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京都工芸繊維大学 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2022年09月01日(木) 10:00~11:55

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、京都工芸繊維大学

発表内容詳細

  • 10:00~10:25
  • 機械

1)外乱への柔軟な適応性を有するシンプルな2次元脚移動機構

発表資料 プレゼン動画

京都工芸繊維大学 機械工学系 教授 増田 新

https://www.masuda-lab.org/

新技術の概要

リンク機構と足先の付着離脱のパターン切替により、アクチュエータを1軸のみ使用した簡単な構造ながら、2次元面上での自在な移動を可能とした新しい脚移動機構を開発した。さらにアクチュエータを自励振動させることにより、路面状況の変化や負荷の変動にも特別な制御なく適応できるロバストな移動機構を実現した。

従来技術・競合技術との比較

駆動軸が1軸のみのシンプルな機構であるため、前後移動および旋回を可能とする脚移動機構でありながら、従来技術に比べて低コストかつ小型化が容易である。さらにリミットサイクル歩行方式を採用することにより、センシングや複雑な制御なしに負荷変動や環境外乱への柔軟な適応性を持たせることに成功している。

新技術の特徴

・1軸のみの駆動で2次元移動(前後移動および旋回)を可能にしている点
・機構がシンプルであり低コストかつ小型化が容易である点
・センシングや複雑な制御なしに負荷変動や環境外乱に適応した動作を自動的に取れる点

想定される用途

・鋼構造に吸着して移動する小型検査ロボット
・建物外壁に吸着して移動する清掃ロボット・検査ロボット
・車輪に代わる2次元移動機構

関連情報

・デモあり
・展示品あり

  • 10:30~10:55
  • 材料

2)医療・食品用途を指向した機械解繊フィブロインナノファイバー複合材料の開発

発表資料 プレゼン動画

京都工芸繊維大学 繊維学系 准教授 岡久 陽子

https://yokookahisa.wixsite.com/yoko-okahisa

新技術の概要

水のみを用いた機械解繊により製造したフィブロインナノファイバーは従来のフィブロイン材料よりも高強度、高耐熱性を示す。また、水分散液として得られるため他の親水性高分子と容易に複合化が可能であり、キトサンやゼラチンといった生体材料の補強用繊維として有効である。

従来技術・競合技術との比較

従来は、フィブロインを補強用材料として加工するために毒性の高い薬品や長時間の透析が必要であったのに対し、本技術では水のみを用いた処理で補強用繊維として利用できる。また、ナノファイバー化および複合化の際に、フィブロインが溶解過程を経ないことから天然繊維の結晶形態を維持しており、複合材料の性能が向上する。

新技術の特徴

・水のみを用いた機械処理で製造されたシルクフィブロインナノファイバーの補強用材料としての利用
・生体親和性の高い、高強度湿潤ゲルおよびフィルムの創製
・キトサンやゼラチン等、親水性高分子材料の高強度化と耐熱性向上

想定される用途

・創傷被覆材等の医療用ゲル・フィルム
・食品、化粧品用ゲル・フィルム
・3次元構造を有する細胞培養足場材料

関連情報

・サンプルあり

  • 11:00~11:25
  • 材料

3)アミノ酸と糖を用いた染毛および染色法

発表資料 プレゼン動画

京都工芸繊維大学 繊維学系 准教授 安永 秀計

新技術の概要

アミノ酸と糖を用いて毛髪を染色する技術である。可食性のアミノ酸と糖を原料とすることによって、より安全性が高く、原料が持続的に得られる染色法を目指している。染色条件に応じて毛髪の染色性を制御でき、堅ろう性も高い。

従来技術・競合技術との比較

従来の技術(酸化染毛剤)では、薬剤や染色中に発生する発がん性の副成物などによって人体に有害な影響を与える場合があり、毛髪を損傷させ、空気や排水系を汚染し、原料枯渇の恐れがある。これに対し、本技術は毛髪・人体・環境への負荷は小さく、原料も持続的に得られる。ただし、現時点では得られる色の範囲は小さい。

新技術の特徴

・より高い安全性
・環境低負荷
・原料が持続的に得られる

想定される用途

・毛髪の染色
・羊毛等の獣毛繊維の染色
・材料の染色加工

  • 11:30~11:55
  • アグリ・バイオ

4)"菌体外"にスペルミジンを排出する乳酸菌株

発表資料 プレゼン動画

京都工芸繊維大学 応用生物学系 教授 鈴木 秀之

http://www.cis.kit.ac.jp/~hideyuki/bisei/index.html

新技術の概要

松ヶ崎に伝わる菜の花漬から単離した乳酸菌は、胃酸に耐えて腸に届く芽胞を形成する。さらに、嫌気条件下で培養したところ、自ら生合成したスペルミジンを菌体外に排出する優れた性質を持つことが明らかとなった。

従来技術・競合技術との比較

ポリアミンの一つであるスペルミジンが健康寿命伸長に有効であるという報告が相次いでいる。京都松ヶ崎に伝わる菜の花漬から単離した乳酸菌は、胃酸耐えて腸に届く芽胞を形成し、嫌気条件下において、自ら生合成したスペルミジンを菌体外に排出する優れた性質を持つことから、プロバイオティクスとしての利用が期待される。

新技術の特徴

・植物性の食品から単離した乳酸菌である
・乳酸菌の中でも例外的に芽胞を形成する乳酸菌である
・嫌気条件下で、自ら生合成したスペルミジンを菌体外に排出する

想定される用途

・プロバイオティクス
・細菌によるスペルミジンの発酵生産
・精製したスペルミジンの化粧品などへの添加

関連情報

・サンプルあり

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

京都工芸繊維大学 研究推進・産学連携課
TEL:075-724-7039
Mail:chizai アットマークkit.ac.jp
URL:https://www.liaison.kit.ac.jp/index.php

新技術説明会について

〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519 Fax:03-5214-8399

Mail:scettアットマークjst.go.jp

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