東京海洋大学 新技術説明会【オンライン開催】
日時:2026年10月13日(火) 13:30~15:55
会場:オンライン開催
参加費:無料
主催:科学技術振興機構、東京海洋大学
<お申込み方法・聴講方法>
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発表内容一覧
発表内容詳細
- 13:30~13:55
- 材料
1)水中で硬化するタンパク質材料
東京海洋大学 学術研究院 海洋環境科学部門 教授 神尾 道也
新技術の概要
非発熱性の水中硬化性タンパク質樹脂であり、周囲を熱変性させない利点を持つ。生物由来の樹脂は安全性が高く、食品製造や外科手術への応用が期待される。
従来技術・競合技術との比較
水中硬化剤には大きく分けてエポキシ系、ウレタン系、アクリル系、セメント系があるが、すべて発熱することを踏まえると、本提案の技術シーズは全世界的に見ても唯一無二の生分解性と非発熱性を兼ね備えた水中硬化剤である。
新技術の特徴
・水中で硬化する樹脂状のタンパク質
・硬化時に発熱しない
・生分解性
想定される用途
・歯科医療の充填剤
・造礁サンゴの補修・移植
・食品生産ラインの配管の補修
関連情報
・サンプルあり
- 14:00~14:25
- エネルギー
2)電力伝送と位置ずれ検出を両立する複数コイルワイヤレス給電
東京海洋大学 学術研究院 海洋電子機械工学部門 准教授 米田 昇平
新技術の概要
本技術は複数送電コイルを用いたワイヤレス給電である。これは、複数個の送電コイルを磁気干渉が無い状態で配置する点に特長があり、複数個の加熱コイルの電流制御に自由度がある。その結果、加熱コイル間の電流位相のずれから、電力伝送しつつ受電コイルのずれの程度とその方向を把握することができる。
従来技術・競合技術との比較
従来技術にも電力伝送と位置ずれの検出の両立が可能なものがあるが、複数個の送電コイルを用いて同時に実施するものはない。複数コイルの活用により大容量化、冗長性の確保という機能も実現している。
新技術の特徴
・複数コイルによる大容量ワイヤレス給電
・電力伝送と位置ずれ検出の両立
・複数送電による冗長性の高いワイヤレス給電
想定される用途
・水中ワイヤレス給電
・移動体向けのワイヤレス給電
・ポジションフリーワイヤレス給電
関連情報
・デモあり
- 14:30~14:55
- 情報
3)空撮画像に基づく船舶動静認識手法
東京海洋大学 学術研究院 海洋電子機械工学部門 教授 清水 悦郎
新技術の概要
航空機や衛星によって取得された画像から水上に存在する船舶に関して、停止しているのか航行しているのか、航行している場合にはどちら方向に航行しているのか認識するための技術。
従来技術・競合技術との比較
撮影した画像に対してAIを活用して画像内に存在する船舶等を識別することは数多く行われているが、これらの多くは単に船舶を認識するだけで動静情報までは提供しないため、この部分が違いである。
新技術の特徴
・船舶が停止しているか、動いているかを識別する
・動いている場合には進行方向を提示する
・船舶自体の認識にはAIを活用するが、その後の処理はAIに依存しない
想定される用途
・海洋状況把握システム
・港湾管理システム
・自動運航船
関連情報
・サンプルあり
- 15:00~15:25
- 建築・土木
4)ARマーカと同期多眼カメラによる水中における位置測位~ROVの位置計測~
東京海洋大学 海洋工学部 海洋電子機械工学科 教授 田原 淳一郎
新技術の概要
水中映像はカメラの瓦解や水中独特の光・泡等の障害で常にマーカが取れないことも多い。そのため映像による位置測位は困難である。そこでARマーカの一種のAprilTagを同期された複数のカメラで計測することにより、画像が取得できない場合においても他のカメラからの映像を用いて補完することでROV等の位置を計測することが可能になった。
従来技術・競合技術との比較
従来の計測では水中カメラは単眼やステレオ視が多かったが4眼に拡張したことにより特に浅いエリアでの光・泡等の障害物があっても計測が可能になる。また同期しているのでARマーカの特徴点があれば距離計測が可能である。またAprilTagの位置角度情報を複数眼で補正することにより制度の向上が実現できる。
新技術の特徴
・水中土木へのマーキング認識
・安価な位置タグを用いたロボットの位置決め
・小型同期カメラ・複眼の活用、ドローン等への応用
想定される用途
・GPS電波が入手できない水中・室内での計測、暗渠・下水道等
・水中構造物のマーカと水中ロボットの位置決め
・水中における物体の認識と確認
関連情報
・サンプルあり
・デモあり
- 15:30~15:55
- アグリ・バイオ
5)LC-MS/MSを用いたアニサキスアレルゲンの定量
東京海洋大学 海洋生命科学部 食品生産科学部門 准教授 嶋倉 邦嘉
新技術の概要
魚介類や加工食品では、虫体を除去しても、加熱・冷凍処理後にアニサキスアレルゲンが残留する可能性がある。本技術は、複数の主要なアニサキスアレルゲンに由来する特異的ペプチドをLC-MS/MSで同時に測定し、食品中に残留するアレルゲンを高感度に検出・定量する技術である。
従来技術・競合技術との比較
従来のアニサキス検査は虫体やDNAの検出が中心であり、LC-MS/MSによるアニサキスタンパク質の検出・定量法も報告されている。本技術では、精製した天然アレルゲンを標準物質として用いることで、食品中に残留するアレルゲンそのものを高精度に定量する点が異なる。
新技術の特徴
・ 虫体の有無ではなく、食品中に残留するアレルゲンそのものを評価
・ 精製した天然アレルゲンを標準物質として用いる定量系を構築
・ 複数の主要アニサキスアレルゲンを一斉かつ高感度に評価可能
想定される用途
・ 水産物・水産加工食品のアニサキスアレルゲン残留検査
・ 食品メーカーにおける原料・製造工程・最終製品の品質管理
・ 専門医による原因食品の特定および食事指導の的確化
お問い合わせ
連携・ライセンスについて
東京海洋大学 海の研究戦略マネジメント機構
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Mail:mss-soudan
m.kaiyodai.ac.jp
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