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東京農業大学 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2026年07月07日(火) 10:00~11:55

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、東京農業大学

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発表内容詳細

  • 10:00~10:25
  • 環境

1)車載写真レーザ測量技術を応用した街路樹の維持管理システム

東京農業大学 地域環境科学部 造園科学科 教授 國井 洋一

新技術の概要

都市空間を創出する緑として重要な存在である街路樹の維持管理は単木毎の観察と処置を基本とすべきですが、費用上の制約から十分には行われていないのが現状です。本研究では数値地形図データを取得するための手法として用いられているMobile Mapping System(MMS)を応用した街路樹の維持管理システムの構築を目標とし、MMSおよび地上レーザスキャナ(TLS)を用いて得られた点群データから街路樹を抽出するソフトウェアを開発し、街路樹の状況を単木レベルで仮想空間に再現することに成功しました。

従来技術・競合技術との比較

MMSを応用した街路樹の維持判定システムはこれまでに例がなく、単木レベルでの状態把握により、これまでは省力化のためにやむを得ずすべての樹木に一律に強剪定を施していたような状況の街路樹に対しても個体ごとに適切な処置をすることが可能となりました。

新技術の特徴

・MMSにおける地図作成において、不要として除去されていた街路樹に対応する点群データを解析の対象とした逆転の発想
・街路樹に対する点群データと活性度(NDVI)との結合による、樹木管理の有用性の向上

想定される用途

・環境測定企業等との共同実証研究を経て街路樹維持管理システムを事業化
・全国の自治体等を顧客とした街路樹の維持管理サービスの提供

関連情報

・デモあり

  • 10:30~10:55
  • 環境

2)メタン発酵の効率化と肥料成分の回収システム

東京農業大学 地域環境科学部 生産環境工学科 教授 藤 ナロン

新技術の概要

メタン発酵において有機性廃棄物と鉄鋼スラグを接触させることで、発酵期間を約四割短縮し、消化液からリン酸を99%以上除去することに成功しました(特許1)。効率化に伴い増加した消化液中の窒素はケイ酸カルシウム水和物系材料(CSH)により回収可能であり、肥料としてそのまま農地へ還元できます。CSHについてはこれを簡易かつ安価に製造する新たな手法を開発しました(特許2)。さらにCSHと鉄鋼スラグを電極に配した、肥料成分を回収できる微生物燃料電池の開発についてもご紹介します(特許3)。

従来技術・競合技術との比較

農畜産現場の近接地に本システムを設置することで、エネルギーを生産すると同時に肥料成分が回収される、これまでにない資源循環型農畜産業の実現が可能となります。本技術は脱炭素社会の実現に向けたグリーン成長戦略においても極めて重要な位置づけを有するものと言えるでしょう。

新技術の特徴

・鉄鋼スラグやCSH(籾殻炭などが原料)などの廃棄物を活用
・シンプルな構造で製造コストを削減
・簡略化されたプロセス

想定される用途

・特に中・小規模の農畜産現場における、バイオガスの生産
・食品加工現場における排水処理と肥料回収
・下水からの肥料成分の回収

  • 11:00~11:25
  • アグリ・バイオ

3)酵素設計による糖質機能の創出と利用効率の革新

東京農業大学 応用生物科学部 醸造科学科 教授 徳岡 昌文

新技術の概要

オリゴ糖の新規製法:熱処理や糖転移酵素を用いず、澱粉をα-アミラーゼとグルコアミラーゼで順次分解することを特徴とするオリゴ糖の製法を開発しました。
改良α-アミラーゼ:α-アミラーゼの酵素分子表面のアミノ酸の置換により基質への吸着を抑えることで、劇的に初期分解効率を改善したα-アミラーゼを開発しました。

従来技術・競合技術との比較

オリゴ糖:澱粉に由来し、酵素分解のみで取得できる清酒にも含まれている天然の難消化性構造を有しており、香気保持効果を示す点で従来にはないオリゴ糖。
α-アミラーゼ:低吸着化によりpH4付近でも粘性を迅速に低下させる、高性能なα-アミラーゼ。

新技術の特徴

・人為的に形成されたグリコシド結合を含まない難消化性オリゴ糖
・エステル化合物の揮発を抑制する香気調整作用(香気の抑制と保持)
・低吸着化によりpH4付近でも粘性を迅速に低下させるα-アミラーゼ

想定される用途

・食品(特に機能性表示食品)としての素材
・化粧品等の香気を抑制的に持続させるための添加物
・高効率の糖化反応による酒類・アルコール類の生産、澱粉分解

  • 11:30~11:55
  • アグリ・バイオ

4)ポスト大腸菌はこれ! ~シアノバクテリアの育種技術の開発~

東京農業大学 生命科学部 バイオサイエンス学科 教授 渡辺 智

新技術の概要

シアノバクテリア(藍藻)は原核生物であるという遺伝的シンプルさと独立栄養生物であるという性質から次世代の持続可能な産業資源として高い可能性を秘めています。発現ベクターから変異株の誘導法まで、当研究室の成果であるシアノバクテリアの育種技術をご紹介します。

従来技術・競合技術との比較

トピックス1:研究の過程で偶然取得された変異株を利用した世界で唯一のユニークな遺伝子導入技術
トピックス2:捕食回避株の育種技術
トピックス3:安定した高発現が得られる発現ベクター

新技術の特徴

・マーカーを必要としない遺伝子導入法
・自然界で生じる生物間相互作用を応用した変異株誘導法
・大腸菌内での複製と複数のシアノバクテリア種での高発現を両立

想定される用途

・シアノバクテリアによる有用物質生産
・シアノバクテリアによる汚水の浄化(バイオレメディエーション)

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

東京農業大学 研究・産学官地域連携推進部
TEL:03-5477-2532
Mail:chizai アットマークnodai.ac.jp

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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