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JST戦略的創造研究推進事業① 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2021年10月15日(金) 10:00~14:25

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構

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発表内容詳細

  • 10:00~10:25
  • 情報

1)高効率な産業のためのブロックチェーンハードウェア/ソフトウェアシステム

奈良先端科学技術大学院大学 情報科学領域 コンピュティング・アーキテクチャ研究室 助教 トラン ティ ホン

http://arch.naist.jp/

新技術の概要

本発表では新たな技術2つを説明します。1つ目は、ブロックチェーンネットワークを保護するBlockchain Accelerator(BCA)のハードウェアアーキテクチャです。BCAはmultiple local memory structure、とDouble-processing element (D-PE) architecture、と Nonce Auto Update (NAU)の3つの技術を採用して高速低消費電力で実現できます。2つ目は、ブロックチェーン技術を応用して社会の問題を解決する3層からなる Fake-Kick-out技術です。本技術を応用して本物の製品を偽物から保護できます。

従来技術・競合技術との比較

BCAは、Intel CPU i9 およびNVIDIA GPU RTX 3070よりもそれぞれ32.7倍、1.74倍高速にビットコインのマイニング計算を実行できます。 更に、BCAの電力効率は、CPU i9およびGPU RTX 3070の電力効率よりもそれぞれ約2428倍、162倍優れています。
また、3層の fake-kick-out技術は、特別なQRラベルの大量生産のコストを節約するのに役立ちます。

新技術の特徴

・NVIDIA Tesla V100と比較してEDP比30,000倍の低消費電力化
・ブロックチェーンのハッシュ計算向けにパイプライン化されたALUを持ち高速化を実現
・新たなFake-Kick-out技術により原産性や真正性を高コストの特別なQRコードを使用しなくても簡単かつ迅速に追跡することができる

想定される用途

・超低消費電力BlockChainゲートウェイデバイスの実現
・医薬品偽造防止システム
・Covid-19ワクチンとVaccine Passportなどの管理システム

関連情報

・デモあり

  • 10:30~10:55
  • デバイス・装置

2)光導波路を用いた集積可能な光磁気記録デバイス

東京工業大学 科学技術創成研究院 未来産業技術研究所 准教授 庄司 雄哉

http://mizumoto-www.pe.titech.ac.jp/

新技術の概要

シリコンフォトニクスを用いた小型で高集積が可能な光回路をベースとして、磁気光学材料や軟磁性体を再生層・記録層として形成した光導波路型の光磁気記録デバイスを紹介する。

従来技術・競合技術との比較

光信号を磁化情報として記録し、その磁化情報を光で読み出す光磁気記録デバイスはかつてMOディスクとして普及した。同様の手法を、レンズなどの空間光学系を用いず光導波路で実現する、集積可能な新しい光磁気記録デバイスである。

新技術の特徴

・光による磁化制御
・磁化による光制御
・光集積回路

想定される用途

・光メモリ
・光スイッチ
・スピンデバイス

  • 11:00~11:25
  • デバイス・装置

3)広範囲触覚と触感制御を備えるロボット技術の紹介

北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 准教授 ホ アンバン

http://www.jaist.ac.jp/ms/labs/vanho/index.html

新技術の概要

今後、ロボットはこれまで以上に社会の中に置かれ、周囲の人や環境と共存することが求められる。その時、人との調和に不可欠な安全性と安心感を実現するために、ロボット自身が広範囲の触覚を持ち、周囲には制御された触感を提供できる新技術を提案する。

従来技術・競合技術との比較

人間とロボットの相互作用(pHRI)において、触覚を備えた大規模センサースキンが開発されたが、データ取得と処理は複雑であり、望ましくない衝突への応答が遅くなる可能性がある。本研究はシンプルな構成で、ロボットの接触動作・状況などを検知することを可能としており、信頼性を持つpHRIの実装方法となり得る。

新技術の特徴

・触覚センシング技術による安全なロボット制御の提案
・圧力センサを用いずに、広範囲の触覚の一括取得を実現
・柔軟性を制御することで、触り心地の良い肌(スキン)を実現

想定される用途

・協働ロボット
・介護支援ロボット
・知育おもちゃ

関連情報

・サンプルあり
・デモあり

  • 11:30~11:55
  • アグリ・バイオ

4)ドローンとAIで森林を観測する:コストパフォーマンスを高める新技術・新発想

京都大学 フィールド科学教育研究センター 森林育成学分野 准教授 伊勢 武史 https://reconnect.kyoto-u.ac.jp/

https://reconnect.kyoto-u.ac.jp/

新技術の概要

ドローンとAIを活用して森林を構成する樹木の樹種・サイズ・密度・材積(木材量)を推定するサービスを創出する。森林の見える化によって森の資産を可視化でき、ユーザーは需要に応じたタイムリーな出荷や未来を見据えた経営で「もうかる林業」を実現する。森林調査のコストを圧倒的に引き下げ、情報科学技術の恩恵で森林産業を革新する。

従来技術・競合技術との比較

従来技術による森林観測は、多大なマンパワーに依存したり、特殊で高価な機材を必要とするものであった。この新技術は2件の特許出願中の知財をベースにAIを駆使することで、手軽に取得できるデータから高精度の情報抽出を可能にするものである。本技術により、他社がトライしていても実現できていないAIの実用化が達成されつつある。

新技術の特徴

・従来技術と比較して圧倒的なコスパを発揮
・ユーザーがセルフサービスで使えるソリューションを提供
・森林の利用・管理・保全をトータルでサポート

想定される用途

・伐採前に森林の現状を的確に把握することで「もうかる林業」を実現
・生物多様性の保全など環境問題への配慮やエコツーリズムにも貢献
・森林の炭素蓄積量を推定し、排出権取引ビジネスにも貢献

  • 13:00~13:25
  • 情報

5)議論構造化手法とその応用

京都大学 情報学研究科 社会情報学専攻 教授 伊藤 孝行

http://www.agent.soc.i.kyoto-u.ac.jp/

新技術の概要

本手法では、オンラインでのテキストの議論を自動的にグラフ構造化できる。これにより、自動ファシリテーションやまとめ技術などの大規模合意形成支援システムに応用できる

従来技術・競合技術との比較

オンラインなどでの議論について、主にアイデアを生成する事に主眼に置いた群衆のアイデアの集約や質問応答を支援するシステムが知られていたが、議論の整理や進行は適さなかった。本手法では、IBIS(Issue-based Information System)という議論構造に特化することにより、一般的な構造化と比較して高い精度で複数のアイデア、評価、および課題を抽出してグラフ化することにより、議論の整理または進行を支援する技術を提供する。

新技術の特徴

・テキスト議論を自動的にグラフ構造にできる
・議論を自動的にまとめられる
・IBISという広く使われる議論構造を用いている

想定される用途

・議論の自動まとめが可能
・議論の自動ファシリテーションが可能
・テキストだけでなく、対面議論も応用の可能性がある

関連情報

・デモあり

  • 13:30~13:55
  • 創薬

6)マクロ環多様化による中分子アルカロイド創薬新技術

東京大学 大学院理学系研究科 化学専攻 教授 大栗 博毅

http://natural.chem.s.u-tokyo.ac.jp/index.html

新技術の概要

悪性軟部腫瘍治療薬ヨンデリスのマクロ環を多様化し、アルカロイド型新規骨格を自在に迅速合成する中分子創薬プラットフォーム。核酸を可逆的にアルキル化し、核内タンパク質の機能を制御できる中分子を系統的に創製する新技術。既存の中分子薬よりも優れた制ガン活性発現、作用標的・機構を合理的に設計・最適化できる革新的創薬手法

従来技術・競合技術との比較

ヨンデリスの構造を一部改変したゼプゼルカは、小細胞肺がんの治療薬として昨年認可された。これら既往の中分子薬は合成に24工程を要し、10員環骨格の改変は手付かずであった。本技術では、合成の大幅な短工程化 (<10工程)と自在な骨格多様化を実現し、14−17員環を有するアルカロイド型中分子創薬リード群の創製に成功した。

新技術の特徴

・中分子創薬リード創製・最適化を現実的なコストと労力で実現できる創薬プラットフォーム
・核酸(DNA/RNA)を可逆的にアルキル化できる中分子群ライブラリー
・核酸・中分子アルカロイド・核内タンパク質の三成分複合体形成による細胞機能制御

想定される用途

・強力な殺細胞活性を有するペイロードとして抗体と連結した抗体−薬剤複合体による抗腫瘍薬モダリティの開発
・中分子アルカロイド・核酸二成分複合体を駆使した核内タンパク質の機能制御
・転写異常による疾患の治療薬

  • 14:00~14:25
  • 創薬

7)改良型オーキシンデグロンAID2法による迅速なタンパク質分解除去

情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 遺伝システム研究系 分子細胞工学研究室 教授 鐘巻 将人

http://kanemaki-lab.sakura.ne.jp/jpn/

新技術の概要

発表者は、植物が持つタンパク質分解経路を移植することにより、オーキシン依存的にタンパク質分解を誘導するAID法を確立した。近年、本システムに改良を加えることにより、従来よりも超低濃度のリガンドでよりシャープな分解除去を可能にするAID2の開発に成功した。これにより、酵母や培養細胞のみならずマウス個体におけるタンパク質分解制御が可能になった。

従来技術・競合技術との比較

AID2は従来法に比べて、およそ1/1000濃度のリガンドで作用し、非特異的分解も抑制されており、さらに従来不可能であったマウス個体における利用も可能になった。近年、プロテインノックダウンと呼ばれるタンパク質分解を誘導する化合物が新創薬として注目を集めている。AID2はプロテインノックダウン装薬の開発に役立つだろう。

新技術の特徴

・よりシャープかつ迅速な分解誘導を超低濃度の新リガンドにより誘導
・細胞のみならず、マウス個体に応用可能
・全ての真核生物に応用可能

想定される用途

・タンパク質分解創薬開発
・細胞及びマウス個体におけるタンパク質機能解析
・疾患モデル動物作成

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Mail:crest アットマークjst.go.jp
URL:https://www.jst.go.jp/kisoken/crest/

科学技術振興機構 戦略研究推進部(さきがけ)
TEL:03-3512-3525 
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URL:http://www.jst.go.jp/kisoken/presto/

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