鹿児島大学 新技術説明会【オンライン開催】
日時:2026年07月02日(木) 09:55~11:55
会場:オンライン開催
参加費:無料
主催:科学技術振興機構、鹿児島大学
<お申込み方法・聴講方法>
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発表内容一覧
発表内容詳細
- 09:55~10:00
開会挨拶
鹿児島大学 南九州・南西諸島域イノベーションセンター 副センター長 村上 加奈子
- 10:00~10:25
- 創薬
1)次世代抗体医薬を支える部位特異的コンジュゲーション技術 tCAP
鹿児島大学 大学院理工学研究科 理学専攻 化学プログラム 教授 伊東 祐二
新技術の概要
tCAPは、抗体Fcの特定部位を選択的に修飾することで、均一かつ再現性の高い抗体コンジュゲートを効率的に構築可能な技術である。多様なペイロード(低分子、蛍光分子、核酸など)に適用可能であり、ADCやAOCの創製を通じて創薬研究から非臨床開発まで幅広い応用が期待される。
従来技術・競合技術との比較
従来のランダム修飾法は部位不均一性や機能低下の課題があり、酵素法は基質制約や工程の複雑さが指摘されている。tCAPはFc特定部位への高選択的修飾により、均一なDARと抗体機能の維持を両立し、簡便かつ再現性の高いコンジュゲート創製を可能とする。
新技術の特徴
・Fc特定部位(Lys248)への高選択的コンジュゲーション
・均一なDAR制御と高純度コンジュゲートの実現
・抗体機能(抗原結合・Fc機能)の高い保持
想定される用途
・ADC(抗体薬物複合体)の創製(DAR=2~6、2種の抗がん剤の使用可)
・AOC(抗体核酸複合体)による核酸医薬品のDDS(DOR=1もしくは2)
・機能性抗体の拡張(診断・研究用途での、機能性分子のクリック反応による付加)
関連情報
サンプルあり
- 10:30~10:55
- 創薬
2)移植後に確実に骨を形成する新規骨再生剤の開発
鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科 口腔顎顔面補綴学分野 講師 末廣 史雄
新技術の概要
顎骨再生のゴールドスタンダードは自家骨移植だが、採骨の侵襲の大きさ等から患者に敬遠されることがある。我々は自己の骨髄間葉系間質細胞(MSC)と市販の骨補填材と組み合わせた、自家骨に代わる新規骨再生剤を発明した。
従来技術・競合技術との比較
歯科領域において骨を再生する医療用製品として、骨補填材と成長因子を組み合わせたものが存在するが、これらは広範囲の骨再生を目的とするものではなく、細胞を移植するものでもないため、実質的には本発明の競合技術ではないと考えられる。
新技術の特徴
・操作性、賦形性に優れる
・自家骨採取を伴わないため、採骨による侵襲が無い
・広範囲の骨再生を可能とする
想定される用途
・デンタルインプラントを目的とした骨再生
・腫瘍等による広範囲骨欠損の再建
・整形外科領域の骨再生
- 11:00~11:25
- デバイス・装置
3)完全閉鎖系・個数密度制御型ウルトラファインバブル発生器
鹿児島大学 大学院理工学研究科 工学専攻 化学工学プログラム 准教授 五島 崇
新技術の概要
攪拌子(回転子)に形成された凹凸構造を容器内面(下面および側面)に押し付けた状態で高速回転させることで、シンプルな構成ながら高効率にウルトラファインバブルを生成可能な発生器である。さらに運転時間により個数密度の制御が可能である。
従来技術・競合技術との比較
従来の高圧ポンプ等を用いたウルトラファインバブル発生器では、個数密度は109個/mL程度にとどまる場合が多い。本技術は容器を完全閉鎖系とし、運転時間の制御により1011個/mL超の高密度化と個数密度制御を可能とする点に特徴がある。
新技術の特徴
・超純水においても運転時間により1011個/mL超の個数密度を制御可能である
・完全閉鎖系のため、任意のガス種や液種に対応可能である
・少量(約100 mL)での精密制御が可能であり、研究開発用途に適する
想定される用途
・研究開発におけるウルトラファインバブルの生成・利用に関する条件検討
・ガス溶解・分散制御を利用した化合物合成プロセスの検討
・ウルトラファインバブル液の連続供給システム(マイクロリアクタ等)
- 11:30~11:55
- エネルギー
4)CO2電気化学還元による高選択的エチレン生成
鹿児島大学 大学院理工学研究科 工学専攻 化学工学プログラム 教授 田巻 孝敬
新技術の概要
本技術は二酸化炭素を電気化学的に還元(電解)し、化学製品の重要な出発原料であるエチレンを高選択的に生成することを目的としたものである。触媒として用いる銅のマイクロ・ナノ構造制御、および銅表面のアニオン伝導性ポリマーによる被覆によりエチレン選択性の向上を実現した。
従来技術・競合技術との比較
従来技術では、主として触媒のナノ構造制御による選択性向上が図られている中で、本技術では、アニオン伝導性ポリマー被覆、および多孔質カーボン材料へ銅を析出した電極を用いることで、ポリマー層内および電極内の物質移動を制御し、エチレン生成に適した反応場を構築できることが特徴である。
新技術の特徴
・触媒表面へイオン伝導性ポリマーの被覆により反応場を制御できる
・多孔質カーボン材料へ電解めっきにより金属触媒を析出することで三次元構造を制御できる
・銅の立方体状ナノ粒子の構造を制御することで反応性を制御できる
想定される用途
・CO2電解によるエチレン生成
・電気化学酸化/還元による高付加価値化合物の生成
・電気化学的酸化/還元による物質の変換
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連携・ライセンスについて
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