JST研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)①~機能材料、ICT、電子デバイス、ものづくり~ 新技術説明会【オンライン開催】
日時:2026年11月13日(金) 14:30~15:55
会場:オンライン開催
参加費:無料
主催:科学技術振興機構
<お申込み方法・聴講方法>
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発表内容詳細
- 14:30~14:55
- 材料
1)VLEO衛星設計に貢献する新規保護膜の開発
宇宙航空研究開発機構 研究開発部門 第二研究ユニット 研究開発員 後藤 亜希
新技術の概要
かご型シルセスキオキサン(POSS)の有機部位に、水素結合を形成できるアミド基を導入することで、低地球軌道(LEO)や超低地球軌道(VLEO)の厳しい原子状酸素(AO)から有機材料を保護する、製膜性・平滑性・耐熱性に優れたコーティングを開発した。
従来技術・競合技術との比較
低分子量のPOSSの水素結合による超分子ネットワーク化により、耐AO性、平滑性(大気抗力を低減する上で有益)、耐熱性、耐クラック性を兼ね備えた保護膜を、塗布・乾燥のみの簡易工程で形成できる点で、従来技術と差別化可能。
新技術の特徴
・耐AO性(AOとの反応で、耐AO性の高い無機シリカ膜を形成)
・耐熱性(融点約140-150℃)
・製膜性(スピンコートのみで均一に製膜可)
想定される用途
・LEO/VLEO衛星外装の有機材料保護コーティング
・VLEO衛星大気抗力低減コーティング
- 15:00~15:25
- 計測
2)フォトリフラクティブ液晶素子を用いた高感度レーザ超音波検査システム
東京理科大学 理学部第二部 化学科 教授 佐々木 健夫
新技術の概要
非接触検査法の一つであるレーザ超音波法に使用可能なフォトリフラクティブ効果を示す新たな液晶組成物を開発した。この液晶は488〜532 nmに感度を持ち、この波長のレーザで被検体の内部欠陥、構造等を高精度に非接触で計測することが可能である。この液晶を用いることで、従来よりも高感度なレーザ超音波計測装置を実現できる。
従来技術・競合技術との比較
従来のフォトリフラクティブ液晶よりも感度や応答速度が向上したため、高精度な計測が可能になった。
測定環境の振動の影響を受けず、高速に計測ができる。
無機結晶材料とは異なり、様々な波長を用いることができる。
光学系を単純化することで、装置の小型化が可能である。
新技術の特徴
・パルス発振レーザと連続発振レーザを被検体に照射し、被検体の形状や内部の欠陥などを分析可能。
・離れた場所にある鉄骨等の厚み測定、トンネル、橋梁等の内部探傷などを非接触で行うことができる。
・液晶を用いた光学系は小型化が可能なので、持ち運び可能なハンディ型のレーザ検査システムの構成が可能である。
想定される用途
・製造現場での製品のインライン検査
・インフラの劣化検査
・ポータブル検査装置
- 15:30~15:55
- エネルギー
3)未利用排熱で電力を自給!バイナリー発電ユニット
長崎大学 総合生産科学域 システム科学分野 助教 佐々木 壮一
新技術の概要
地球温暖化抑制を実現するHFO系代替フロンによる出力1kW級のバイナリー発電ユニットを提供する。温泉排熱の持続可能な発電を実現するために蒸気の潜熱を回収する熱交換器を開発する。また、システム運用の負担軽減のため、この発電ユニットの運転は適応的な機械学習によって最適化されることに特徴がある。
従来技術・競合技術との比較
従来の再生可能エネルギーにおける発電システムの中では、一般家庭向けの太陽光発電がその普及に伴って稼働率と出力を加味した正味建設費が最も安い。一方、本提案のバイナリー発電ユニットは昼夜や四季を問わず高い稼働率で安定した出力を確保できるので、正味建設費は太陽光発電と同程度になる。
新技術の特徴
・売電事業を目的とした100kW級の大型発電システムとは異なり、この発電ユニットは負荷側の消費電力に応じて1kW単位での電力供給が可能である。
・持続可能な温泉排熱の回収を目的として、蒸気の潜熱の回収を可能にするこの発電ユニット向けのシェル&チューブ式熱交換器を開発する。
・発電ユニットの冷却ファンとポンプの運転をベイズ最適化で同時に適応制御し、最適な運転条件を経時的に機械学習するシステムを提供する。
想定される用途
・工場や温泉の排熱を回収して、スマート農業の自家消費電源として活用する持続可能な社会実装のシナリオを策定している。
・トラックのエンジン排熱による電力をリチウムイオンバッテリーに回収して、ガソリンスタンドを基点とした電動モビリティのための携帯電源に応用することができる。
・適応的な機械学習によるエネルギーマネジメントシステムは、クラウドサーバーを利用した分散型エネルギーシステムのO&M技術として展開することができる。
関連情報
・デモあり
・展示品あり
お問い合わせ
連携・ライセンスについて
科学技術振興機構 スタートアップ・技術移転推進部 研究支援グループ
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Mail:a-step
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