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佐賀大学 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2026年11月17日(火) 10:00~11:55

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、佐賀大学

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発表内容詳細

  • 10:00~10:25
  • 環境

1)バイオマス由来有機酸でつくる低塩・中性鉄資材

佐賀大学 総合分析実験センター 准教授 兒玉 宏樹

新技術の概要

森林腐植や底泥などのバイオマスから抽出したフルボ酸・フミン酸を含むアルカリ溶液に、鉄電極を用いて電気化学的に鉄を供給する技術です。通電によりpHと塩濃度を同時に低減しながら、有機酸とキレート化した鉄資材を製造でき、農業や水産分野で利用しやすい鉄供給材を得られます。

従来技術・競合技術との比較

従来の有機酸鉄資材は、クエン酸や無機塩類の使用により塩濃度が高くなり、生物へのストレスや鉄吸収効率の低下が課題でした。本技術は、バイオマス由来有機酸と電気化学反応を利用して鉄をキレート化すると同時に塩分を低減できるため、中性域かつ低塩濃度の鉄資材を製造できます。

新技術の特徴

・電気化学反応により、鉄供給とpH・塩濃度の調整を同時に実現
・森林腐植土や底泥など未利用バイオマスから有機酸を抽出して活用可能
・液状(フルボ酸鉄)と固体(フミン酸鉄)の両形態で回収でき、用途に応じて使い分け可能

想定される用途

・養液栽培用液肥、葉面散布剤などの農業資材
・海藻養殖や藻類培養、水産増養殖向け鉄供給資材
・飼料添加剤、土壌改良材、生物生産性向上資材(畜産・環境分野)

関連情報

・サンプルあり

  • 10:30~10:55
  • エネルギー

2)高出力化・高強度化された水平軸型潮流発電用タービン

佐賀大学 海洋エネルギー研究所 准教授 鶴 若菜

新技術の概要

本技術は潮流発電用のタービンに関するものである。回転軸は潮流に対して水平であるため、どちら向きの潮流に対しても発電機の向きを変えることなく発電が可能であり、また翼端を連結した複数の羽根が軸方向に傾斜する様に配置された構造のため、高強度化が可能な構造となっている。

従来技術・競合技術との比較

従来の一般的なプロペラ形状を用いた潮流発電機では、潮流の向きが変わった場合に発電機の向きも変える必要があったが、本発明は双方向の流れを利用できるため、そのような制御の必要が無い。
また羽根形状の工夫により高強度化・高出力化並びに低速流域での発電特性を向上させている。

新技術の特徴

・潮流の変化に対して羽根を常に潮流の向きに正対させる制御の必要が無い
・高出力であり且つ低流速時でも十分な機動性と発電性能を持つ
・騒音や振動、キャビテーションを抑制し高強度化が図れる

想定される用途

・潮流発電
・小水力発電

  • 11:00~11:25
  • アグリ・バイオ

3)CO2発酵で未利用魚を高付加価値な低塩魚醤へ転換

佐賀大学 農学部 生物資源科学科・生命機能科学コース 教授 野間 誠司

新技術の概要

未利用魚や加工残渣を原料として、高付加価値な低塩魚醤を製造する技術である。食品添加物同士の反応で発生させた二酸化炭素を発酵工程に利用することで、低塩条件下でも発酵を促進し、うま味とコクの強い魚醤を効率的に製造できる。

従来技術・競合技術との比較

従来の魚醤製造では、高塩濃度による発酵制御や長期間の熟成が必要であり、強い臭気やヒスタミン生成が課題であった。本技術は、簡便に生成した二酸化炭素環境を利用することで、低塩条件でも微生物増殖を抑制しながら発酵を促進でき、高価な加圧設備も不要である。

新技術の特徴

・二酸化炭素環境により低塩条件でも安全かつ効率的な発酵が可能
・うま味とコクを向上させ、生臭さを抑制した魚醤を製造可能
・高価な加圧装置を必要とせず既存設備で導入可能

想定される用途

・魚醤、だし調味料などの液体調味料製造
・未利用魚や水産加工残渣の高付加価値化事業
・水産加工業者や食品メーカー向けのアップサイクル食品開発

関連情報

・サンプルあり

  • 11:30~11:55
  • エネルギー

4)低コスト・環境負荷のペロブスカイト太陽電池の新作製法

佐賀大学 理工学部 客員研究員 江良 正直

新技術の概要

ペロブスカイト太陽電池は次世代の主役として注目されているが、作製に環境負荷の大きな有機溶媒を用いることや水分によって容易に壊れてしまう課題があった。本技術はハロゲン化鉛系ペロブスカイト太陽電池を作製する際に有機溶媒を使用せず、水を溶媒として耐水性に優れた太陽電池を作製できる技術である。

従来技術・競合技術との比較

従来のペロブスカイトの製法では有機溶媒を用いる必要があったが、本技術は水を溶媒とできるためグローブボックス等、高価で煩雑な装置を使用せずにすみ、また作製された太陽電池は耐水性を持つ。現在の発電効率は約3%であり、今後の効率改善と太陽電池の作製法や構造の最適化が必要である。

新技術の特徴

・作製時に有機溶媒を用いず水を溶媒としてペロブスカイト太陽電池を作製できる
・水を溶媒として作製するため、耐水性を持つペロブスカイト太陽電池を作製できる
・有機溶媒やグローブボックス等を用いないため、低コスト・低環境負荷で作製できる

想定される用途

・ハロゲン化鉛系ペロブスカイト太陽電池の製造

関連情報

・サンプルあり

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

佐賀大学 リージョナル・イノベーションセンター
TEL:0952-28-8961
Mail:ura-team アットマークmail.admin.saga-u.ac.jp

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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