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高専 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2026年10月15日(木) 13:25~15:25

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、国立高等専門学校機構

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発表内容詳細

  • 13:25~13:30

開会挨拶

国立高等専門学校機構 研究総括参事 松本 佳久

  • 13:30~13:55
  • デバイス・装置

1)多波長光熱制御によるマイクロサーモダイナメトリの実現

国立高等専門学校機構 苫小牧工業高等専門学校 創造工学科 応用化学・生物系 
准教授 渡邉 智

新技術の概要

多波長光制御により、微小試料を非接触で加熱・断熱・温度計測する技術を開発し、従来の熱量計では困難であった微量試料の熱挙動を高感度に測定する「マイクロサーモダイナメトリ」を実現する。新材料開発や機能評価への応用が期待される。

従来技術・競合技術との比較

従来の熱分析装置(DSC、TGA、ITCなど)は試料とセンサー間の熱伝達を利用するため、微量試料では熱容量や熱損失の影響により感度向上に限界があった。本技術は非接触光制御により熱損失を低減し、従来測定困難であった微小試料の熱挙動評価を可能にする。

新技術の特徴

・浮遊・非接触計測により、熱損失を抑えた超高感度熱分析が可能
・多波長光制御により、加熱・断熱・温度計測を一体化した新しい計測基盤
・微量試料、希少材料、微小反応など従来困難であった熱力学評価

想定される用途

・創薬スクリーニング時の蛋白質リガンド相互作用、低分子結晶核の解析
・新規材料開発における微量試料の熱物性・熱安定性評価
・触媒・表面材料の反応エネルギー評価

  • 14:00~14:25
  • 製造技術

2)メカノケミカル法を用いた未利用炭酸カルシウム資源からの炭酸ガス低排出型消石灰合成プロセス

国立高等専門学校機構 一関工業高等専門学校 未来創造工学科 化学・バイオ系 
教授 福村 卓也

新技術の概要

機械的エネルギーの付加により粉体同士で化学反応(メカノケミカル反応)を用いて、廃棄貝殻などの未利用炭酸カルシウム資源から工業的に有用な消石灰を合成する。提案技術は未利用炭酸カルシウム資源の高付加価値化に適している。

従来技術・競合技術との比較

従来の消石灰の合成は、石灰鉱山で採石された石灰を加熱し炭酸ガスを排出することで生石灰(CaO)を得て、その後工程で生石灰に水を添加し消石灰(Ca(OH)2)を得る方法である。我々の提案する技術は原料炭酸カルシウム由来のCO2の発生がないことが最大の利点である。

新技術の特徴

・溶媒を用いないメカノケミカル反応で消石灰を合成
・原料炭酸カルシウム由来のCO2の排出がない
・比較的分散して存在する未利用炭酸カルシウム資源の処理に適している

想定される用途

・ゴミ焼却場用の消石灰
・消毒用途
・精糖工程の不純物除去

  • 14:30~14:55
  • 機械

3)高効率化を実現可能な二重巻線同期電動機の安定制御技術

国立高等専門学校機構 津山工業高等専門学校 総合理工学科 電気電子システム系 
講師 中村 直人

新技術の概要

現行の電気自動車に利用される永久磁石同期電動機は、高速回転時に効率が低下する欠点がある。この欠点を克服するため、特性の異なる二つの巻線を持つ電動機を利用することで、高効率な運転範囲を高速側にまで拡大することができる。ただし、本モータの実用化には、電流制御の不安定化という課題があった。本技術は、この不安定化を解決し、安定した電流制御の実現を可能とするものである。

従来技術・競合技術との比較

従来の二重巻線電動機の制御は、パラメータ依存度が高く、かつ複雑な計算を要するものであったが、本技術では、二つの巻線の特性比を用いる新たな方法で、パラメータ依存度の低下、演算負荷低減を可能とした。
従来の電動機にあった、高速回転で効率が低下するという課題に対して、二重巻線電動機は、低速と高速で使う巻線を変えることで、 この効率低下を抑えることが可能である。

新技術の特徴

・低速では二つの巻線、高速では高速用巻線を使い、高効率運転できる速度範囲を拡大
・二つの巻線の非干渉化を実現。少ない演算で、演算能力に制約のある組込み制御にも実装しやすい。
・2個のインバータ駆動による二重安全性

想定される用途

・電気自動車、燃料電池車、ハイブリッド車の主駆動モータ
・工作機械や搬送装置など、低速から高速まで幅広く運転する産業用モータ
・ポンプ、ファン、コンプレッサなど、高速運転時の省エネが求められる設備

  • 15:00~15:25
  • アグリ・バイオ

4)画像認識による葉菜類の苗質を判定するシステム

国立高等専門学校機構 阿南工業高等専門学校 創造技術工学科 情報コース 
教授 岡本 浩行

新技術の概要

本技術は、実圃場などに移植する前のセルトレイで育成された葉菜類の苗を撮影した画像から、苗質の判定を行うシステムである。苗質の判定は、葉菜類の苗が移植に適した生育度合いとなっているかを判定し、判定結果を提示する。

従来技術・競合技術との比較

従来の技術では、定植のタイミングの判定は熟練農家などが有する経験に頼っていたため、就農して間もない農家では正しい定植のタイミングの判定はできなかったが、本技術ではカメラ等で撮影された苗の画像から機械的に判定することで、農業従事者の技量によらず正確な判定を得ることが可能である。なお、カメラ等で撮影された苗の画像から、移植のタイミングを判定するシステムはない。

新技術の特徴

・AIを利用して、対象物の適切な成長度合いを確認する
・AIの学習対象を変えることで、様々な農作物の苗に対応が可能となる
・カメラ画像による判定である、機械的なシステムが不要で単純な構成となるため設置が容易である

想定される用途

・育苗業者などにおける大規模な環境での苗質の判定
・苗の育成を自前で行っている小規模農家における苗質の判定
・スマート農業に用いられる農業機械との組み合わせ

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

国立高等専門学校機構 本部事務局研究推進課研究支援係
TEL:042-662-3151 
Mail:kenkyu-sienアットマークkosen-k.go.jp

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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