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静岡大学 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2026年11月05日(木) 10:00~11:55

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、静岡大学

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発表内容詳細

  • 10:00~10:25
  • 材料

1)遠隔エネルギー供給方式による磁気発熱駆動アクチュエーター開発

静岡大学 工学部 機械工学科 教授 中村 篤志

新技術の概要

交流磁場印加による磁性ナノ粒子の発熱とその発熱を利用した形状記憶ポリマーによる変形駆動を遠隔で行う。生体適合性のある材料を選択することで生体拒絶を低減させ、体内埋め込み可能で長期的使用が期待される人工血管などに応用できる。

従来技術・競合技術との比較

体内埋め込み型の人工臓器の代表例として人工血管が挙げられる。人工血管は主に腎不全患者の治療法である人工透析で使用される。血圧の高い動脈から低い静脈へと血流が過度に流れることによって狭窄や閉塞を伴うシャント不全が生じるといった課題があった。

新技術の特徴

・透析患者の負担を低減する人工血管
・ワイヤレス動作する流量制御人工血管

想定される用途

・透析用人工血管

  • 10:30~10:55
  • 環境

2)簡易添加型脱塩剤/アルカリ金属イオン沈殿除去剤

静岡大学 グリーン科学技術研究所 教授 近藤 満

新技術の概要

ナトリウムイオンを高次骨格に組み込むオリジナルの有機小分子を用いて、水溶液からナトリウムイオンをはじめとするアルカリ金属イオンを沈殿させて分離、除去することに世界で初めて成功した。海水と同等濃度の塩化ナトリウム水溶液で、約70%のナトリウムイオンを沈殿させて取り出すことが可能で、ナトリウムイオン以外のアルカリ金属イオンも同様に除去が可能である。

従来技術・競合技術との比較

水溶液中から塩化ナトリウムを除去する方法である逆浸透膜(RO膜)、限外ろ過膜(UF膜)/精密ろ過膜(MF膜)とRO膜を組み合わせる方法、及びイオン交換樹脂を利用する方法と比較して、本技術は、設備投資が不要で、小スケールで簡易に水溶液中から塩化ナトリウム等のアルカリ金属およびアルカリ金属塩を固体として取り出すことが可能である。

新技術の特徴

・有機分子によるアルカリ金属イオンの沈殿除去
・RO膜を利用しない
・水溶液中のアルカリ金属を固体の塩として析出

想定される用途

・機器分析の前処理試薬
・高濃度海水等からの貴金属採取用の前処理剤

関連情報

サンプルあり

  • 11:00~11:25
  • 情報

3)多視点画像のずれ補正で細部を鮮明化する三次元復元

静岡大学 工学部 数理システム工学科 准教授 岡部 誠

新技術の概要

スマートフォン等で対象物の周囲を撮影した多視点画像から、シルエットとカメラ軌道を求めて三次元モデルを生成する。生成モデルの投影像との差分を用いて各入力シルエットを適応的に変形し、再モデリングを繰り返すことで、電線や枝葉など細部のぼやけを抑える。

従来技術・競合技術との比較

既存のフォトグラメトリや多視点復元では、レンズ歪みやカメラ位置推定誤差による画像間のずれが残り、電線、接続部、枝葉などの細い構造が欠落・ぼやけやすい。本技術は、復元モデルの投影像を基準に入力シルエットを補正してから再構成するため、詳細形状をより鮮明に表現できる。

新技術の特徴

・一般的なカメラやスマートフォンで撮影した動画から三次元モデルを生成
・復元モデルの投影像とのずれを画素単位で推定し、入力シルエットを適応的に補正
・補正と再構成を反復し、電線、小部品、枝葉など細い構造のぼやけや欠落を抑制

想定される用途

・電柱・配電設備の三次元モデル化、保守点検・設備管理
・樹木・文化財・複雑構造物のデジタルアーカイブ
・映画・ゲーム・VR向け三次元コンテンツ、AI学習用データの生成

関連情報

デモあり

  • 11:30~11:55
  • 材料

4)層状ケイ酸塩をナノサイズの金型に用いた窒素ドープナノグラフェンの製造技術

静岡大学 学術院工学領域 化学バイオ工学専攻 講師 茂木 堯彦

新技術の概要

層状ケイ酸塩が有する結晶学的に均一な二次元ナノ空間を「ナノ金型(ナノ鋳型)」として利用し、その内部に閉じ込めた含窒素有機化合物を熱炭化させることで、窒素ドープナノグラフェンを製造する技術です。分子設計に基づいた窒素(ヘテロ原子)導入や官能基構造、積層構造をボトムアップで制御することが可能です。

従来技術・競合技術との比較

ナノ空間を利用した一工程の合成により、構造制御性と工程の簡便性を両立しています。従来のポスト処理法では困難であった窒素の導入位置・量や積層構造の精密制御を達成すると同時に、有機合成に代表される精緻なボトムアップ法のような多段階の化学反応や高価な試薬が不要であり、調製・熱処理・骨格除去のみの簡便な工程で製造可能です。

新技術の特徴

・層状ケイ酸塩の均一な二次元ナノ空間を金型として用い、ナノサイズのグラフェン様炭素材料を形成
・原料分子の構造と配置密度に応じた、C/N原子比や窒素の官能基構造の制御
・炭素骨格の形成と窒素サイトの導入をワンポットで同時に行い、多段階合成を簡略化

想定される用途

・燃料電池、水電解、二酸化炭素還元等に用いる電気化学触媒・触媒担体
・スーパーキャパシタおよび二次電池用の電極材料
・電気化学センサー用電極修飾材、導電性接着剤・電極用インク等の機能性添加剤

関連情報

サンプルあり

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

静岡大学 イノベーション社会連携推進機構 産学連携推進部門
TEL:053-478-1702 
Mail:sangakucdアットマークadb.shizuoka.ac.jp

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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