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大阪府立大学・大阪市立大学 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2021年11月09日(火) 10:00~14:55

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、
大阪府立大学、大阪市立大学

後援:関西SDGsプラットフォーム

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<お申込み方法>

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申込受付:開催日前日の正午まで

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発表内容詳細

  • 10:00~10:25
  • 計測

1)金属ナノ粒子を利用した微生物検出法の開発

大阪府立大学  大学院 工学研究科 物質・化学系専攻 応用化学分野 教授 椎木 弘

http://www.chem.osakafu-u.ac.jp/ohka/ohka12/index.html

新技術の概要

金属ナノ粒子は、金属種やサイズ・形状、集積化によってさまざまな電気的、光学的性質を発現する。また、粒子表面への分子修飾技術を活用することで、微生物との親和性を付与することが可能である。本講演では、分子修飾したナノ粒子を用い、粒子の特性を生かした微生物検出法について紹介する。

従来技術・競合技術との比較

・既存の設備を用いた高感度な検出
・培養が不要であるため迅速な検査
・複数の細菌、ウイルスを一括検出など、さまざまな現場において、目的に合った検査が実施できる。

新技術の特徴

・迅速化
・高感度化
・デバイス化

想定される用途

・食品検査
・衛生検査
・臨床検査

  • 10:30~10:55
  • デバイス・装置

2)6Gで期待されるテラヘルツ領域の高消光比な偏光フィルター

大阪市立大学 大学院 工学研究科 電子情報系専攻 講師 菜嶋 茂喜

http://www.a-phys.eng.osaka-cu.ac.jp/hosoda-g/index.html

新技術の概要

テラヘルツ波領域の偏光を制御できるワイヤーグリッドの積層化技術に成功したことにより、飛躍的な偏光性能の向上が得られた。

従来技術・競合技術との比較

市販品の消光比は1 THzで良くて1E-4程度であるが、本製品はその1000倍以上の性能を示す。加えて、利用できる周波数範囲も広い。また基板上に作製されるものに比べて作製方法が簡便で損失も小さい。

新技術の特徴

・フリースタンド型な為光学素子の吸収損失がない.
・従来品よりも動作範囲が広い
・小型化、大型化のどちらも作製できる

想定される用途

・微弱なまたは精密な分光測定に用いる光学素子(偏光フィルター、ミラー,結合器など)
・分光センシング
・減衰器(テラヘルツ波強度を制御)

関連情報

・展示品あり

  • 11:00~11:25
  • デバイス・装置

3)サスペンション機構を用いる海洋構造物と小型船の設計

大阪府立大学 大学院 工学研究科 航空宇宙海洋系専攻 助教 韓 佳琳

新技術の概要

①サスペンション機構を船に装備するために、船体をリジッドと見なすマス系からマス・バネ・マス系へ設計変更し、②ロバスト的フィードバック制御システムを用いて、キャビンの動揺削減を様々な海象に適用できる、③同調制御システムを用いて、波エネルギー吸収装置としても適用できる。

従来技術・競合技術との比較

サスペンション船の開発は世の中に少ない。1990年代に日本の三菱重工社、2010年代に米国のVelodyne Marine社とオーストラリアのNauti-Craft 社がそれぞれサスペンション船の研究開発を行った。本技術では、小型船だけではなく、海上に浮かべる構造物やエネルギー吸収装置への適用でも可能である。

新技術の特徴

・サスペンション設計のバリエーションが多い
・小型化が可能である
・構造が簡単である

想定される用途

・より心地よく航行するプレジャーボートや作業船など
・低動揺を求める洋上風力発電設備やプラットフォームのアクセス船
・波エネルギー吸収装置

関連情報

・展示品あり

  • 11:30~11:55
  • 材料

4)天然資源アミノ酸を活用した発光材料の開発

大阪市立大学 大学院 理学研究科 物質分子系専攻 講師 舘 祥光

新技術の概要

天然資源の一つであるアミノ酸を合成原料として活用し、ポリヘテロ多環芳香族化合物の発光材料を製造することに成功した。この材料はジケトピペラジン骨格を有することから、環境負荷低減が期待され、多様なポリヘテロ多環芳香族化合物の合成と物性評価から、有機電子材料への応用も期待される。

従来技術・競合技術との比較

従来技術では、原料から困難な段階を含む多段階反応を経るが、本発明では天然資源アミノ酸を用いて、ヘテロ原子豊富な発光材料の合成を行うことを可能にした。また、ジケトピペラジン骨格の性質から、環境負荷低減も期待される。本技術により、多様性のある発光材料、さらに有機電子材料への応用が期待される。

新技術の特徴

・天然資源のアミノ酸が、安価に利用できる合成法である。
・ジケトピペラジンの類縁構造により、低環境負荷の化合物群を構築する。
・通常の合成反応を用いたπ拡張が可能であり、多様な有機電子材料が合成できる。

想定される用途

・OLED用有機発光材料、FET,FRETを利用した有機電子材料への利用
・耐熱発光性MOF材料への応用
・バイオマーカー、光イメージング材料への利用

関連情報

・サンプルあり

  • 13:00~13:25
  • 環境

5)液液スラグ流方式による抽出装置及び抽出方法

大阪府立大学 大学院 工学研究科 物質化学系 教授 武藤 明徳

http://www.chemeng.osakafu-u.ac.jp/group5/indexJ.html

新技術の概要

スラグ流を活用し、水相及び有機相のうち一方に含まれる対象成分を他方に短時間で効率よく移行させることができ、対象成分を移行させた後、水相と有機相とを連続的で迅速に分離することができる抽出装置に関する技術に関するものである。

従来技術・競合技術との比較

従来の液-液抽出法では、エマルション状態を形成するため、エマルジョン状態を解消し水溶液と有機溶液とを分離するのに長時間を必要とすると同時に、抽出装置が大型化するという問題があった。金属イオンの選択的濃縮回収、あるいは化成品のフロー合成において、生成物を濃縮分離あるいは副生成物の除去のための抽出分離・濃縮装置が求められていた。

新技術の特徴

・高速・連続的・コンパクトな抽出分離を可能とする
・流量比/スラグ流のスラグ長さを制御することにより,抽出操作がより実用的になる
・レアメタルなど金属イオンのリサイクルにおいて、対象金属イオンを100~1000倍に濃縮する事を可能とする

想定される用途

・自動車搭載用電池,排ガス対策触媒の金属成分のリサイクル
・レアメタルなど金属イオンのリサイクル
・医薬品,液晶,太陽電池,蓄電デバイスの電解液の製造,およびリサイクル

  • 13:30~13:55
  • 医療・福祉

6)双性イオン構造をもつ高分子ゲルを用いた組織透明化と病理診断への展開

大阪府立大学 大学院 工学研究科 応用化学分野 准教授 児島 千恵

http://www.chem.osakafu-u.ac.jp/ohka/ohka7/

新技術の概要

現在の病理診断では組織切片を作製して2次元的な解析がなされているが、組織を透明化できれば3次元的な解析が可能である。我々は、双性イオン構造をもつ高分子ゲルを用いることで、迅速に組織透明化を行うことができ、3次元蛍光イメージングによって可視化できる技術を開発した。

従来技術・競合技術との比較

既存の透明化技術によって脳などの組織が透明化されてきたが、透明化試薬を潅流固定時に投入する必要があった。本技術はホルマリン固定した組織に透明化試薬を作用させることで透明化することができ、従来技術では透明化が難しかったがん組織の透明化を1週間程度で実施することができた。

新技術の特徴

・様々な病理組織の透明化および3次元解析が可能
・従来技術では難しかったがん組織の透明化も可能
・生体膜に見られるリン脂質を模倣した高分子ゲルを利用

想定される用途

・病理切片の作製の補助用途(病変部の可視化により観察すべき切片を作製できる)
・がん免疫療法の効果予測
・人工知能による画像診断技術との融合による病理診断の自動化

  • 14:00~14:25
  • 材料

7)光触媒活性を示す新規なセラミックス材料

大阪市立大学 大学院 工学研究科 客員教授 横川 善之

新技術の概要

層状複水酸化物(LDH)は、一般的に塩化ビニルやポリオレフィンの安定剤や樹脂の難燃剤、水処理用イオン吸着剤、さらに塩基性触媒、制酸剤にも利用されるが、構成種のアニオンを変えることで、紫外線吸収性と高い光触媒分解活性指数を示す新規なZn-Al系LDHを開発した。

従来技術・競合技術との比較

従来の酸化物系光触媒は強い酸化力を示し、有機物系と比べ持続性がある一方で、樹脂の分解・劣化・退色を起こす恐れがある。新規なZn-Al系LDHは白色で、近紫外領域の光吸収を示し、高い光触媒分解活性指数を示す一方で、その制御も可能である。また可塑性に優れ、樹脂との練和が容易である。

新技術の特徴

・組成制御により、光触媒機能を発現できる
・光触媒分解活性指数の制御が可能
・汚染物質の吸着、分解

想定される用途

・防汚、防菌、防黴用材料
・対候性フィラー(樹脂、塗料等)
・介護・医療用衣類(セルフクリーニング)

関連情報

・サンプルあり 

  • 14:30~14:55
  • 医療・福祉

8)歩行能力を一つの加速度計からAIを用いFACで判定

大阪市立大学  大学院 工学研究科 電子情報系専攻 准教授 中島 重義

新技術の概要

高齢化社会で、脳卒中などで歩行に困難がある人も増えている。FACは歩行能力の臨床評価指標として開発され、広く使われている。従来では医師や理学療法士が対象者の歩行の様子から目視でFACを決定している。本技術は対象者の腰につけた一つの加速度計のデータから専門家が診断するFACをAIにより判定する。

従来技術・競合技術との比較

従来方法は、医療の専門家による観察による主観的な結果である。そのFACの値は、十数人の専門家の間でも開きがあり、専門家の平均を真の値として、その平均からの専門家各人の値を差とするRMSE(平均二乗平方根誤差)は0.55である。一方、本技術によるAIの交差検証の誤差は0.99であり、遜色ない。

新技術の特徴

・AIで自動化した。
・測定装置は1個の3軸加速度計だけでよく、加速度計で計測できるFAC以外の指標に応用できる。
・専門家に準ずる精度である。

想定される用途

・スマフォの加速度計を利用してスマフォアプリのかたちで使える
・患者が在宅で測った結果を遠隔診断で医師に報告することができる
・医療現場で、リハビリ専門家がいないときに使える。

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

大阪府立大学 学術研究支援部 URAセンター
TEL:072-254-9128
Mail:URA-center アットマークao.osakafu-u.ac.jp
URL:https://www.iao.osakafu-u.ac.jp/urahp/

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519 Fax:03-5214-8399

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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