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JST戦略的創造研究推進事業① 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2026年09月18日(金) 09:55~13:55

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構

協力:株式会社東京大学TLO

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発表内容詳細

  • 09:55~10:00

開会挨拶

科学技術振興機構 戦略研究推進部 企画・評価課 調査役 内田 信裕

  • 10:00~10:25
  • 創薬

1)タンパク質配列編集技術

東北大学 多元物質科学研究所 国際卓越分野(DeGrado研究室) 准教授 曽宮 正晴

新技術の概要

翻訳後のタンパク質のアミノ酸配列を自在かつ精密に編集することによってタンパク質の機能や構造を改変・操作する技術。改変したいタンパク質にインテイン断片を挿入しておき、外部から加えたもう一方のインテイン断片を持つタンパク質と置換することで、目的タンパク質の配列を自在に編集できる。

従来技術・競合技術との比較

翻訳されたタンパク質のアミノ酸配列は通常不変であり、従来技術はタンパク質の表面に露出しているループ部分のようなごく一部の配列を改変するに止まっていた。本手法は、インテイン断片を挿入しておけばタンパク質の任意の部位に精密に編集を加えることができる。

新技術の特徴

・編集したいタンパク質にインテイン断片を組み込んでおけば、原理的にどのような配列編集も可能(単一変異・複数同時変異の導入、ドメイン置換、欠失、挿入など)
・アミノ酸配列編集によって、酵素などのレポータータンパク質の機能ON-OFFの切り替えや細胞内タンパク質の局在制御などが可能であることを実証済み
・精製タンパク質でも、細胞内のタンパク質でも、精密なアミノ酸配列の編集が可能

想定される用途

・産業用組換えタンパク質の機能制御
・医薬品タンパク質の機能改変
・細胞医療における導入タンパク質の機能制御

  • 10:30~10:55
  • アグリ・バイオ

2)青色光で増殖や外来性遺伝子発現を自由に制御できるウイルスベクター

東京大学 大学院医学系研究科 病因・病理学専攻 微生物学 教授 竹田 誠

新技術の概要

青色光により感染・増殖を外部制御できる新規ウイルス技術です。光照射部位でのみウイルス活性を誘導できるため、高い空間選択性と安全性を両立します。腫瘍溶解癌治療法や再生医療・遺伝子治療ベクターなどへの応用が期待されます。

従来技術・競合技術との比較

従来のウイルスベクターは、生体内での活性を精密に制御できませんでした。本技術は、青色光によって感染・増殖を外部から可逆的かつ局所的に制御できる世界でも類例ない技術です。

新技術の特徴

・青色光によるウイルスベクターの感染・増殖の外部制御(ON-OFFスイッチ化)
・照射部位のみでウイルスベクターが活性化する高い局所選択性
・著しく高い安全性向上が期待できる新規ウイルスベクタープラットフォーム

想定される用途

・がんに対するオンコリティックウイルス療法
・光制御型遺伝子導入・遺伝子治療技術
・高安全性ウイルスベクターを用いた再生医療・細胞工学研究

  • 11:00~11:25
  • 材料

3)"∞ on 1"の有機物結晶を使ってバルク分極を自在に変調

大阪大学 大学院工学研究科 応用化学専攻 准教授 燒山 佑美

新技術の概要

本技術は、純有機物からなる分子性結晶と、ヘキサンやジクロロメタンといった汎用の有機低分子とを組み合わせることで、その組み合わせパターンと混合比に応じて多様なバルク分極を示す結晶性材料を与えるための、一般性の高い手法を提案するものである。

従来技術・競合技術との比較

軽量性・柔軟性の観点から、極性材料を有機分子で実現する試みが数多くなされているが、依然としてチャレンジングである。従来技術においては、電場印加状態での集積化やクリスタルエンジニアリング、キラル分子の利用がなされてきたが、複雑な実験設備が必要であったり、分極値の制御が困難といった問題点がある。

新技術の特徴

・極めて広範な分子との組み合わせにより、分極サイズを変換可能
・基盤となる分子性結晶は再結晶による再生が容易
・分極ドメインがサンプル毎にランダムに生成する

想定される用途

・センサー(フレキシブルひずみセンサー、バッテリーレスセンサー)
・物理複製困難関数 (PUF)
・環境発電材料

関連情報

・サンプルあり

  • 11:30~11:55
  • 材料

4)左右の円偏光を選択・発光するキラル光ダイオード結晶を開発

東京都立大学 都市環境学部 環境応用化学科 准教授 石割 文崇

新技術の概要

立体的に非対称なキラル構造を有する有機分子を結晶化することで、左右の円偏光レーザーを97%という高い選択性で認識し、92%の偏りを持つ円偏光(第二高調波)を発する新しい非線形光学材料を開発した。結晶面の裏と表で左右の円偏光に対する応答が逆転するダイオード特性(非相反性)も発現。

従来技術・競合技術との比較

従来のようなメタマテリアルとは異なり、微細加工なしで有機分子の結晶化だけで形成できる。結晶面の裏と表で左右の円偏光に対する応答が逆転するダイオード特性は従来の有機材料では得られていなかった特異な特性である。

新技術の特徴

・97%という非常に高い左右の円偏光選択性
・結晶のみで円偏光レーザーに対するダイオードとして機能
・溶液からの結晶化で薄膜の結晶を作成可能

想定される用途

・円偏光ダイオード
・光コンピュータのロジックゲート
・レーザーに対するストークス検出器

関連情報

・サンプルあり

  • 13:00~13:25
  • デバイス・装置

5)全印刷可能なミリ波・テラヘルツ・赤外イメージセンサ

中央大学 理工学術院 電気電子情報通信工学科 助教 李 恒

新技術の概要

本技術は、ミリ波・テラヘルツ・赤外(MMW~IR)透視イメージセンサシートを印刷工程のみで提供することができます。紹介するMMW~IRイメージセンサシートは観察対象物からヒトの眼に視えない異常を全方位で可視化するため、インフラ・モノつくりの検査に有用であり、卓上の小型印刷ロボットで作製可能です。

従来技術・競合技術との比較

従来のMMW~IRセンサでは単一素子による全波長帯域のモニタリングは困難となる中、紹介する印刷イメージセンサシートは単一素子で全MMW~IR波長域の検査情報を集約できます。これによりモノつくりにおける品質管理を更に高度化させることができ、また多様な検査物形状に合わせて自由に貼り付けることができます。

新技術の特徴

・パッチシールの様に貼れる透視イメージセンサシート
・卓上の小型ロボットで検査素子を印刷により作製可能
・ヒトの眼には視えない異常を全方位から網羅的に可視化

想定される用途

・非破壊検査
・水道管検査および送電線検査
・インライン品質管理

関連情報

・サンプルあり
・デモあり
・展示品あり

  • 13:30~13:55
  • 計測

6)生体組織の弾性を非接触で評価する光学式固有音響インピーダンス顕微鏡の開発

横浜国立大学 大学院 工学研究院 システムの創生部門 助教 田村 和輝

新技術の概要

本技術は生体組織の弾性を光学的にイメージングをする技術である。計測は専用の半透明基板、熱弾性波を発生させるパルスレーザー、試料由来の弾性波を計測する光干渉計で構成される。倒立型光学顕微鏡を使って構築した試作機で、透過光を用いた光学観察と試料の音響反射率分布を計測し、固有音響インピーダンス値の推定を実現した。

従来技術・競合技術との比較

生体組織のミクロスコピックな弾性分布の評価は原子間力顕微鏡やナノインデンタを用いた計測が主流で、センサの探針を試料付近または接触させて計測する必要があった。超音波顕微鏡は固有音響インピーダンス分布を計測するが、圧電超音波振動子を基板下側に配置して機械走査する必要があるうえ、基板と振動子の間を水でカップリングする必要があった。

新技術の特徴

・非接触・非破壊で試料の粘弾性情報を可視化
・既存の光学顕微鏡に搭載することで、視野内の弾性情報を可視化
・光学像と1対1の対応を取れる粘弾性分布情報の可視化

想定される用途

・再生医療用細胞・組織生産における品質管理
・創薬スクリーニングにおける薬効効果評価
・高分子材料粘弾性評価

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

科学技術振興機構 戦略研究推進部企画・評価課
TEL:03-3512-3523
Mail:Erp-ir-seikat アットマークjst.go.jp

科学技術振興機構 戦略研究推進部(CREST)
TEL:03-3512-3531
Mail:crest アットマークjst.go.jp

科学技術振興機構 戦略研究推進部(さきがけ)
TEL:03-3512-3526  
Mail:presto アットマークjst.go.jp

科学技術振興機構 戦略研究推進部(ACT-X)
TEL:03-6380-9130  
Mail:act-x アットマークjst.go.jp

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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