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新潟大学 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2026年09月29日(火) 13:30~15:55

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、新潟大学

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発表内容詳細

  • 13:30~13:55
  • 建築・土木

1)送配水パイプラインを対象として漏洩現象の非破壊予兆検出

新潟大学 農学部 農学科 流域環境学プログラム 教授 鈴木 哲也

新技術の概要

漏洩現象の同定には古くから弾性波を用いた方法論が適用されてきたが、その計測精度は十分なものではなかった。本特許は、衛星データと水管理データから漏水位置を概定し、より詳細な位置と規模、箇所数を圧力波により特定するものである。圧力波が配管内に伝播する過程をシミュレーションし、漏洩現象の有無によるエネルギ減衰の傾向を同定することで、㎞スケールでの非破壊検査を実現する。

従来技術・競合技術との比較

衛星・水管理データと圧力波計測を組み合わせることで、漏水同定精度の抜本的な改善を行うものである。圧力波計測は、これまで困難であった㎞スケールでの非破壊検査を実現するものである。

新技術の特徴

・㎞スケールでの漏洩現象を同定できる
・非定常流況解析を拡張し、漏洩現象を有する圧力波現象をシミュレーションできる
・水圧計測に加えて、管体外面からの画像解析による非接触検出が可能である

想定される用途

・上下水道、産業用水に関する漏水探知
・食品工場などプラントにおける配管施設の漏洩検出
・各種プラントなど、パイプライン施設の安全性診断

  • 14:00~14:25
  • エネルギー

2)ナノ粒子で拓く低粘度硝酸系溶融塩蓄熱技術

新潟大学 工学部 工学科 化学システム工学プログラム 准教授 郷右近 展之

新技術の概要

本研究では硝酸系溶融塩をベース物質とするナノ粒子混合流体が、TiO2やZrO2の特定混合濃度において、硝酸系溶融塩と比べてせん断粘度が低下する現象を初めて発見した。これにより太陽熱発電や蓄熱発電、排熱回収分野において熱輸送媒体や蓄熱媒体として利用する際の①ポンプ動力の低減、②熱輸送能力の向上、③配管・機器への負荷低減が達成され、エネルギー効率の向上、低コスト化、発電効率の向上に貢献する。

従来技術・競合技術との比較

従来の硝酸系溶融塩は太陽熱発電において海外で実用化・商用運転実績があり、溶融塩の多成分化により、低コスト化・高比熱・粘度低下を達成している。しかし、多成分系溶融塩は熱物性が大きく変化するため、商用運転実績に乏しい。本研究は、ナノ粒子添加により商用運転実績の豊富な硝酸系溶融塩の粘度を低下させる点が優れている。

新技術の特徴

・太陽熱発電や蓄熱発電、排熱回収分野において中高温顕熱の輸送や熱貯蔵が可能
・簡便かつ安価な原料であり、スケールアップ可能な手法
・肥料や食品分野で使用されており、安全性が高い材料である

想定される用途

・蓄熱発電(太陽電池や風力発電などの経時変動する再生可能エネルギー電力を熱に変換して低コスト(蓄電池と比べて)で蓄エネルギー(蓄熱)し、電力需要に応じて熱⇒電力に変換して平準化・24h安定利用する発電方法)
・集光型太陽熱発電、太陽熱蓄熱による水素・液体燃料製造に関するエネルギー分野
・高温の工場排熱の有効利用が考えられるCO2排出削減・省エネルギー分野

関連情報

・サンプルあり

  • 14:30~14:55
  • 計測

3)指先大のMEMSセンサで実現する材料レオロジーの現場計測

新潟大学 工学部 工学科 機械システム工学プログラム 准教授 寒川 雅之

新技術の概要

塗布・摺動を伴う材料の粘弾性特性を、使用環境そのままの状態でリアルタイム計測するMEMS触覚センサ技術である。カンチレバー型薄膜ひずみゲージセンサにより、接触動作中の貯蔵弾性率・損失弾性率・損失正接・応力緩和等を直接取得し、化粧品・潤滑剤・建設材料など幅広い材料の動的レオロジー特性を客観的に数値化する。

従来技術・競合技術との比較

従来のレオメータは大型装置であり、実使用環境でのその場計測は困難で、塗布・摺動動作を模擬した動的評価にも限界がある。本技術は指先大のMEMSセンサを材料接触点に直接設置することで、実環境下での動的粘弾性計測を実現する。装置の小型性と現場適用性において、既存技術に対して本質的な優位性を持つ。

新技術の特徴

・指先大の小型センサを材料の接触点に直接設置するだけで、実使用環境・実動作条件のままレオロジー特性を計測できるため、大型装置への試料持ち込みや環境再現が不要になる。
・垂直荷重・摩擦力・振動応答を同時に多軸取得できるため、一つのセンサで粘性・弾性・摩擦特性を多次元的に評価でき、複数装置の使い分けや試料の移し替えが不要になる。
・貯蔵弾性率・損失正接・応力緩和など複数のレオロジー指標を一括取得できるため、「なめらかさ」「伸び」「へたり」といった感性的な品質特性を物理量として定量化・比較できる。

想定される用途

・潤滑剤・グリースの摺動条件下におけるトライボレオロジー特性の評価・品質管理
・コンクリート・アスファルト・塗料・防水材・モルタルなど、施工を伴う建設材料のワーカビリティおよびレオロジー特性のその場評価
・化粧品・スキンケア製品・食品など、塗布・接触動作を伴う消費財のテクスチャ・使用感の定量評価

関連情報

・サンプルあり
・デモあり
・展示品あり

  • 15:00~15:25
  • アグリ・バイオ

4)作物の生産性を維持しつつ矮化を誘導する新規育種技術

新潟大学 農学部 農学科 生物資源科学プログラム 准教授 大谷 真広

新技術の概要

本技術は、組織特異的プロモーターを用いてジベレリン代謝を制御することで、作物の生産性を損なうことなく矮性形質を選択的に導入する新たな育種基盤技術に関するものである。本技術により、様々な作物において倒伏耐性の向上や、密植栽培・施設栽培に適した矮性品種の育成への活用が期待される。

従来技術・競合技術との比較

従来の矮性育種では、交配や突然変異誘導に長期間を要する。また、恒常的プロモーターを利用したジベレリン代謝制御やゲノム編集による手法では、生育への悪影響や適用作物の制約等に課題がある。一方、本技術では、作物の生産性への影響を抑えつつ矮性形質を付与でき、多様な作物への適用が期待できる。

新技術の特徴

・本技術を導入した植物では、生産性に大きな影響を与えることなく、強い矮化形質を誘導することができる
・多様な作物への適用が期待される高い汎用性を有する
・これまでに外来遺伝子の発現制御への利用例がない組織特異的プロモーターを活用している点で、独自性と新規性を有する

想定される用途

・様々な作物における矮性品種育成の基盤技術としての利用
・倒伏耐性および作業性を向上した新品種の育成
・密植栽培や施設栽培に適したコンパクトな新品種の育成

  • 15:30~15:55
  • エネルギー

5)産業プロセス熱の脱炭素化を牽引する高効率な二塔式蓄熱・オンデマンド蒸気発生システム

新潟大学 工学部 工学科 機械システム工学プログラム 教授 松原 幸治

新技術の概要

太陽光と風力の導入が急速に進む中、再エネによる余剰電力を顕熱に変換して、これを貯蔵し、エネルギー需要に応じて電力を取り出すカルノーバッテリーの実装が進められている。本技術は、空気熱媒方式による顕熱蓄熱の「効率」を格段に進化させた「二塔式蓄熱・蒸気発生システム」であり、食品工場等への実装を可能とする。

従来技術・競合技術との比較

これまでの一塔式蓄熱システムと比較して、効率及びコンパクトネスを大幅に向上する。

新技術の特徴

・再エネ余剰電力を高効率で蓄熱する
・水蒸気によるプロセス熱の供給を行う
・産業のカーボンニュートラル化に貢献できる

想定される用途

・食品工場への熱供給
・化学工場への熱供給
・発電

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

新潟大学 社会連携推進機構
TEL:025-262-7554  
Mail:onestop アットマークadm.niigata-u.ac.jp

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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