日本原子力研究開発機構(JAEA) 新技術説明会【オンライン開催】
日時:2026年06月11日(木) 10:00~11:55
会場:オンライン開催
参加費:無料
主催:科学技術振興機構、日本原子力研究開発機構
<お申込み方法・聴講方法>
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発表内容一覧
発表内容詳細
- 10:00~10:25
- 環境
1)エアロゾル計測の三重苦を解消!使い捨て粒径別評価モジュール
日本原子力研究開発機構 廃炉環境国際共同研究センター 研究主幹 坪田 陽一
新技術の概要
エアロゾル計測における「高価格・洗浄の手間・交差汚染」の三重苦を一挙に解決する、3Dプリント製の使い捨て分級モジュールです。独自の流路設計により微粒子を粒径ごとに高精度に分離します。外部センサーとも容易に統合でき、環境観測から労働安全衛生まで、現場での粒径別モニタリングを劇的に低コスト化します。
従来技術・競合技術との比較
従来の光散乱式や多段インパクタは数百万~全体で億単位と高価であり、測定ごとの洗浄作業や交差汚染リスクが課題でした。本技術は3Dプリントによる一体成形で極めて安価に製造でき、使い捨て運用を実現しました。洗浄不要で交差汚染を完全に防ぐため、汚染環境下での多検体連続測定や測定後の廃棄が容易になります。
新技術の特徴
・機構簡略化による低コストかつ高精度なエアロゾル分級
・3Dプリント一体成形による「完全使い捨て」の実現
・各種センサーと容易に統合できるモジュール拡張性
想定される用途
・マイクロプラスチックの汚染度評価
・バイオエアロゾルや大気質モニタリング
・自動車ブレーキ粉塵や都市環境におけるPM評価
関連情報
サンプルあり
展示品あり
- 10:30~10:55
- 環境
2)安価な粘土鉱物由来熱電材料で高温排熱を電力に変換
日本原子力研究開発機構 パイオニアラボ 本田未来粘土材料研究開発ラボ
ラボリーダー 本田 充紀
新技術の概要
天然に豊富に存在する粘土鉱物を原料とし、身近な塩をもちいた溶融塩反応により、高温域で安定に動作する熱電材料を製造する技術です。希少元素や有害元素を用いず、600℃以上の未利用排熱を電力へ変換でき、低コストかつ環境負荷の小さい熱電材料を実現します。
従来技術・競合技術との比較
従来の熱電材料は、ビスマス、テルル、鉛などの希少元素や有害元素に依存するものが多く、原材料コストや環境負荷の面で課題がありました。また、使用温度が主に600℃以下に限られる材料がほとんどでした。本技術は、安価で豊富な粘土鉱物を原料とし、600℃を超える高温領域でも安定して動作する点に特徴があり、資源制約と環境対応の両面で優位性を有しています。
新技術の特徴
・天然に豊富に存在する粘土鉱物を原料とし、低コストかつ低環境負荷を実現
・身近な塩を用いた溶融塩反応により、600℃を超える高温域で安定に動作する熱電材料を創製可能
・希少元素や有害元素を用いず、高温排熱の電力変換に適した材料系を構築可能
想定される用途
・ボイラー、化学プラント、工業炉などにおける高温排熱の電力回収
・製鉄、セラミック、ガラス製造など高温プロセス設備での未利用熱活用
・原子力、火力発電設備など高温環境における排熱回収デバイス
- 11:00~11:25
- 環境
3)水や油からも金属をキャッチ!フルオラス構造による有用金属の選択的・効率的回収技術
日本原子力研究開発機構 BE資源・処分システム開発部 プロジェクト管理課
マネージャー 荒井 陽一
新技術の概要
有用金属回収に貢献する、高薬品耐性吸着材技術を開発しました。フルオラス構造と金属選択性を持つ官能基を組み合わせる独自構造を持つことで、強酸下や有機溶媒でも安定して動作し、目的に応じた金属を高効率に回収可能です。シリカ担体を使った固体吸着や溶媒抽出にも対応し、プラント廃液やレアメタル回収など幅広い用途が期待できます。
従来技術・競合技術との比較
従来のフルオラス抽出剤は官能基設計の自由度が低く、溶媒抽出用途に限定されることが多くありました。本技術は単環芳香族骨格を基盤とすることで官能基導入の自由度を高め、強酸や過酷環境下でも安定に動作する吸着材を実現しています。また、固体担持やカラム利用が可能で、実装性に優れている点が特徴です。
新技術の特徴
・硝酸、硫酸などの強酸環境でも金属をしっかり選択回収
・回収したい金属に応じて吸着材の設計が自在に可能
・水にも油にも溶けず、液体にも固体にも対応 多様な処理系へ展開可能
想定される用途
・都市鉱山(廃電子機器等)からのレアメタル・貴金属回収
・めっき廃水や産業排水中の有害金属除去
・太陽光パネルや下水汚泥からの金属資源リサイクル
- 11:30~11:55
- 計測
4)放射性ストロンチウムをその場で検知!~液体光ファイバーを用いた測定技術~
日本原子力研究開発機構 廃炉環境国際共同研究センター 研究副主幹 寺阪 祐太
新技術の概要
放射性ストロンチウム⁹⁰Sr/⁹⁰Yは、目の水晶体の防護や廃棄物仕分けの観点から、その場での把握が重要となります。本技術は液体光ファイバー中で生じるチェレンコフ光の放射角度がβ線エネルギーにより異なることに着目し、⁹⁰Sr/⁹⁰Yをその場で検知することが可能です。
従来技術・競合技術との比較
従来、放射性ストロンチウムの評価には拭き取り後の放射能分析が用いられ、その場での迅速な判断は困難でした。また、一般的なサーベイメータでは核種の識別が難しいのが現状です。本技術は液体光ファイバーを用いて⁹⁰Sr/⁹⁰Yを現場で迅速に検知できます。
新技術の特徴
・放射性ストロンチウムをその場で直接検知できる
・放射性ストロンチウム用サーベイメータとして現場で迅速に測定できる
・¹³⁷Cs-γ線(662 keV)が混在する環境でも使用できる
想定される用途
・原子力施設や事故時における放射性核種分布の現地計測
・⁹⁰Sr/⁹⁰Yと¹³⁷Csが共存する環境での⁹⁰Sr/⁹⁰Yその場迅速定量
・原子炉建屋、汚染区域、配管・床面の放射線源分布評価
関連情報
デモあり
展示品あり
お問い合わせ
連携・ライセンスについて
日本原子力研究開発機構 研究開発推進部 研究推進課
TEL:080-7528-3908
Mail:seika.riyou
jaea.go.jp
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〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町
TEL:03-5214-7519
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