒井 慧悟

新技術の概要

ダイヤモンド中の窒素・空孔欠陥(NVセンター)を用い、液中の固液界面近傍における局所pH変化を非侵襲に計測する技術である。従来のガラス電極や蛍光試薬では難しい微小領域・高耐久環境での計測に適し、電気化学、腐食診断、材料評価への応用が期待される。

従来技術・競合技術との比較

従来のpH計測では、ガラス電極は空間分解能に乏しく、蛍光試薬は退色や化学的影響が課題となる。新技術はダイヤモンド量子センサにより、試薬レスかつ非侵襲で局所pHを読み出せる点に特長がある。さらに、耐薬品性・耐久性に優れ、固液界面や過酷環境での計測へ展開しやすい。

新技術の特徴

・試薬を用いずに局所pHを非侵襲計測
・固液界面の微小領域を高空間分解能で評価可能
・耐薬品性・耐久性に優れ、腐食環境や電気化学系へ展開可能

想定される用途

・電気化学反応・電池材料の界面評価
・腐食・防食プロセスの局所診断
・バイオ・化学プロセスにおける微小環境pH計測

  • 13:30~13:55
  • 環境

6)プラズマを使った低コスト・低温メタネーション技術

東京科学大学 工学院 機械系 教授 野崎 智洋

新技術の概要

非平衡プラズマと汎用触媒を組合わせることで、平衡に有利な低温でメタンを高収率で生成する革新的技術。触媒の加熱・保温に余計なエネルギーを消費しないため大きな省エネ効果を生み出す。反応開始後にプラズマを停止しても、外部熱供給に頼らずメタネーション反応を自立させる条件を明示。起動停止・負荷変動に対して極めて高い追従性を示す。

従来技術・競合技術との比較

熱反応を用いる従来技術に比べ、Ni触媒でも250℃と低い触媒温度において二酸化炭素転換率の大幅な向上を達成した。また、反応維持のための継続的な外部加熱を不要としたことで、エネルギー効率とコスト競争力が劇的に向上した。

新技術の特徴

・非平衡プラズマによる「常温始動」とエネルギー収支の劇的な改善と低コスト化
・反応開始後の「プラズマ停止・自律運転」による超省エネ運転
・貴金属触媒に頼らず「低温域で高いCH4収率を達成」

想定される用途

・小規模分散型の二酸化炭素回収利用設備
・未利用バイオガス資源の利用拡大
・非常用・遠隔地での燃料合成(急速立上げ,負荷変動対応)

  • 14:00~14:25
  • アグリ・バイオ

7)無細胞タンパク質高速スクリーニングによるRNAポリメラーゼ改変体の創出

東京科学大学 未来社会創成研究院 地球生命研究所 特任准教授 寺坂 尚紘

新技術の概要

無細胞翻訳系の最適化により、マイクロ流路ドロップレットスクリーニングへの適用を実現し、1日で100万種類以上のタンパク質変異体スクリーニングを可能にした。上記の系で進化したSP6 RNAポリメラーゼは試験管内・細胞内で野生型よりも高い活性を持つ。さらに改変した分割SP6 RNAポリメラーゼは、バックグラウンド活性が非常に低いバイオセンサーとして働く。

従来技術・競合技術との比較

進化工学はタンパク質の機能を劇的に改善可能だが、従来の細胞を用いる方法では時間的コストが高い。SP6 RNAポリメラーゼは環境依存性が高い酵素であり、用途が限られていた。既知の分割RNAポリメラーゼはバックグラウンド活性が高いという問題があった。

新技術の特徴

・細胞を使わずにタンパク質変異体のハイスループットスクリーニング
・多様な環境で活性が向上したRNAポリメラーゼ
・バックグラウンド活性が低いバイオセンサー

想定される用途

・RNA医薬品製造試薬
・バイオセンサーを用いた検査試薬
・機能性分子のハイスループットスクリーニング

関連情報

サンプルあり

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

東京科学大学 研究推進部産学連携課
TEL:03-5734-3819 
Mail:ind.ipアットマークadm.isct.ac.jp

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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