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物質・材料研究機構 新技術説明会【オンライン開催】

日時:2022年06月16日(木) 13:30~15:55

会場:オンライン開催

参加費:無料

主催:科学技術振興機構、物質・材料研究機構

発表内容詳細

  • 13:30~13:55
  • エネルギー

1)マグネシウム金属負極蓄電池用高性能電解質及び負極材

発表資料

物質・材料研究機構 エネルギー・環境材料研究拠点 二次電池材料グループ 主任研究員 万代 俊彦

https://samurai.nims.go.jp/profiles/mandai_toshihiko

新技術の概要

マグネシウム金属負極の酸化還元反応に対して極めて優れた活性を発現し、さらに高い合成再現性を備えるホウ素系マグネシウム電解質の製法を開発した。また電気化学的活性に優れるマグネシウム合金負極材の開発にも成功し、高性能マグネシウム金属負極蓄電池の実現に近づいた。

従来技術・競合技術との比較

安価なマグネシウム源およびホウ素源を用いたトランスメタル化により、水素化ホウ素マグネシウムを用いた従来法に比して材料コストを大幅に削減。マグネシウム電解質塩の簡便な精製法を適用することで、電解質溶液(電解液)の活性化過程を不要とする。負極材としてはAZ31などの合金材が挙げられるが、反応不均一性が高い。

新技術の特徴

・マグネシウム金属の高効率な溶解析出を可能とする電解液-負極
・溶媒和相互作用に着目した溶媒洗浄による簡便な電解質塩精製法
・冶金学的手法によりマグネシウム金属組織構造を精密制御

想定される用途

・定置用蓄電池
・ポータブルデバイス用蓄電池
・マグネシウム金属メッキ

関連情報

・サンプルあり

  • 14:00~14:25
  • 計測

2)柔軟モノリス型マクロ多孔体「マシュマロゲル」の内部散乱を利用した光学式触覚センサー

発表資料

物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 独立研究者 早瀬 元

https://samurai.nims.go.jp/profiles/hayase_gen

新技術の概要

サブから単マイクロメートル径の連続骨格構造をもつモノリス型多孔体内部ではミー散乱(多重散乱)が生じる。バルク体の圧縮により骨格密度が高まると散乱光強度が減衰するため、この変化をとらえることで物体の接触を検知することができる。

従来技術・競合技術との比較

柔軟な多孔体を用いたセンサーとしては、プラスチックフォームなど構造の粗い材料において透過率や内部骨格からの反射を利用したものが考案・実用化されている。多重散乱を利用したセンサーでは材料設計により従来より薄型でも利用可能になる他、接触部のクッション性・触感向上など付加価値を付与できる。

新技術の特徴

・単純な部品構成
・材料技術によるセンサーへの機能付加

想定される用途

・ロボット用途
・医療・看護用途

関連情報

・サンプルあり
・デモあり

  • 14:30~14:55
  • 材料

3)水や油を滑落させる撥液性塗料の開発

発表資料

物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 独立研究者 天神林 瑞樹

https://samurai.nims.go.jp/profiles/tenjimbayashi_mizuki

新技術の概要

本発表では、水・油・溶剤・フッ素系ポリマーなどの液滴を極めて低い傾斜角で滑落させるようなコーティングを形成する塗料を紹介する。この塗料は塗布基材を選ばず、キャスト、浸漬、スプレーのいずれかで製膜可能である。コーティングは、透明性や自己修復性を併せ持つ。

従来技術・競合技術との比較

2000年頃水を転落させる超撥水表面が注目を集め、超撥水塗料が商品化され普及した。そして2011年に次世代撥水技術としてあらゆる液体を滑落させるSLIPS(潤滑油含浸多孔質表面)がHarvardのグループにより報告された。SLIPSは従来多段階の作製過程が必要であったが、本技術ではSLIPSを様々な基材に製膜可能な塗料を開発した。

新技術の特徴

・優れた撥水・撥油性
・基材を選ばない湿式塗装法
・透明性・自己修復性の両立

想定される用途

・窓ガラスの撥水化
・容器の内壁への塗装
・医療機器の汚れ防止

  • 15:00~15:25
  • 医療・福祉

4)術後合併症を予防するホットメルト組織接着剤の開発

発表資料

物質・材料研究機構 機能性材料研究拠点  ポリマー・バイオ分野 バイオポリマーグループ 主任研究員 西口 昭広

https://www.nims.go.jp/group/polymeric_biomaterials/

新技術の概要

手術後の合併症(癒着や出血、炎症、感染など)は、臨床上大きな課題です。本研究では、温めて塗るだけで術後合併症を予防する医療用接着剤(ホットメルト組織接着剤)を開発しました。この新しい接着剤は、操作性、組織接着性、生体適合性、合併症の予防効果が高く、医療材料として優れた特徴を併せ持っています。

従来技術・競合技術との比較

フィブリンや合成高分子からなる2液混合型の組織接着剤は、組織接着性が低いことや炎症反応を誘起するリスクがあることが課題でした。また、2液混合型はデバイスのハンドリングが煩雑です。本発明は、組織接着性・生体適合性・操作性に優れており、これまでの課題を解決すると期待されます。

新技術の特徴

・生体組織に対する優れた接着性
・プレフィルドかつ1液型であり、ハンドリングが容易
・優れた生体適合性・生分解性によって組織再生を促進

想定される用途

・癒着防止材や止血剤、創傷被覆材などの医療機器
・医薬品との複合化によるドラッグデリバリー担体
・再生医療用スキャフォールド

関連情報

・サンプルあり

  • 15:30~15:55
  • 医療・福祉

5)生体組織接着性ポルフィリンを用いた組織マーキングと光線力学療法への応用

発表資料

物質・材料研究機構 機能性材料研究拠点 ポリマー・バイオ分野 生体組織再生材料グループ 主任研究員 吉冨 徹

https://www.nims.go.jp/group/tissue-regeneration-materials/index.html

新技術の概要

組織に注射すると長期間接着するポルフィリンを開発した。この組織接着性ポルフィリンは、組織マーキング剤として機能するだけでなく、光線力学療法においても、副作用と回避し、高い治療効果を発揮する。

従来技術・競合技術との比較

現在、医療現場では、組織マーキング剤として主に点墨が用いられているが、きれいに局所注射できなかった場合、墨が組織に広がってしまい、組織が観察しにくくなるといった大きな問題を有していた。また低分子ポルフィリンを用いた光線力学療法は、低分子化合物の急速な拡散により、効果が極めて低いことが問題であった。本研究で開発した組織接着性ポルフィリンは、これらの問題を解決し、優れた組織マーキング剤、および光増感剤として機能する。

新技術の特徴

・組織に長期接着する新規ポルフィリン化合物。1週間程度組織に残存し、紫外LEDライトで照らすと、明瞭な赤色蛍光を発する
・組織に投与後、皮下には拡散しないため、光線過敏症を回避する
・約630nmの赤色レーザーを照射すると大量の活性酸素を産生し、がん組織を殺傷する

想定される用途

・組織マーキング剤
・光線力学療法用光増感剤

お問い合わせ

連携・ライセンスについて

物質・材料研究機構 外部連携部門 企業連携室
TEL:029-859-2600
Mail:technology-transferアットマークnims.go.jp
URL:https://technology-transfer.nims.go.jp/

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〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町

TEL:03-5214-7519 Fax:03-5214-8399

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